スマートフォーンサイトはこちら
口座開設

(19)ファンダメンタルズ要因(1)
レッスン要約


重要なファンダメンタル要因

ファンダメンタル分析を行う主な目的は、市場予測を正確に立てるために国の経済状況を理解することです。日々、膨大な経済ニュースが報道されているので、これらから為替相場に最も大きな影響を与える要因を見極めることが重要です。それでは、7つの重要な要因を見て、それぞれの為替レートへの影響を学びましょう!


重要なファンダメンタル要因(1)

  1. 中央銀行の政策金利
  2. 国内総生産 (GDP)
  3. 消費者物価指数 (CPI)

重要なファンダメンタル要因(2)

  1. 生産者物価指数 (PPI)
  2. 非農業部門就業者数及び失業率
  3. 小売
  4. 量的緩和 (QE)
外国為替相場の
ボラティリティ

(1) 中央銀行の政策金利


中央銀行の政策金利の変動は、国の通貨の上昇・下落に直接関連しているので、外国為替市場において最も重要な経済指標となっています。各国には、中央銀行があり(日本では日本銀行)、各行がそれぞれ総裁を任命します。中央銀行総裁は、その国の経済における貨幣供給量を制御する政策決定をします。中央銀行総裁が行う最も重要な金融政策決定は、その国の政策金利を増減の決定です。毎月の金利 、中央銀行総裁によって行われる投票システムに基づいて決定されています。

中央銀行の政策金利の変動はどのように外国為替相場に影響を与えるのでしょうか?

通常、中央銀行は貿易を促進しインフレを抑制するために政策金利を調整します。インフレ(商品やサービスの一般的物価が増加)が高くなった場合、中央銀行はインフレ圧力を和らげるために政策金利を引き上げます。

中央銀行の金利が上がると、銀行から借入れコスト(投資支出、消費など)が高くなり、企業や消費者は資金を借り入れを控えるためインフレの進行が抑えられています。資金調達が制限されて、インフレは抑制されますが、同時に経済活動水準が下がります。インフレ率は中央銀行による政策金利の変動への指標となる可能性があるため、FXトレーダーはインフレ率に注目する必要があります。

一般的に、金利が高い国では、低金利国よりもインフレが高くなる傾向があります。また、投資家は常に高い利回りを追求するため、一般的に金利が高い国には高利回り投資が存在します。


一つ例を見てみましょう。銀行Aは、預金への利率は5%銀行Bはわずか2%です。もちろん、投資収益を最大化するためには利率が5%の銀行Aを選ぶでしょう。同じ原理が国の経済とその通貨に適用されます。もし、日本での投資利益率が5%で、アメリカがわずか2%の場合は、当然日本への投資を選択するでしょう。しかし、これは円の価値にどのような影響を与えるのでしょうか?

より多くの人々が日本に投資をするので、円の需要が増加します。円の需要が上がると、円の価値も増加します。この状況を見て、インフレ率は各国の中央銀行の政策金利を上げたり、下げたり、または維持の決定に影響するため、FXトレーダーは常にインフレ率に注目しています。政策金利の変化は、外国為替市場で最も重要なファンダメンタル要因であると考えられています。政策金利は、国の通貨に対する需要に影響を与えるので、市場での円高、円安にも影響を与えます。




投資意欲が増加する – 高い政策金利を利用

消費意欲が低下する – より高い政策金利は、商品やサービスの価格が上がる



投資意欲が低下する – 低金利が原因

消費意欲が増加する – 低金利によって物価が下がる

為替市場に最も影響を与える中央銀行:

  • 日本 – 日本銀行(BOJ)
  • 米国- 連邦準備銀行(FRB)
  • 欧州連合 – 欧州中央銀行(ECB)
  • 英国 – イングランド銀行(BOE)
  • スイス – スイス国立銀行(SNB)
  • カナダ – カナダ銀行(BOC)
  • オーストラリア – オーストラリア準備銀行(RBA)
  • ニュージーランド – ニュージーランド準備銀行(RBNZ)

(2) 国内総生産 (GDP)


国内総生産(GDP)は、一般的に国全体の経済の状態を反映する主要な経済指標の一つです。国内総生産(GDP)は、新しく生産された商品やサービスへの経済の総支出、およびこれらの商品やサービスの生産から得た総所得を測定します。GDPは、基本的に国の経済の全体的な生産性の尺度です。国の通貨、金融政策、株価や指標に影響を与えるので、ファンダメンタル分析の不可欠な要素となります。GDP成長率の低下は、不健全な経済の兆候であり、通常は国の通貨の弱体化をもたらします。反対に、GDP成長率の増加は、一般的に健全な経済の兆候であり、国の通貨の上昇に影響を与えます。

(3) 消費者物価指数 (CPI)


消費者物価指数(CPI)は、米国経済のインフレ率の重要な決定要因であり、指定月に都市部の消費者が商品やサービスに対して支払った価格の変化を測定し算出されます。基本的に、消費者物価指数 (CPI) は個人の生活費の変化を測定します。

牛乳やパンの価格などの生活必需品の値段が高くなることは、インフレ率が上昇していることを示す指標となります。その他の主要経済指標と同様に、アナリストはこのデータのリリースに先立って基準評価を作成します。実際のCPI数値が推定値と大きく異なると、外国為替市場のボラティリティ(不安定化)が予測されます。

予想を上回るCPI数値は、インフレ圧力と利上げの可能性を増加させるので、通貨が上昇する傾向があります。消費者物価指数(CPI)データは、インフレ率の指標となり、政策金利の決定に影響を与えるため、非常に重要となります。

次のレッスンでは、他の4つの主要なファンダメンタル要因について学びます。