「東西FXリサーチ」ニュージーランドドル・経済は好調を続け、利上げの可能性大

2021年9月16日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

ニュージーランドドル・経済は好調を続け、利上げの可能性大

ニュージーランド統計局の16日の発表によると、今年の第2四半期(4-6月)の国内総生産は四半期ベースでは 2.8%の成長。

また前期比では17.4%増加し、ニュージーランドでは、最近のCovid状況にも関わらず好調な数値となった。ブルームバーグによると調査したエコノミストの予想(1.1%増)を大きく超えていた。同国の明るいニュースはニュージーランドドルを押し上げ、対米ドルで0.7139まで上昇した。

このような強力なデータは、最近のCovid発生前に金利を引き上げを示唆していたニュージーランド準備銀行は、先月18日の政策決定会合で、大方予想されていた利上げを見送り、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.25%に据え置いた。しかしながら、キウイドルの上昇は、短期的にはRBNZが引き締められる可能性が高まっていることを反映している可能性がある。

ニュージーランドドル/米ドルは、ニュージーランド準備銀行による金利の引き上げ準備から、より高値を模索する可能性がある。NZD/USDの持続的な上昇の勢いに対する主要な課題は、次回の金融政策決定会合(10/6開催予定)での利上げの可能性だろう。

先細りの発表によって強調された政策のタカ派の変化は、おそらくペアを0.6900以上の主要なサポートゾーンに下げることで、FXランドスケープ全体で米ドルの強さを一掃する可能性がある。水曜日のAPACセッションでは、中国の小売売上高と工業生産データが予想よりも弱かったため、キウイドルが圧迫されたが、米ドルが米国の取引中に国債の利回りを追うことができず、その感情は逆転した。

ドル安により、リスクオンFXが上昇し、ニューヨークのオープニングベルからキウイドルのクロスが上昇傾向となった。ニュージーランドの中央銀行は最近のCovidの見通しが沈静化するのを待ちの状態にあるため、今後、利上げの可能性は非常に高い。


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