FXニュース:日年内利上げの可能性
2026年6月04日
東西FXニュース – 2026年06月04日
文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
- 中東情勢不透明感続く
- 米ISM非製造業上振れ
- 原油と米長期金利上昇
- 米主要株価三指数下落
- 米声明以レバノン停戦
- イスラエル軍は引かず
- 日経平均株価大幅下落
今日2026年6月4日木曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の安値でドルの高値の159円99銭付近から、円の高値でドルの安値の159円60銭付近の値幅約39銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は159円92銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の159円70銭付近の前東京終値比で約22銭の円安ドル高であった。
今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、昨夜17時30分頃からの日本銀行 (BoJ / Bank of Japan) の植田和男総裁がきさらぎ会における講演の「最近の経済・物価情勢と金融政策運営」で、中東情勢の影響による原油高に警戒感を示し、「供給ショックが景気に及ぼす影響や、原油価格上昇が他の財・サービス、ひいては基調的な物価上昇率に及ぼす影響などを踏まえ、経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検していく」とし、「今後、中東情勢を巡る緊張が次第に和らぎ、緩やかな経済成長のもとで、基調的な物価上昇率が2%に向けて徐々に上昇していくという中心的な見通しが実現する確度が高まっていくと判断できれば、これまでと同様、適切なペースで政策金利を引き上げていく」と述べたが、「仮に不透明な状況が続くとしても、経済の下振れリスクに比べ物価の上振れリスクが高まると判断される場合には、それが経済や金融市場に悪影響を及ぼすことを防ぎ、2%の『物価安定の目標』を持続的・安定的に実現していく観点から、利上げの是非についてしっかりと議論する必要がある」と日銀の利上げ予想を高めるタカ派寄りの発言をしたため、昨夜17時31分頃の対ドル円相場は一時159円37銭付近と、昨日の日通しの円の高値でドルの安値を記録した。
しかし、中東情勢を巡る米国とイランの交渉停滞懸念や不透明感が続く中で、米国軍とイラン軍の攻撃のニュースなどがあったことへの市場警戒感があり、この時間のコモディティ (Commodity / 商品先物) 市場では、米国WTI (West Texas Intermediate / ウエスト・テキサス・インターミディエート) 原油先物が一時1バレル96ドル台に上昇しており、昨夜19時頃の一時1バレル97ドル付近に向けていたことでは、原油高に連れて世界的に流動性が高い基軸通貨で原油などのコモディティの主要取引通貨でもあるドルに「有事のドル買い」が主要通貨に対して起きていたため、外貨影響の波及もあって昨夜18時30分頃にはドルは円相場で一時159円88銭付近に反発した。
世界的な主要原油輸送ルートのホルムズ海峡の即時開放期待感が後退した供給警戒の原油先高観に連れて、時間外の米国債券取引でエネルギー・インフレ圧に警戒した米国政策金利の先高観から米国10年債券の利回りが指標となる米国長期金利も昨夜18時58分頃には一時4.490%付近に上昇していたが、英国ロイター通信 (Reuters) などが、前日までにホルムズ海峡封鎖中の貨物の代替輸送ルートとして企業などがカタールの首都ドーハからサウジアラビア北西部のネオム港を経由して迂回輸送する陸海両用ルートなども検証していると報じていた影響などもあり、全体的な供給可能量は減るもののエネルギー輸送に複数の代替ルートの可能性が考えられているなどでは、交渉期待感も燻る中で、昨夜20時台に米国WTI原油先物が一時1バレル95ドル台に上昇幅を縮小し、世界的な安全資産でもある米国債買いが最新米国重要経済指標の発表イベントを控えた米国市場に向けて入ったこともあり、米国債券価格上昇時の利回り低下で昨夜20時52分頃に米国長期金利が一時4.480%付近に上昇幅を縮小したため、債券利回りを受けた金利差トレードの影響のあった昨夜20時52分頃にはドルは円相場で一時159円80銭付近に上昇幅を縮小していた。
