「東西FXリサーチ」欧州中央銀行の会合前にユーロ上昇、バイデン氏の大統領就任でウォール街は高値に

2021年1月22日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

欧州中央銀行の会合前にユーロ上昇、バイデン氏の大統領就任でウォール街は高値に

木曜日のECB (欧州中央銀行)の会合の前にユーロは0.2%上昇した。前回のセッションからの同様の低下を逆転し、ECBの政策発表の約4時間前に1.2134ドルで取引された。

ECBは予想通りに金融政策を変更せず、デポ率は-0.5%で、現在の量的緩和政策のペースを維持している。銀行はまた、現在の政策が予見可能な将来への順応性を維持する必要があることを再認識している。ユーロ市場の反応は、全体として、金融政策の発表にはほとんど驚きがなく、ユーロの価格へは影響していない。とはいえ、木曜日、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁によると、ユーロ圏経済は2020年10-12月(第4四半期)が 縮小した可能性があると述べたことから、ユーロ圏が景気後退の二番底に向かっていることがわかる。同氏は続けて、第4四半期の縮小は第1四半期に流れ込む可能性についても語った。新たな変異種を含む新型コロナウイルスとの闘いで経済制限により 1-3月(第1四半期)もマイナス成長になるとの予想が増えている。次回の会見は3月を予定しているため、続けて留意が必要だ。

ECBは、12月の中期インフレ見通しへの影響の可能性に関して、為替レートの動向を引き続き監視するという声明を出している。これは為替レートの現在の水準での緩和 の維持を示唆する。

米国の第46代大統領がCOVID-19からの経済回復を支えるために1.9兆ドルのパッケージを確保することが期待されている中、ジョー・バイデンの就任後、株式市場はウォール街とアジアで記録的な高値に達した。

ドル指数は0.2%下落して90.240となり、月曜日にほぼ1か月の最高値である90.956に達した後、3日目に下落した。

多くのアナリストは、ドルが下落傾向を続けると予想しており、米国の金融政策が非常に緩い中、2020年には7%近く下落し、パンデミック後の世界的な回復を期待している。