「東西FXリサーチ」英ポンド/米ドルの伸びは限定的

2021年6月11日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

英ポンド/米ドルの伸びは限定的

英ポンド/米ドルは日中のスイング高値から約30ピップス後退し、最後に日中の取引範囲の下限近くである1.4100半ばのすぐ上でホバリングしているのが見られた。

ペアは、1.4075-70地域周辺で、4週間の安値から100ピップスを超える前日の強い跳ね返りを利用するのに苦戦し、金曜日に抑制された/範囲に制限された価格行動がみられた。いわゆるデルタバリアントの普及を考慮して、英国が6月21日に規制を完全に終了するといった計画を延期する可能性があることが懸念されている。失望した英国のマクロデータに加えて、このことは、英国ポンドの逆風となり、英ポンド/ 米ドルの伸びをを制限した。

英国の月次GDPレポートは、2.4%の成長を示すコンセンサス推定とは対照的に、4月の経済は2.3%拡大したことを示した。ただし、これは3月に記録された2.1%の上昇よりも若干優れていた。一方、これとは別に、英国の工業生産と製造業の生産データは、英国の産業部門の回復が4月に停滞したことを示している。実際、報告された月の間に製造業は-0.3%前月比M低下したが、総産業生産高は-1.3%であった。

一方、米ドルはディップバイを引き付け、米国債の利回りの継続的な低下の影響を受けていないように見えた。投資家は、インフレの急上昇は一時的なものである可能性が高いというFRBの説明と一致しているようであり、FRBがその超低金利政策を長期間維持すると確信している。これにより、ベンチマークとなる10年物米国債の利回りは3月初旬以来の最低水準にまで落ち込んだ。

一方、日中のスライドは、1.4190-1.4200地域付近での堅調なレジスタンスを再確認した。これは、短期トレーダーにとって重要な要点となるだろう。それを超える持続的な動きは、短期的な強気のブレイクアウトを示し、過去2か月ほどで目撃された最近の強いポジティブな動きを延長させるだろう。.逆に、1.4100マークを下回る弱さは、それ以上の上昇の見通しを否定し、英ポンド/米ドルを弱める。


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