今日のFXニュース:全般的な円安傾向が目立つ中でのニュース速報の影響|東西FXニュース
2022年2月10日東西FXニュース – 2022年2月10日
文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
- 米金利先高観と金融政策への注目高まる中での日銀の指し値オペ発表
- 今夜の米消費者物価指数(CPI)発表前の円ドル様子見が続く
- ユーロ堅調の裏に独連銀総裁発言
欧米の景気回復への期待値の高まる中、日本では今日は東京を含めた13都県でまん延防止延長のニュースが朝刊の一面を飾ったのが印象的だが、その予想の通りに今日の東京外国為替市場で円相場は下落し、対ドルやユーロだけでなく、豪ドルなどに対しても全般的な円安傾向が目立った。
また、欧米での金利上昇が期待されてきた中で、今日の夕方に日銀が発表した「指定した利回りで無制限に国債を買い入れる指し値オペを14日に実施する」などのニュースが速報で流れ、日銀が日本の長期金利を抑制して金融緩和の継続姿勢を明らかにしたと受け止められての大量の円売りも出た。
昨日までの米国債利回りの上昇は一段落して来たが、米国では好調な企業決算が投資家達の購買意欲を誘い、昨日はニューヨーク株式市場でも強気の投資があったが、為替でも米長期金利の先高観は根強く、日米金利差の拡大を意識した円売りによる円安ドル高となった。
朝から下落していた対ドルの円は正午には前日17時と比べて11銭の円安ドル高の115円51~52銭になり、午後14時には115円62~63銭と同前日比で22銭の円安ドル高を更新して、更に夜18時半頃には115円82〜83銭で前日比89銭の円安ドル高となった。
投資家達は今夜発表予定の1月の米消費者物価指数(CPI)に注目しており、来月の米連邦準備制度理事会(FRB)の今後の米金利上げと金融政策への手掛かりになると考えている。
米消費者物価指数(CPI)発表を控えての、昨夜のナーゲル独連銀総裁の発言の「3月までにドイツのインフレの状況が変わらなければ、金融政策の正常化を主張する」ことや、最初のステップは債券購入の終了でその後22年に金利を引き上げる可能性を期待されたことで堅調なユーロでの円売りが、対ドルにも波及したとみられている。
今日は対ユーロでも円相場は下落しており、正午には132円00~01銭と前日比35銭の円安ユーロ高となり、朝の欧州市場の開いた日本時間の午後19時過ぎには132円47〜48銭で、前日比82銭の更なる円安ユーロ高となった。
また、ユーロは対ドルでも僅差での上昇傾向を示しており、正午には1.1427~28ドルと前日比0.0019ドルのユーロ高ドル安で、夜19時10分になっても1.1440〜1.1442ドルと前日比0.0032ドルのユーロ高ドル安が続いた。
日本円は先日すでに0.50%への英金利上げの発表のあった英ポンドに対しても下落を続けており、午後19時半時点では157円14〜20銭で前日比78銭の円安ポンド高である。
今日のニュース執筆時の日本時間(JST)19時半の、クロス円を中心とした為替レートは下記の通りである。
通貨ペア | JST 19:30の為替レート | 前日比 |
ドル/円 | 115.81〜115.82 | +0.41(円安) |
ユーロ/円 | 132.44〜132.46 | +0.79(円安) |
ユーロ/ドル | 1.1435 〜 1.1437 | +0.0027(ドル安) |
英ポンド/円 | 157.14 〜 157.20 | +0.78(円安) |
スイスフラン/円 | 125.29 〜 125.35 | +0.32(円安) |
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