「東西FXリサーチ」ポンド高の中、アメリカでは消費意欲が低下

2021年2月15日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

ポンド高の中、アメリカでは消費意欲が低下

ポンドは金曜日に2年振りの高値まで急上昇した。英ポンド / 米ドルは0.26%上昇して1.3850ドルへ、2018年4月以来の最高水準となった。金融政策の手がかりを含む重要な週のデータに先立ち、経済における強力なワクチン主導による経済回復への期待の高まりを受けて、5週目の勝利に向けて順調に推移した。

ポンドの勢いある回復は、英国が全国で1,400万を超えるCovid-19ワクチンの接種を展開し、2月中旬までには政府の1,500万の目標を達成するために順調に進んでいることを示している。ワクチンの迅速な展開と感染症の減少により、投資家は、経済が最終的に再開したときに予想よりも高い回復力が見られる可能性が高いと推測している。

金曜日に、英国のコロナウイルスの実効再生産数は7月以来初めて1を下回り、0.7から0.9の間に下がり、投資家は長期の封鎖が経済に与える影響についてへの懸念を和らげた。しかし、INGによると、コロナウイルスの背景の改善とワクチンの迅速な展開は、ポンドが数年ぶりの高値を記録したという話のほんの一面にすぎないと述べている。

同社のレポートによると、過去2〜3週間、ポンド固有の見通しの強気な価格改定が英ポンド/米ドルの主なサポート要因でしたが、現在は英ポンド/米ドルはユーロ / 米ドルの回復がプラスに働いているという将来的には、両方の要因が英ポンド/米ドルのに有利に働き、年間を通じて1.50レベルに向かって移動すると予想されているとも述べている。

一方、アメリカの消費心理の低下が報告されている。2月の米ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は市場予想に反して下げ、6カ月ぶり低水準となった。所得の見通しが悪化したほか、1年先のインフレ加速を予想する人が増えたことが示された。

米経済対策協議が進められている中でも、消費者の家計見通しに関する指数は116と、14年11月以来の水準に低下失業率の高さ、新型コロナウイルス感染症に伴う活動制限、ワクチン接種展開の遅さといった要因が消費者マインドを圧迫した。ただ、今後数カ月でワクチン接種が拡大したり、各州が事業活動の制限を緩和したりすることで、信頼感の水準は安定化する可能性がある。

金曜日のユーロ/ 米ドルは1.2121ドルで横ばいで終わった。

専門家たちは、パンデミックの影響は、来週に予定されているインフレや小売売上高のデータなど、今後の英国経済データに引き続き反映されると述べている。大和キャピタルマーケッツでは、来週の英国のデータハイライトは、水曜日の最新のインフレ率と金曜日の公式小売売上高であると言い、年初のパンデミックの激化と封じ込め措置の強化は、インフレにいくらかの下方圧力を加えると予想される可能性があることを述べている。加えて、 最近のスターリング強化と同様に、インフレバスケット内のコンポーネントの再加重からの影響を受ける可能性があることを述べている。

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