その影響から、欧州市場と英国ロンドン外国為替市場の後半にあたる昨夜21時頃から時差で始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時159円84銭付近で、米国WTI原油先物がまだ一時1バレル95.96ドル付近と95ドル台で米国長期金利も一時4.487%付近とまだ4.48%台だった昨夜21時15分頃には、最新米国重要経済指標の発表直前のイベントリスク警戒感もあったドルは円相場で一時159円81銭付近と、同米国市場における円の高値でドルの安値を記録した。
しかし、その昨夜21時15分頃に発表された米国雇用関連の最新米国重要経済指標の5月米国ADP (Automatic Data Processing / オートマチック・データ・プロセッシング社) 雇用統計は、前月比が前回10.9万人は前回10.5万人に下方修正された一方で、今回分は市場予想の12.0万人を上回る12.2万人と前回と市場予想を上回ったことでは、すぐにドルの買い戻しが入り始めたほか、中東情勢の先行き不透明感の影響もあり、昨夜21時15分頃の1分間の値動きの中で米国WTI原油先物が一時1バレル96.11ドル付近と再び96ドル台に反発し、米国WTI原油先物が昨夜21時35分頃の一時1バレル96.51ドル付近の96ドル台後半に向けた再上昇を見せたエネルギー・インフレ圧を受けて、堅調な米国雇用市場を受けた米国政策金利の先高観の影響もあって、発表後の米国長期金利も昨夜21時40分頃に一時4.499%付近に向けて4.49%台に上昇していたため、昨夜21時38分頃にはドルは円相場で一時159円93銭付近に反発したほか、昨夜22時26分頃には一時159円96銭付近と上昇を続けていた。
昨夜22時30分頃には米国ニューヨーク株式市場が始まったが、エネルギー・コストや金利先高観への警戒感などを受けて、前日には続伸していた米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) と米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) と米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) が揃ってマイナス圏から始まり、昨夜22時45分に発表された最新米国経済指標の5月米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 改定値が前回速報値の50.9と市場予想の51.0を下回る50.7に下方修正され、5月米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回速報値と市場予想の51.7以下の51.5とやや弱く、米国主要株価三指数が下落幅の拡大を始めたことでは、米国主要株価三指数下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) で安全資産の米国債の買い戻しが入ったほか、米国WTI原油先物も一時1バレル94ドル台に下押しした影響などもあり、世界的に流動性が高い基軸通貨で安全資産でもあるドル買いの一方でドルの上値をやや抑えた瞬間もあったが、5月米国PMI改定値はいずれも景気ボーダーラインの50を超え続けている好景気寄りであったことでは抵抗は限定的で昨夜22時53分頃のドルは円相場で一時159円98.5銭付近に上昇していた。
昨夜23時の米国市場では、米国景気関連の最新米国重要経済指標の発表もあり、5月米国ISM (Institute for Supply Management / 全米サプライマネジメント協会) 非製造業景況指数は総合が前回の53.6と市場予想の53.8を上回る54.5に上振れし、同時発表の4月米国製造業新規受注の前月比も前回の1.5%と市場予想の4.6%以上の4.8%に上昇したため、米国景気要因のインフレ圧が意識されたほか、この時間から市場安値後の米国WTI原油先物も一時1バレル94ドル台までで下げ止まり反発を始めた影響や、中東情勢警戒の米国主要株価下落時のリスク回避のリスクオフで世界的な安全資産の米国債買いの一方で、リスク市場に弱い欧州ユーロと英国ポンドや豪ドル売りで世界的に流動性が高い安全資産でもあるドルが買われた外貨影響の対ドル円相場への波及などもあり、ドル円には日本政府と日銀の為替介入への警戒感が燻るものの、昨夜23時19分頃にドルは円相場で一時160円0.2銭付近と、160円台に上昇した。
ドルが円相場で一時160円台に上抜けたことでは、昨日の夕方に日本政府の高市早苗首相も円安牽制の口先介入発言をしていた影響もあり、為替介入への警戒感からドルは円相場で上昇幅を一時縮小したが、イランがクウェートの空港など民間施設を攻撃したなどの中東情勢のニュース続報を受けた警戒感があった影響などもあり、主要通貨全般に対する「有事のドル買い」の影響が燻る中で、米国WTI原油先物が一時1バレル95ドル台から96ドル台に上昇し、ドルも円相場でエネルギー・インフレ圧と金利先高観を受けた米国長期金利が深夜24時47分頃に一時4.505%付近と4.5%台に上昇していた日米金利差を受けて再び一時160円台に向けており、深夜24時57分頃に一時160円0.3銭付近に上昇したほか、午前1時17分頃に米国長期金利が再び一時4.505%付近に上昇するなど4.5%台の高止まりを見せると、午前1時19分頃にはドルも円相場で一時160円5銭付近に上昇した。
