FXニュース:米イラン攻撃激化警戒

2026年6月11日
今日2026年6月11日木曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の160円43銭付近から、円の安値でドルの高値の160円59銭付近の値幅約16銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は160円51銭付近と、...

 

東西FXニュース – 2026年06月11日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀総裁入院来週欠席
  • 米CPIほぼ想定範囲内
  • 原油買戻し欧米株売り
  • 日経平均株価小幅反発
  • 欧ECB政策金利利上げ

今日2026年6月11日木曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の160円43銭付近から、円の安値でドルの高値の160円59銭付近の値幅約16銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は160円51銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の160円40銭付近の前東京終値比で約11銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、中東イラン情勢への警戒感が続くなか、日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の植田和男総裁が肝嚢胞感染症の治療で入院し、入院期間が2週間程度の見込みであることから、来週6月15〜16日に開催される次回の日銀金融政策決定会合には書面で意見は提出するつもりであるが、会合と議決は欠席する見通しとなり、同会合では氷見野良三副総裁が議長代理し、会合後の定例記者会見には内田真一副総裁が総裁代理を務めることが明らかになったため、1.00%の国内政策金利に向けた日銀追加利上げ予想が市場で高まっていた次回の日銀会合に先行きに不透明感が漂った円売りなどが入り、昨夜18時35分頃のドルは円相場で一時160円48銭付近に上昇していた。

さらに、昨夜20時過ぎの米国政府のドナルド・トランプ大統領の発言が話題になり、「イランは口先ばかりで、まったく行動が伴っていない」と非難し、「イランは良い条件で合意できるはずだったのに、交渉に時間をかけすぎた」と苛立ちを見せ、「いまや、代償を払わなければならなくなる」と警告したことから、それまでにも米国軍のアパッチ・ヘリコプター撃墜「報復として米国軍の「自衛」攻撃とイラン側の「停戦違反の報復」攻撃の交戦のニュース続報があったほか、「イランの橋と発電所への新たな攻撃を検討」と述べていたとも伝わり、米国とイランの交渉停滞による原油などのエネルギーの主要輸送ルートのホルムズ海峡封鎖による供給が警戒され、コモディティ (Commodity / 商品先物) 市場では、発言前には一時1バレル87ドル台の推移も見せていた米国WTI (West Texas Intermediate / ウエスト・テキサス・インターミディエート) 原油先物価格が、発言後の昨夜20時3分頃から一時1バレル89ドル台に上昇し、昨夜20時25分頃の一時1バレル90ドル台に向けて続伸したため、世界的に流動性の高い基軸通貨で原油などのコモディティの主要取引通貨でもあるドルに「有事のドル買い」が起き、昨夜20時4分頃のドルは円相場で一時160円53銭付近に上昇したほか、昨夜20時43〜47分頃にかけても一時160円53銭付近で高止まりを見せた。

時間外の米国債券取引でも、世界的なエネルギー・インフレ圧に連れて米国10年債券の利回りが指標となる米国長期金利が上昇し、発言前の昨夜19時53分頃の一時4.529%付近から発言後の昨夜20時6分頃の一時4.550%付近に急伸していた債券利回りの金利差トレードの影響があったが、その後から始まる米国市場では米国インフレ関連の最新米国重要経済指標の5月米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) の発表イベントを昨夜21時30分に控えていた時間であったことでは、イベント前のイベントリスクのドルの買い控えと日本政府と日銀の為替介入への市場警戒感に加えて、米国株式市場に向けた世界的な安全資産としての米国債買いの影響などもあったことでは、米国債券価格上昇時の利回り低下を受けた米国長期金利は昨夜21時頃の一時4.542%付近に向け上昇幅を縮小したため、欧州市場と英国ロンドン外国為替市場の後半にあたる昨夜21時頃から時差で始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時160円50銭付近であった。

米国市場では、前述の米国インフレ関連の最新米国経済指標の発表があり、昨夜21時30分の5月米国消費者物価指数 (CPI) は、前月比が前回0.6%に対し市場予想通りの0.5%となり、前年同月比は前回の3.8%から上昇が見込まれていた予想通りの4.2%の上昇率で、食品とエネルギーを除く物価基調の5月米国CPIコアは、前月比は前回0.4%と市場予想の0.3%を下回る0.2%と市場予想以下であったものの、前年同月比は前回の2.8%から上昇した市場予想通りの2.9%であった。

