FXニュース:米消費者物価予想以上

2026年5月13日
今日2026年5月13日水曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の157円57銭付近から、円の安値でドルの高値の157円85銭付近の値幅約28銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円81銭付近と、...

 

東西FXニュース – 2026年05月13日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • イラン核開発放棄せず
  • 米年内利下げ予想後退
  • 原油高米長期金利上昇
  • 米主要株価三指数下落
  • 日経平均反発後最高値

今日2026年5月13日水曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の157円57銭付近から、円の安値でドルの高値の157円85銭付近の値幅約28銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円81銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の157円53銭付近の前東京終値比で約28銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、中東情勢の不透明感の中で、イランが核開発を放棄していないことを米国政府のドナルド・トランプ大統領が批判し、米国側はイランの核兵器保有阻止が最優先事項であることが知られていたため、米国とイランの交渉への警戒感があり、世界的な原油主要輸送ルートのホルムズ海峡の供給懸念などから、コモディティ (Commodity / 商品先物) で米国WTI (West Texas Intermediate / ウエスト・テキサス・インターミディエート) 原油先物価格が一時1バレル101ドル台に上昇し、世界的に流動性が高い基軸通貨で原油などのコモディティの主要取引通貨でもあるドルが円相場で買われたため、昨夜18時16分頃にドルは円相場で一時157円67銭付近に上昇していた。

昨夜の米国市場で最新米国重要経済指標の発表イベントを控えていたことでは、イベント前のイベントリスクによる持ち高調整があったほか、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入への警戒感も燻っていた影響などではドルは円相場で上昇幅を縮小したため、欧州市場と英国市場の後半にあたる昨夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時157円58銭付近であった。

米国市場では、昨夜21時30分に米国インフレ関連の最新米国重要経済指標の4月米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の発表イベントがあり、前年同月比は前回の3.3%と市場予想の3.7%を上回る3.8%に上振れし、前月比は前回の0.9%と市場予想通りの0.6%であったが、物価基調である4月米国CPIコア指数も前年同月比が前回の2.6%と市場予想の2.7%を上回る2.8%と市場予想以上に上振れし、前月比も前回の0.2%と市場予想の0.3%を上回る0.4%に上振れしたことから、インフレ抑制のために米国利下げ予想が後退し、発表時のドルは円相場で一時157円65銭付近に上昇した。

米国債券市場でも、中東情勢の影響による原油価格上昇による世界的なエネルギー・インフレ圧への警戒感だけでも上昇していた米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が発表時の昨夜21時30分頃に一時4.444%付近に上昇したが、高インフレによる景気懸念も燻ったことでは、安全資産としての米国債の買い戻しが一時入った時間があり、この時間の米国債券価格反発時の利回り反落の影響では、昨夜21時42分頃に米国長期金利が一時4.426%付近に反落し、昨夜22時頃に米国WTI原油先物価格が一時1バレル100ドル台に下押ししていたこともあり、昨夜22時頃になっても米国長期金利が一時4.435%付近と戻りが鈍かったことから債券利回りの金利差トレードのドル売りが入り、昨夜22時2分頃にドルは円相場で一時157円49銭付近に下押しし、同米国市場における円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、昨夜22時3分頃には米国WTI原油先物価格は再び一時1バレル101ドル台に反発し、昨夜22時35分頃から一時1バレル102ドル台と更なる上昇に向けたため、エネルギー・インフレ圧の影響を受けて米国長期金利も昨夜22時54分頃には一時4.457%付近に反発上昇したため、昨夜22時57分頃にドルも円相場で一時157円67銭付近に反発上昇した。

米国ニューヨーク債券市場では、午前2時に米国10年債入札が予定されていた影響もあり、エネルギー・インフレ警戒感による米国利下げ予想の後退の影響でも上昇していた米国長期金利に更なる上昇圧力がかかったことから、午前2時前頃に米国長期金利が一時4.461%付近と4.46%台に上昇し、債券利回りの日米金利差トレードの円売りドル買いが中東情勢の影響による「有事のドル買い」と共に入ったため、午前1時58分頃にドルは円相場で一時157円77銭付近と、同米国市場における円の安値でドルの高値を記録した。

午前3時台には米国WTI原油先物価格は一時1バレル102.72ドル付近に高騰し、米国長期金利も一時4.468%付近にも上昇したが、中東情勢の影響による原油高などのインフレとコストと金利への警戒感などの影響があった米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) と米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) と米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) が揃ってマイナス圏に下落して安値の終値をつけ、米国主要株価下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) の安全資産としての米国債の買い戻しの抵抗が市場終盤に向けて入ったことでは、今朝6時頃のニューヨーク終値の頃の米国長期金利は一時4.457%付近に上昇幅を縮小したため、ドルも円相場で上昇幅を縮小した。