160円台の為替介入警戒感による一時抵抗があったものの、米国WTI原油先物が一時1バレル96ドル台で高止まりしていた午前2時47分頃にも、原油先物に連れやすいドルは円相場で一時160円5銭付近に上昇しており、午前3時に米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が米国地区連銀経済報告のベージュブック (Beige book) を公式公開すると、「12区の連邦準備区のうち、10区では経済活動が緩やかから中程度のペースで増加した一方、1区ではわずかな減少、1区では変化なしと報告」された景気要因のインフレ圧に加えて、「燃料費の高騰」や「コスト圧力が強まった」などの記述もあったことから、米国インフレの抑制のための次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の米国政策金利据え置き予想が優勢で、今年年内の米国利上げ予想も一部で意識されていたこともあり、午前3時35分頃に米国WTI原油先物が一時1バレル96.58ドル付近と96ドル台後半に上昇した影響などもあり、午前3時35分頃のドルは円相場で一時160円6銭付近に上昇した。
米国主要株価三指数が揃って安値の終値をつけた影響もあり、中東情勢の不透明感の中で世界的に流動性が高い基軸通貨で安全資産でもあるドル買いの影響があったことから、米国市場終盤のドルの買い戻しの影響もあって、午前5時51〜59分頃にかけてドルは円相場で一時160円9銭付近の高止まりを続け、為替介入への警戒感からは上抜けはしなかったが、外貨影響の波及などもあって、午前5時58分頃の一時160円9.4銭付近が同米国市場における円の安値でドルの高値となった。
このため、昨夜21時頃から今朝6時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の159円81銭付近から、円の安値でドルの高値の160円9銭付近の値幅約28銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は160円7銭付近と、前営業日同時刻の159円91銭付近の前ニューヨーク終値比で約16銭の円安ドル高をつけていた。
今朝早朝のオセアニア市場では、今朝6時47分と6時58〜59分頃にかけてドルは円相場で一時160円1銭付近に上昇幅を縮小していたが、今朝7時から時間外の米国WTI原油先物の取引が再開すると、上昇幅を縮小しても一時1バレル95ドル台後半から下げ渋って始まったことでは今朝7時3分頃のドルは円相場で一時160円8銭付近に反発した。
ただし、今朝7時半過ぎには、米国国務省が声明で、「イスラエルとレバノンが米国主導の外交交渉を経て、停戦協定の完全な履行・実施に合意した」と発表したニュースの影響を受けて、米国とイランとの交渉再開への市場期待感が高まったことでは、今朝7時34分頃の米国WTI原油先物が一時1バレル95.00ドル付近に瞬時に下押しし、反発後にも今朝7時57分頃に一時1バレル95.09ドル付近に再度下押しすると、原油に連れやすいドルも円相場で今朝7時57分頃に一時159円84銭付近に下押しした。
しかし、米国国務省の発表の一方で、イスラエルとレバノンやイランの動向には不確実性があることでは、市場では以前の停戦発表後にも実際は継続していた戦闘先行きの様子見と警戒感も燻り、今朝8時15分に米国WTI原油先物が一時1バレル95.43ドル付近に反発したほか、今朝8時19〜20分頃には一時95.49ドル付近と先高観が続いたことでは、今朝8時15分と31分頃にドルも円相場で一時159円98銭付近に反発していた。
続いて、今朝9時頃から始まった今日の日本東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時159円95銭付近であった。