5月米国消費者物価指数 (CPI) は、ほぼ市場予想の想定範囲内とされたが、食品とエネルギーを除く物価基調の総合指数の5月米国CPIコアの前月比が市場予想以下であったことでは、上振れ警戒により買われていたドルが売られて、発表時の昨夜21時30分頃のドルは円相場で一時160円34銭付近に下押しし、米国における雇用最大化と物価安定の二大責務を掲げる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の来週6月16〜17日の次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) における米国政策金利据え置き予想が市場で確定値と考えられている70%を大幅に超える一時97.3%付近の優勢さを保ち、特に次回の早期利上げ予想は高めずに逆に一時2.7%付近の米国利下げ予想が浮上したが、5月米国CPIコアは前年同月比では前回の2.8%から上昇した市場予想通りの2.9%の上昇率であったことや、原油先高観などを受けては今年年内の12月の米国利上げ予想は続いており大きな変化は見られなかったが、米国債券市場で米国債券価格上昇時の利回り低下を受けていた米国長期金利に市場予想に対する上振れの上昇圧がなかったことから、昨夜21時47分頃の一時4.521%付近に向けて低下していた債券利回りの金利差トレードのドル売りの影響があり、昨夜21時46分頃にドルは円相場で一時160円33銭付近に下落し、同米国市場における円の高値でドルの安値を記録した。

とはいえ、中東情勢の影響による原油先高観への警戒感も根強く、米国WTI 原油先物が昨夜21時46分頃から一時1バレル88 ドル台に下押し後に、一時1バレル89ドル台に反発したことでは、一時1バレル89ドル台後半に再上昇した原油先物に連れて昨夜22時6分頃にドルも円相場で一時160円46銭付近に反発していた。

昨夜22時45分には、米国と時間帯が近い北米市場で産油国通貨でもあるカナダの中央銀行にあたるカナダ銀行 (BoC / Bank of Canada) が加政策金利を発表し、前回と市場予想通りの2.25%の据え置きの決定であったが、声明の発表に続き、ティフ・マックレム総裁が、「インフレを抑制するため、必要であれば躊躇なく利上げを行う」とタカ派寄りの発言をした影響による対ドルのカナダドル買いの外貨影響があったことは、米国WTI原油先物が昨夜23時31分頃から一時1バレル90ドル台に向けて再上昇をする「有事のドル買い」の影響下でも、ドルの円相場での上値をやや抑えていた。

しかし、深夜24時台のニュースでは、米国政府のドナルド・トランプ大統領の発言があり、米国はイランとの協議について、「意義のある合⁠意で、機能する合意を望んでいる」として、「イランは核兵器を保有しないことにすでに同意しているが、合意書への署名が必要だ」と述べ、イランとの和平合意が成立しなければ、「我々はイランを攻撃する。非常に激しく攻撃する」と表明し、「前日に続き、今日もイランは連日で攻撃を受‌ける可能性がある」と改めて警告したため、中東情勢への警戒感が再燃し、深夜24時48分頃から米国WTI 原油先物は一時1バレル91ドル台に上昇したため、原油に連れた「有事のドル買い」が起きて、深夜24時48分頃と24時50〜51分頃にかけてドルは円相場で一時160円53銭付近に上昇したほか、米国WTI原油先物は午前2時50分頃には一時1バレル91.84ドル付近に上昇したため、この時間のドルも円相場で一時160円55銭付近と更に上昇した。

ただし、午前3時に発表された最新米国経済指標の5月月次米国財政収支は、前回の2150億ドルと市場予想の−2820億ドルに対し−2926億ドルと赤字が増えており、「自衛」のための防衛費などのコストへの警戒感が意識されたことではドルは上昇幅を縮小した。

また、ドナルド・トランプ米国大統領は、記者団に、「今日初めて発表するが、我々はイランから毎晩、何百万バレルもの原油を搬出してきた。数百万バレルもの原油を搬出してきたからこそ、原油価格は1バレル250ドルでは なく、85〜90ドルの推移をしていた」と述べ、「米国軍がホルムズ海峡で合計1億バレルを超える原油を積載した船舶を極秘裏に護衛していた」とも述べたほか、その⁠後に自己運営のSNS (Social Networking Service / ソーシャル・ネットワーキング・サービス) のトゥルース・ソーシャル (Truth Social) にも、「米国軍にホルムズ海峡を通過する石油タンカーや商船を支援する極秘任務を実行するよう指示していた」と明らかにしたことや、米国ホワイトハウスの高官が、「ドナルド・トランプ米国大統領はイランとの合意を成立させるために、引き続き最大限の圧力をかけるだろう」と指摘したが、「交渉は依然として継続中」と述べた影響もあり、午前3時30分前後の米国WTI原油先物が一時89ドル台に反落した時間もあり、その後の戻りが一時1バレル90ドル台であった午前3時47分頃には、ドルは円相場で一時160円45銭付近にも上昇幅を縮小していた時間があった。

ただし、ドナルド・トランプ米国大統領が、交渉停滞を理由に、「イランの橋と発電所への新たな攻撃を検討している」ことを改めて認める発言をし、米国軍とイランとの交戦の現状などから、交渉期待感の後退と共に中東情勢の長期化への警戒感が高まった。

