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(26) RSIの使い方(テクニカル分析指標)
レッスン要約


RSIとは?

RSIは英語のRelative Strength Indexの略であり、日本語で相対力指数と呼ばれています。RSIとは、過去における価格または為替相場の変動幅に対する上昇幅の割合を折れ線グラフに表したテクニカル指標です。つまり、RSIはモメンタム(値動きの強さ)を測定するオシレーター系指標です。市場が上下する可能性があるかを教えてくれるので、非常に役立つ指標として知られています。

では、下記にRSIチャートを見てみましょう。

RSIは、0%から100%までの段階で測定され、値上がりの平均値を14日間にわたる値下がりの平均値で割って計算されます。自動的に計算され、非常に使いやすいので、操作の心配は必要ありません。

  • RSI(相対力指数)が70%以上のゾーンに入ることは、価格が急激に上昇したという意味であり、買われ過ぎと考えられます。70%-100%のゾーン(買われ過ぎゾーン)は、相場が下落する可能性が高いことを示すので、売りサインと考えられます。
  • RSI(相対力指数)が30%以下のゾーンに入ることは、価格が急激に下落したという意味であり、売られ過ぎと考えられます。0%-30%のゾーン(売られ過ぎゾーン)は、相場が上昇する可能性が高いことを示すので、買いサインと考えられます。


中心線(50%ゾーン)のクロスオーバーのシグナル

上記の、買われ過ぎ売られ過ぎのシグナルに加えて、トレーダーは中心線のクロスオーバーとして知られているものを探すためにRSIを使用します。

上昇中心線のクロスオーバー

RSI線が50%ゾーンの下から70%ゾーンへ向けて上に交差するときに、上昇中心線のクロスオーバーが発生します。これは、上昇トレンドが出始めていることを示します。

下落中心線のクロスオーバー

RSI線が50%ゾーンの上から30%ゾーンへむけて下へ交差するときに、下落中心線のクロスオーバーが発生します。これは、下降トレンドが出始めていることを示します。



以下のチャートでは、RSI線が50%ゾーンの下から70%ゾーンに向けて上に移動するにつれて、2つの上昇トレンドが形成されていることが分かります(青色で表示)。さらに、RSI線が50%ゾーンの上から30%ゾーンへ向けて下に移動するにつれて、下降トレンドが形成されたことが分かります。



RSIの発散シグナル

発散(ダイバージェンス)は、RSIを使用する際にトレーダーがつねに捜す別のシグナルです。RSIと実際の価格動きの発散(分岐)は市場が反転する可能性が高いことを強く示します。

弱気のダイバージェンス

通貨の価格が上がり続け、RSI線が逆方向の下向きに動くときに弱気ダイバージェンスが発生します(赤色で強調表示)。弱気ダイバージェンスが発生した場合、下降トレンドの可能性が高くなります。以下のチャートからも分かるように、弱気ダイバージェンスが見られた後に下降トレンドが発生していることが分かります(黄色の矢印で表示)。



強気のダイバージェンス

通貨の価格が下がり続け、RSI線が逆方向に上昇するときに強気ダイバージェンスが発生します(青色で強調表示)。強気ダイバージェンスが発生した場合、上昇トレンドの可能性が高くなります。以下のチャートからも分かるように、強気ダイバージェンスが見られた後に上昇トレンドが発生していることがわかります(黄色の矢印で表示)。



しかし、ダイバージェンスは必ずしもトレンドを正確に示唆しているとは限らないので、売買シグナルとしてダイバージェンスを使用する際には注意する必要があります。例えば、虚偽のシグナルが、長い期間続く強いトレンドが表示されることもあるからです。予想と反する状況も生じるため、価格動向や価格のモメンタムを分析するためには、MACDやRSIなどのテクニカル指標を組み合わせることで分析の的確さを上昇させることが重要です。