日本市場でも、今朝9時29分頃に一時1バレル95.78ドル付近と95ドル台後半に上昇後の米国WTI原油先物が今朝10時台に一時1バレル94ドル台後半に上昇幅を縮小した影響ではドルも円相場で今朝10時49分頃に一時159円87銭付近と上昇幅を縮小したが、米国とイランの交渉停滞観測と、イスラエル政府のイスラエル・カッツ国防大臣が、米国の提案によるイスラエルとイランの全面停戦の声明の発表後に、「イスラエル軍は当面の間はレバノンでの作戦を継続し、レバノンから撤退しない」と発言したことなどへの市場警戒感があり、正午12時13分頃に一時1バレル94.76ドル付近まで下押ししていた米国WTI原油先物が正午12時45分頃の一時1バレル95.52ドル付近と95ドル台後半に向けて反発したため、連れてドルも円相場で正午12時43分頃には一時159円99銭付近に上昇し、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録したほか、午後13時26分頃にもドルは円相場で一時159円99.4銭付近にやや上抜けた約159円99銭付近の今日の日本市場の円の安値でドルの高値を再記録した。
しかし、日本市場では、160円台手前付近で日本政府と日銀の為替介入警戒感が高まり、160円台に上抜け前に早期の利益確定と持ち高調整のドル売りによる円の買い戻しが入り始めたことに加えて、この時間には米国ブルームバーグ (Bloomberg) ニュースが、「日銀は今月の金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き上げ、1.0%とする方向で検討する。物価の上振れリスクが意識される中、年内に追加利上げの可能性もあるという。複数の関係者への取材で分かった」と報じたことが話題になった影響もあり、昨夜の日銀の植田和男総裁のタカ派発言でも意識された追加利上げ予想の影響による円買いが入ったため、午後13時34分頃にドルは円相場で一時159円59.6銭付近と約159円60銭付近に反落し、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。
また、米国とイランの交渉停滞など中東情勢の不透明感の影響や下げても限定的だった根強い原油高のコストなどへの警戒感もあった今日の東京株式市場では、今日の日経平均株価が前日の史上高値後の利益確定や持ち高調整の影響もあってマイナス圏から始まり、午前の部が安値引けし、金利警戒感も加わったことで午後の部も戻りが鈍く前日比で大幅安の推移となっており、日経平均株価下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) による国内第一安全資産の低リスク通貨の円の買い戻しも混ざっていたが、午前の部でのより大幅な下落幅は午後にやや縮小していたことでは、米国WTI原油先物が午後14時28分頃に一時95.61ドル付近と95ドル台後半の上昇幅を拡大し、エンルギー・インフレ圧などを受けた米国長期金利も午後14時24分頃に一時4.497%付近に再上昇していたため、午後14時25分頃にはドルは円相場で一時159円93銭付近に反発していた。
午後15時30分頃には、今日の日経平均株価はマイナス圏の推移のまま6万7470円69銭の終値をつけて前日比931円44銭安の−1.36%の大幅安で大引けした。
午後からの欧州市場と夕方からの英国ロンドン外国為替市場でも為替介入警戒感と日銀の利上げの可能性が意識されたことはドルの円相場での上値を抑えたが、中東情勢の長期化への警戒感では「有事のドル買い」の影響もあり、前東京終値比で円安ドル高の東京終値に向けていた。
このため、今日17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は159円92銭付近で、昨日17時の159円70銭付近の前東京終値比で約22銭の円安ドル高となった。
ただし、その後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、今夜18時30分頃に発表された米国雇用関連の民間指標の5月米国チャレンジャー人員削減数の前年比が3.4%と、前回の−20.9%だった人員削減減少からプラス圏に転じたことなどではドル売りも入っている。
今夜この後の米国市場では、最新米国経済指標の発表と次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の高官の発言予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールでは、今夜21時30分に1〜3月第1四半期米国非農業部門労働生産性と同四半期の米国単位労働費用の改定値と、前週分米国新規失業保険申請件数と前週分米国失業保険継続受給者数の同時発表があり、続いて、今夜23時頃から次回のFOMC投票権を持つFRBのミシェル・ボウマン副議長の発言を控えている。
