「東西FXリサーチ」トルコリラ急落と利下げ期待から小口の買いが進む

2021年3月31日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

トルコリラ急落と利下げ期待から小口の買いが進む

トルコではエルドアン大統領が先週末にトルコ中銀総裁を更迭したことが理由でトルコ・リラが急落した。 エルドアン・トルコ大統領は、TCMB(中央銀行)のアーバル総裁を解任。後任にはハト派のカブジュオール氏が指名された。このリーダー交代により、世界の世界の金融市場は本格的な緩和を期待している。大統領は先週、外国人投資家はトルコへの信頼を失うべきではないと説明し、市民は金と外国為替の保有をリラ建ての資産に譲渡すると付け加えた。過去数日間の変動は、トルコの経済のファンダメンタルズ、実体経済、可能性、またはその明日を最も 反映しているものではないとも述べている。今週は、先週のリラの急落がさらに続いてはいるが、 降下はやや緩和され、トルコリラは米ドルとユーロに対して弱まり、取引週を開始し、それぞれ8.19と9.65となっている。

トルコ中銀は先週の政策会合で、政策金利を17%から19%へ引き上げた。市場予想(18%)のさらに上をいくタカ派的利上げだったが、おかげでリラ安が回避され、トルコリラ/円は14円台前半から15円台まで回復し、マーケットも中銀の利上げを評価していた。ところがエルドアン・トルコ大統領はまたも総裁を 替えた。中銀総裁の更迭は過去2年弱で3度目。投資家がトルコ市場から逃げ出し、底なし沼のリラ安になる、あの暗黒時代への逆戻りが予想され、一部の小口投資家などリラ強気派が買いに動いていた。少なくとも利上げがないことは織り込み済みと予測されており、トルコ中銀は4月の金融政策委員会(MPC)でどの程度の利下げと 決定するかが注目されている。

2005年1月、以前のリラの価値が劇的に低下し、換算額が100万ドルから150万TRYになった後、トルコリラの新札が発行された。 経済はより高い金利で短期的な利益を得るために外国の資金に依存しているため、世界的な逆風とそれに続く環境からのリスクはリラの大幅な下落につながる可能性がある。

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