また、午前3時頃に発表された最新米国経済指標の4月米国月次財政収支が前回の−1641億ドルと市場予想の2200億ドルに対し2150億ドルと市場予想以下であったほか、イランがこのまま米国が最優先とする「核開発の放棄」をしない場合の米国による軍事行動再開時の予算案などへの懸念もあり、それに加えての日本政府と日銀の為替介入への警戒感の燻りなどが円相場の抵抗となり、ドルは円相場で157円台中盤付近の推移となっていた。

このため、昨夜21時頃から今朝6時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の157円49銭付近から、円の安値でドルの高値の157円77銭付近の値幅約28銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は157円63銭付近と、前営業日同時刻の157円19銭付近の前ニューヨーク終値比で約44銭の円安ドル高をつけた。

今朝早朝のオセアニア市場時間にあたる今朝8時50分には、今日の日本市場に先行して日本の最新経済指標の発表があり、3月日本国際収支・貿易収支は前回の2676億円と市場予想の7835億円を上回る8305億円と市場予想以上に堅調な上振れを見せ、3月日本国際収支・経常収支も、季調前が前回の3兆9327億円と市場予想の3兆8794億円を上回る4兆6815億円に上振れしたほか、季調済も前回の2兆7090億円と前回修正の2兆7015億円と市場予想の2兆9380億円を上回る3兆9006億円に上振れし、円安を背景にアジア向けの半導体関連の輸出が好調に推移したことなどにより日本の貿易黒字額が市場予想以上に増えていたが、今後の輸出入に絡む原油コスト懸念もあったことでは為替相場への影響は限定的で、発表時のドルは円相場で一時157円64銭付近であった。

一方、コモディティ市場では、米国WTI原油先物価格が一時の上昇幅はやや縮小したものの、再び一時1バレル102ドル台への上昇を見せていたため、今朝8時54分頃からドルは円相場で一時157円68銭付近に上昇していたため、今朝9時頃にも米国WTI原油先物価格が一時1バレル102.07ドル付近から始まり、今朝9時頃から始まった今日の日本東京外国為替市場の対ドル円相場の始値も一時157円68銭付近であった。

日本市場で今朝9時55分の仲値決済に向けた日本企業の円売りドル買い需要が先行したことに続き、昨夜の4月米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) コア指数の上振れを受けて、米国における雇用最大化と物価安定の二大責務を掲げる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の今年年内の米国利下げ予想が後退しており、次回6月16〜17日開催予定の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) における米国政策金利据え置き予想が市場確定値と考えられている70%を大幅に超える98%付近に上昇しており、更にその次の7月も96%付近、9月も90%付近、11月も78%付近、12月は今日の時点で64.4%付近であったが次に多いのが28.5%の0.25%の米国利上げ予想であった金利差予想の影響のドル買い要因もあり、また世界市場でも中東情勢への警戒感による「有事のドル買い」の影響が燻っていたため、今朝10時18分頃にドルは円相場で一時157円79銭付近に上昇した。

一方、日本政府と日銀の米国容認の為替介入への警戒感も市場で燻っていたことでは早期の利益確定や持ち高調整の円の買い戻しと共に、仲値決済後の国内輸入企業のまとまった円買いドル売りが入った影響などもあり、今朝10時49〜50分頃にドルは円相場で一時157円57銭付近に上昇幅を縮小し、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、今朝の東京株式市場では、今朝早朝の米国主要株価三指数の安値引けの影響などから今日の日経平均株価はマイナス圏から始まったが、今朝10時台からプラス圏に反発上昇し、正午前から米国WTI原油先物価格が一時1バレル100ドル台に上昇幅を縮小した影響や、日本の貿易黒字上振れや金利予想の影響などで商社や金融株が買われ、午後には安定したプラス圏に推移になり、史上最高値の更新に向けた日経平均株価上昇時のリスク選好のリスクオン (Risk-on) では、国内第一安全資産の円売りが入り、午後13時36分頃にはドルは円相場で一時157円75銭付近に反発しており、午後15時30分に今日の日経平均株価が6万3272円11銭の終値をつけて前日比529円54銭高の+0.84%で大引けすると、午後からの欧州市場と夕方からの英国ロンドン外国為替市場の参入の影響もあり、米国WTI原油先物価格の一時1バレル101ドル台の反発と、米国長期金利の一時4.462%付近への反発の影響もあり、午後16時58分頃のドルは円相場で一時157円85銭付近に上昇し、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。

