「東西FXリサーチ」ポンドの下落は制限的、米ドルの低利回りは米ドル下落となるか?

2021年4月08日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

ポンドの下落は制限的、米ドルの低利回りは米ドル下落となるか?

イースター休暇後、世界的なリスクセンチメントはまちまちで、欧州センチメントの回復の兆しがストックスヨーロッパ600で過去最高を記録し、米国株式は月曜日の強力なセッションの後、昨日失速した。

今週の後半には、データ関連からの触媒はほとんどないと予想されるが、今日の焦点はFRBに移り、多数の講演者による3月17日の会議のFOMC議事録が発表される。投資家は、インフレ見通しの上昇に関する政策立案者の間の「不快感」を探すだろう。

債券の弱気筋はFRBの議事録に失望したままであっても、タカ派的なシグナルが 債券市場へのリスクを弱め、ドルをいくらかのサポートするだろう。今週、米ドルは特に低利回りに対して弱さの兆しを見せているが、これがより広範な米ドルの下落の始まりであると言うのは時期尚早と映る。

ユーロは今週、米ドルに対してG10の低利回りを追っている。米国とEU間でウイルスとワクチン接種のテーマに関するパターンが大きく異なるという話は、資産価格によってある程度予測しており、投資家はヨーロッパの回復見通しに臆病になっていることを歓迎している。

メディアによると、EU委員会は、この地域の免疫目標は6月末までに達成されるべきであるとしているが、これはアストラゼネカワクチンに対する信頼の高まりを条件としていると報道している。一部のメディアの報道が、EMAがアストラゼネカワクチンと血栓の症例との関連を認めている可能性があることを示唆していることを考慮すると、簡単には信頼はえられないかもしれない。

テクニカル的な観点から、EURはすでに広範囲にわたるポジションの二乗修正がされており現在、よりバランスの取れたポジショニングを示している。とはいえ、ユーロの好調な勢いの継続は、EUのウイルス/ワクチン状況の具体的な改善に依存する必要があり、それが実現するまでにはまだ時間がかかる可能性がある。

英ポンドは昨日、堅調な第1四半期に続いて利益を上げている可能性があるため、下落が修正された。しかし、ファンダメンタルズ(とりわけ、ワクチンに裏打ちされた英国経済の再開による明るい回復期待)は依然として堅調であり、さらなる短期的な英ポンドの下落の範囲を制限する。

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