「東西FXリサーチ」米ドル需要の流入からボラティリティが加速

2021年2月26日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

米ドル需要の流入からボラティリティが加速

木曜日の早い段階で、米ドルは強い売り圧力に直面した。ユーロ / 米ドルの価格行動は、日中の高値で約70ピップス上昇したが、取引が進むにつれて、米ドルの強気筋が主要通貨ペアを急落させた。日中の米ドル需要の流入は、ボラティリティを加速させた。 これは、主に債券売却の激化によって引き起こされたとみられる。

昨日の7年債の悲惨な売り切りに続いて、債券の利回りはさらに上昇し、通貨のボラティリティが加速している。

一晩のインプライドボラティリティの測定値は、それぞれの20日間平均と比較した場合、ユーロ / 米ドル、英ポンド / 米ドル、米ドル / 円、米ドル / カナダドルなどの主要通貨ペア全体で上昇し続けている。金曜日の取引セッションのDailyFX経済カレンダーで予定されている影響の大きいイベントリスクとしては、米ドルのボラティリティの潜在的な触媒として、毎月のインフレデータのリリースに焦点が当たっている。連邦準備制度理事会(FRB)によって追跡しているインフレの指標となるコアPCEが予想よりも激しい場合は、米ドルの下での債券売却と入札がさらに進む可能性がある。

米国債の利回りの上昇とカーブの急勾配が「良好な」経済的要因の背後にはFRBの存在すると認識されている限り、利回りの上昇はリスク資産にとって有害ではなく、米ドルにとっては利益をもたらす要因とはならない。

一方、株価は下落し、S&P 500から派生した 恐怖指数と呼ばれるVIX指数ともに米ドル高も進んだ。この反応は、S&P500の推定配当利回りよりも高いレベルであるため、10年間の米国債の利回りが1.5%を上回ったことが原因である可能性がある。

より広範なDXYインデックスによってステージングされた日中の反転は、弱気筋に一時停止を与える可能性があり、主要なテクニカルサポートゾーンとして90.00ハンドルがさらに強調されている。その点で、MACD指標から判断すると、下向きの勢いは鈍化しているとみられる。ただし、米ドルの弱気筋は依然として50日移動平均を下回るところにいる。しかしながら、米債券の利回りの方向性が米ドルの動きに影響を与えるキーとなる可能性もある。

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