米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) と米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) と米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) が揃って安値の終値をつけ、株価下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) によるドルの買い戻しも市場終盤に入ったため、為替介入への警戒感の中でも米国WTI原油先物が一時1バレル91ドル台後半に上昇した原油先高観を受けて、今朝5時54〜55分頃にかけてドルは円相場で一時160円57銭付近の高止まりを見せ、その直後の今朝5時57分頃に一時160円57.6銭付近と約160円58銭付近に上抜けた同米国市場における円の安値でドルの高値を記録した。

このため、昨夜21時頃から今朝6時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の160円33銭付近から、円の安値でドルの高値の160円58銭付近の値幅約25銭で、今朝6時頃のニューヨーク終値は160円55銭付近と、前営業日同時刻の160円36銭付近の前ニューヨーク終値比で約19銭の円安ドル高をつけた。

今朝早朝のオセアニア市場時間のニュースでは中東情勢の続報があり、米国中央軍がSNSのXのツイートで、「イラン国内の複数の標的に⁠対し、米国東部夏時間午後17時15分 (時差先行の日本時間では今朝6時15分) から追加の‌攻撃⁠を開始した」と表明し、「イランによる不当⁠かつ継続的な⁠攻撃に対する対応」とした。

その米国軍によるイラン追加攻撃のニュースを受けて、今朝7時から時間外取引が再開した米国WTI原油先物は一時1バレル92.25ドル付近と92ドル台に急伸して始まり、原油に連れた「有事のドル買い」の影響を受けたドルは円相場で今朝7時1〜2分頃にかけて一時160円56銭付近に再上昇した。

イランのイスラム革命防衛隊 (IRGC / Islamic Revolutionary Guard Corps) も、今朝未明にクウェートとバーレーンの空軍基地にある18の米国軍関連施設に「反撃を開始した」と発表するなど、中東情勢への警戒感が高まり、米国WTI 原油先物は、今朝7時53分頃から一時1バレル93ドル台に乗せ始めて今朝8時19分頃の一時1バレル93.64ドル付近に向けたため、原油に連れた「有事のドル買い」が続き、今朝8時5分頃のドルは円相場で一時160円57銭付近にも上昇していた。

160円台後半では、日本政府と日銀の為替介入への警戒感も意識されることはドルの円相場での上値を抑えたほか、米国WTI原油先物が一時1バレル92ドル台に上昇幅を縮小し始めた影響もあり、今朝9時頃から始まった今日の日本東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時160円53銭付近であった。

日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けては、原油先高観などを受けた日本企業の輸入実需の主要取引通貨のドル需要があったため、今朝9時28分頃から10時2分頃までに何回もドルは円相場で一時160円55銭付近に上昇していた。

ただし、イラン⁠軍の統合司令部が、「ホルムズ⁠海峡を、全ての船舶の通航に対して封鎖した」と発表し、イラン国営メディアが「ホルムズ海峡付近で、米国艦船がイラン軍のミサイルとドローンの標的になった」と報じていたニュースに対し、米国中央軍は、「今日、ホルムズ海峡で米国軍艦船が‌被弾した事実はない」と表明し、SNSでも「商船もホルムズ海峡を引き続き⁠出入りしている」とツイートしたほか、今朝から続いていた米国軍のイランへの攻撃作戦にも、前日に続き、「一旦、完了」報告があったとの一部報道が入り、イランのメディアも、「米国とイランの仲介役を務めてきたカタールの代表団が最新の情勢について協議を行うためテヘラン入り」と外交努力について報じていたことも話題になり期待感も燻ったことでは、今朝の仲値決済後の国内輸出企業の円買いドル売りも入っていた今朝10時28分頃にドルは円相場で一時160円43銭付近に上昇幅を縮小し、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、中東情勢の長期化への警戒感も根強く、原油先高観などから「有事のドル買い」の影響は続き、ドルは円相場で底堅い値動きを見せていた。

今日の日経平均株価は、午前の部では安値引けをしたが、米国軍の攻撃に一服感が出ていた午後の部ではプラス圏に反発上昇し、午後15時30分頃に6万4217円27銭の終値をつけ、前日比38円高の+0.06%の小幅高に転じて大引けした株価影響もあり、株価影響による国内第一安全資産の低リスク通貨の円買い要因が収束した後に、午後からの欧州市場が参入し、中東情勢のニュースによる「有事のドル買い」や、今夜の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) の欧州政策金利発表のイベントを控えたイベントリスクの影響などもあり、午後15時43〜44分頃にかけてドルは円相場で一時160円59銭付近に上昇し、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。