世界市場では、引き続き、米国とイランやイスラエルとレバノンなどの中東情勢のニュース続報と原油などの世界的主要輸送ルートのホルムズ海峡と周辺産油国を含む中東・湾岸諸国の続報などが注目されており、原油などを含むコモディティと債券市場の影響や世界の株式市場の為替相場への影響と、ロシアとウクライナや米中および日中関係などの世界情勢に加え、世界の政治・経済のニュースとドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相と各国政府・中央銀行関係者等の要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料となっている。
一方、 欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は185円57銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の185円51銭付近の前東京終値比で約6銭の円安ユーロ高であった。
主な要因は、為替介入警戒感の中でも中東情勢の不透明感を受けた原油先高観の警戒では、原油輸入依存率の高い日本の円売り要因があったほか、次回の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の欧州利上げ予想の日欧金利差予想の影響もあった。
ユーロドルは、今日17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1604ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.1616ドル付近の前東京終値比で約0.12セントのユーロ安ドル高であった。
主な要因は、中東情勢の不透明感や米国側のイスラエルとレバノンの停戦発表の声明後にもイスラエル軍がレバノンで軍事行動を続けることを受けて、米国とイランの交渉停滞懸念は根強く、地政学リスク警戒感などかから「有事のドル買い」の影響があった。
英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は214円65銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の214円86銭付近の前東京終値比で約21銭の円高ポンド安であった。
主な要因は、欧州と地理的・経済的に近いことから英国ポンドも世界的に流動性が高い安全資産でもある対ドルで売られたほか、英国は北海油田保有の産油国ではあるがコモディティ市場では英国北海ブレント原油は主要取引通貨のドル建てで主に取引されることでも英国ポンドの対ドルでの売りの外貨影響があった。
ただし、今夜その後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場と米国市場では、前述の通り、今夜18時30分頃に発表の5月米国チャレンジャー人員削減数の前年比が3.4%とプラス圏になったことからドル売りが起きたことでは、欧州ユーロや英国ポンドが対ドルで買い戻された外貨影響の波及による欧州ユーロの対ドルでの反発による市場反転や、欧州ユーロに連れやすい英国ポンドの円相場での円安ポンド安への市場反転なども起きている。
今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月6月4日の日本時間 (JST / Japan Standard Time) の21時16分 (チャート画像の時間帯は英国夏時間 (BST / British Summer Time / GMT+1 / JST-8) の英国ロンドン外国為替市場の13時16分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。欧州英国市場は2026年3月29日日曜日〜2026年10月25日日曜日が英国夏時間となり、米国でも2026年3月8日日曜日〜2026年11月1日日曜日が米国夏時間で共にサマータイム入りしており、冬時間の頃から日本時間との1時間の時差短縮の調整があったことには注意が必要である。
| 通貨ペア | JST 21:16の為替レート | 日本市場前営業日JST 17:00東京終値比 |
| ドル/円 | 159.84 〜 159.85 | +0.15 (円安) |
| ユーロ/円 | 186.03 〜 186.04 | +0.53 (円安) |
| ユーロ/ドル | 1.1637 〜 1.1639 | +0.0023 (ドル安) |
| 英ポンド/円 | 215.06 〜 215.12 | +0.26 (円安) |
| スイスフラン/円 | 202.91 〜 202.97 | +0.66 (円安) |
| 豪ドル/円 | 114.13 〜 114.17 | −0.24 (円高) |
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