このため、今日17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円81銭付近となり、昨日17時の157円53銭付近の前東京終値比で約28銭の円安ドル高になった。

今夜この後の米国市場では最新米国経済指標の発表と米国債券入札や次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官の発言予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時30分に4月米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI / Producer Price Index) 、今夜23時30分に米国週間原油在庫、26時に米国30年債入札、26時15分頃から次回のFOMC投票権を持つFRB高官の米国ミネアポリス連邦準備銀行 (連銀) のニール・カシュカリ総裁の発言予定などを控えている。

また、明日5月14日〜15日に米国政府のドナルド・トランプ大統領が中国を訪問し、中国政府の習近平国家主席との米中首脳会談を控えているほか、明後日5月15日に米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のジェローム・パウエル議長が任期満了となり、その後もFRB理事としては留まる意向ではあるものの新FRB議長に向けたケビン・ウォーシュ氏への様子見なども続いている。

世界市場では、米国とイランやイスラエルとレバノンなどの中東情勢のニュース続報や、世界的な原油主要輸送ルートのホルムズ海峡と周辺産油国を含む中東および湾岸諸国の続報などが引き続き注目されており、原油先物などを含めたコモディティと債券市場の影響や世界の株式市場の為替相場への影響と、ロシアとウクライナなどの情勢や米中および日中関係などの世界情勢に加え、世界の政治・経済のニュースとドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相と各国政府・中央銀行関係者等の要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料となっている。

一方、 欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は184円77銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の185円6銭付近の前東京終値比で約29銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、米国とイランの交渉停滞と再戦への懸念などから、地政学リスク警戒感が意識されやすい欧州ではエネルギー・インフレ警戒感だけでなく欧州経済への影響懸念も高まり、昨夜の欧州市場では欧州主要株価指数の独DAX (Deutscher Aktien-index) が−1.62%の大幅安になっていた。今日の夕方には独DAXは小幅高に反発して始まったものの、まだ買い戻し幅が小幅域だった時間に今日17時に東京終値をつけたほか、原油高を受けた「有事のドル買い」が対ユーロで優勢だった外貨影響も波及していた。

そのため、ユーロドルも、今日17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1708ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.1748ドル付近の前東京終値比で約0.40セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、昨日に続き、中東イラン情勢の影響により、世界的な原油主要輸送ルートのホルムズ海峡の開放期待後退による原油高により、世界的に流動性の高い基軸通貨で安全資産でもあるドルが欧州ユーロから買われたほか、昨夜の米国インフレ指標を受けた米国利下げ予想の後退の一方で一部の米国利上げ予想が出た金利差予想も影響を与え、米国長期金利上昇時の金利差トレードの影響などもあった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は213円39銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の212円95銭付近の前東京終値比で約44銭の円安ポンド高であった。

主な要因は、先日の英国地方選挙後に英国政府のキア・スターマー政権に退陣圧力が観測されるなど昨日は英国政治懸念による英国ポンド売りが影響を及ぼしていたが、中東情勢への警戒感で英国北海ブレント原油が一時1バレル108ドル台に高騰するなど、インフレ圧もあった影響では、昨夜に英国10年債の利回りが一時5.12%台に上昇するなど、英国政策金利にも先高観が出ており、今日の日本市場時間に下げても5%台割れを起こさない日英金利差トレードの影響などがあった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月5月13日の日本時間 (JST / Japan Standard Time) の20時8分 (チャート画像の時間帯は英国夏時間 (BST / British Summer Time / GMT+1 / JST-8) の英国ロンドン外国為替市場の12時8分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。欧州英国市場は2026年3月29日日曜日〜2026年10月25日日曜日が英国夏時間となり、米国でも2026年3月8日日曜日〜2026年11月1日日曜日が米国夏時間で共にサマータイム入りしており、冬時間の頃から日本時間との1時間の時差短縮の調整があったことには注意が必要である。

通貨ペア JST 20:08の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00東京終値比
ドル/円 157.82 〜 157.83 +0.30 (円安)
ユーロ/円 184.84 〜 184.85 −0.21 (円高)
ユーロ/ドル 1.1711 〜 1.1712 −0.0036 (ドル高)
英ポンド/円 213.10 〜 213.16 +0.21 (円安)
スイスフラン/円 201.85 〜 201.91 +0.18 (円安)
豪ドル/円 114.35 〜 114.39 +0.68 (円安)

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