この日本時間の午後の時間は、時差で欧州現地では朝のニュースの時間であったことから、現地の朝にも、「イランのイスラム革命防衛隊 (IRGC)が、今日11日に米国による新たな攻撃への対抗措置として、‌クウェートとバーレーンの空軍基地を攻撃したと発表」、「基地の18の米国軍関連施設や、バーレーンに駐留する米国海軍第5艦隊を攻撃したとし⁠ている」などと報じられたほか、「IRGCは、ヨルダンにある米国軍アズラク基地も2夜連続で攻撃しており、⁠弾道ミサイル12発で同基地の米国軍機を標的にしたと表明」、「米国軍の主要な施設と管制セン⁠ターも標的にした」などの報道があったため、欧州ユーロ圏が中東情勢に近い地域もあることから地政学リスクの影響もあって警戒感が改めて意識された時間であった。

とはいえ、夕方からの英国ロンドン外国為替市場の参入後には、米国WTI原油先物が今朝の上昇幅を一時89ドル台に縮小していたことなどから、時間外の米国債券取引でも今朝には一時4.573%付近に上昇していた米国長期金利が上昇幅を縮小し、夕方16時台に一時4.539%付近にも上昇幅を縮小した債券利回りの金利差トレードの影響などもあり、夕方16時10分と42分頃にはドルも円相場で一時160円49.5銭付近に上昇幅を縮小したが、中東情勢への警戒感が続く中では、ドルは円相場で底堅い値動きを見せていた。

このため、今日17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は160円51銭付近で、昨日17時の160円40銭付近の前東京終値比で約11銭の円安ドル高になった。

今夜の欧州市場では、今夜21時15分に欧州中央銀行 (ECB) の欧州政策金利の発表イベントがあり、続いて今夜21時45分頃から、ECB理事会後のクリスティーヌ・ラガルド総裁の記者会見を控えている。

今夜の米国市場でも、最新米国経済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜21時30分に5月米国卸売 (生産者) 物価指数 (PPI / Producer Price Index) と、前週分米国新規失業保険申請件数と前週分米国失業保険継続受給者数が同時発表される。

世界市場では、引き続き、米国とイランやイスラエルとレバノンなどの中東情勢のニュースの続報と原油など世界的なエネルギー主要輸送ルートのホルムズ海峡と周辺産油国を含む中東・湾岸諸国の続報などが注目されており、原油先物などを含めたコモディティと債券市場や世界の株式市場の為替相場への影響と、ロシアとウクライナや米中および日中関係など世界情勢に加え、世界の政治・経済のニュースとドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相と各国政府・中央銀行関係者等の要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料になっている。

一方、 欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は185円30銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の184円30銭付近の前東京終値比で約1円の大幅な円安ユーロ高であった。

主な要因は、中東情勢への警戒感の中でも、日経平均株価がプラス圏に戻したことで国内第一安全資産としての低リスク通貨の円買いが収束したほか、今日の日本市場では今夜の欧州中央銀行 (ECB)  の欧州利上げ予想が優勢であったことから、日欧金利差予想も影響を与えていた。

地理や経済圏の近さから欧州ユーロの影響を受けていた英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は214円78銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の214円74銭付近の前東京終値比で約4銭の円安ポンド高であった。

ユーロドルは、今日17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1544ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.1553ドル付近の前東京終値比で約0.09セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、中東情勢の米国軍とイランの交戦を受けた警戒感が高まり、原油価格警戒などで主要通貨に対する「有事のドル買い」の影響があったが、来週の米国金利据え置き予想が優勢のドルに対し、今夜の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会では欧州利上げ予想が市場で優勢であったことではユーロドルは小幅域となっていた。

なお、追記の速報として、欧州中央銀行 (ECB) は今夜21時15分に市場予想で優勢であった通りに、欧州政策金利をこれまでの2.15%から2.40%へ欧州利上げを発表した。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月6月11日の日本時間 (JST / Japan Standard Time) の21時4分 (チャート画像の時間帯は英国夏時間 (BST / British Summer Time / GMT+1 / JST-8) の英国ロンドン外国為替市場の13時4分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。欧州英国市場は2026年3月29日日曜日〜2026年10月25日日曜日が英国夏時間となり、米国でも2026年3月8日日曜日〜2026年11月1日日曜日が米国夏時間で共にサマータイム入りしており、冬時間の頃と比較すると日本時間と1時間の時差短縮の調整があったことには注意が必要である。

通貨ペア JST 21:04の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00東京終値比
ドル/円 160.51 〜 160.53 +0.13 (円安)
ユーロ/円 185.21 〜 185.26 −0.04 (円高)
ユーロ/ドル 1.1537 〜 1.1541 −0.0012 (ドル高)
英ポンド/円 214.54 〜 214.60 −0.14 (円高)
スイスフラン/円 200.91 〜 200.97 +0.10 (円安)
豪ドル/円 112.30 〜 112.34 −0.19 (円高)

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