FX週刊ニュース (3月4週)|米ドル/円:円安の加速。今週中に120円突破か?

2022年3月21日
FX週刊ニュース (3月4週)|米ドル/円:円安の加速。今週中に120円突破か?

FX週刊ニュース – 2022年3月21日
文/高田 – 東西FXリサーチチーム


主な点:

  • 米ドル/円:円安の加速。今週中に120円突破か?
  • ユーロ/米ドル:下落傾向続く不安定な相場
  • 英ポンド/米ドル:英金融政策発表を終えて一旦落ちついた相場
  • 豪ドル/米ドル:リスクが高まる中買われ傾向続く
  • 止まらぬ原油価格の高騰
  • 続く安全資産としての金への資金流入

  • 米ドル/円:円安の加速。今週中に120円突破か?

米ドル/円相場での円安の加速が止まらない。週初14日月曜日に117.34から瞬間最安値117.30まで下落し、16日にはアメリカのFBR(米連邦準備理事会)が利上げ(利上げ幅:0.25%)を決定したことに影響を受け、一時1ドル、119円台まで値下がりした。加えてロシアによるウクライナ侵攻も米ドル相場に強い影響を与え続けており、非常事態に強いドルへの買いが続いている。また年内残り6回あるFOMC(連邦公開市場委員会)でもまだ利上げの実施が予定されており、タカ派の姿勢も相まって、引き続きドル賈いの影響を続くと思われる。今週中には心理的節目の120円台まで突破する可能性も十分にあり、しっかり動向を確認していく必要がある。

  • ユーロ/米ドル:下落傾向続く不安定な相場

ユーロ/米ドルでは、先週3/7に約1年9ヵ月ぶり安値となる1.0805まで急落し、下落傾向が続くと思われていたが、今週は一転して買戻し機運が強まり、週後半にかけて1.1138まで持ち直した。週の最終日金曜日には、最終的に1.1100あたりで落ち着いている。ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念は、ロシアのエネルギーに依存している欧州経済への圧力となり、今週も引き続きユーロ米ドル相場の下落傾向が続くと思われる。

  • 英ポンド/米ドル:英金融政策発表を終えて一旦落ちついた相場

英ポンド/米ドルは月曜日の週の始まりから下落を続け、2020年11月以来の最低水準である1.3000まで下落した。木曜日には英金融政策委員会(MPC)の金融政策発表を目前に控えて、英ポンド/米ドル:は1.32台を記録。その後少しの間、上昇傾向が見られたが、金曜日の初めには相場は落ち着いてきた。ウクライナとロシアとの紛争は今週さらに拡大した場合、リスクがより高まりことから、ドル回が続き、相対的に英ポンド/米ドルは下落する可能性がある。

  • 豪ドル/米ドル:リスクが高まる中買われ傾向続く

豪ドル/米ドルペアは4日連続で上昇しましたが、上昇を維持することができず、現在、0.7181での最新の日次下落の61.8%のリトレースメントを中心に推移している。18日金曜日の外国為替市場のオーストラリアドル・円相場は午後1時30分時点で1豪ドル=87円61銭前後と、前日午後5時時点に比べ72銭の大幅な豪ドル高・円安で推移している。専門家によると、今週豪ドル/米ドル比較的安定したボラリティティの中での推移が予測されている。

  • 止まらぬ原油価格の高騰

ロシアのウクライナ侵攻により原油価格が急上昇している。エネルギー調査会社のコモディティ市場の専門家は、この高騰は当面続くと警告している。ライスタッド・エナジーは最新の研究報告書で、「原油価格は2022年夏には1バレル240ドルに達する可能性がある。これは過去数十年で最大のエネルギー危機であり、非常に重要なエネルギー資源の供給にかつてないほど大きな影響を及ぼす」と記している。ロシアがウクライナに侵攻して以来、WTIは現在(3/18日現在)11.00ドル以上の上昇で取引されている。ロシアとウクライナの和平協定の発表がいつになるかわからないなか、当分の間石油のリスクを世界中が抱えることになる。

  • 続く安全資産としての金への資金流入

ステートストリートグローバルアドバイザーズによると、ロシアのウクライナ侵攻による投資家の安全資産として金の購入が続いており、金価格が今年、新たな高値に急上昇することは避けられない。ニューヨークのベンチマーク金価格は先週、1オンスあたり2,078ドルを上回り、2020年8月以来の最高水準に達した。これは、ウクライナとロシアの間の緊張が高まり、西側諸国がロシアを叩くためのより厳しい制裁措置を実施したからである。金価格の見通しについて専門家は、「金価格は短期的にはある程度の圧力を受ける可能性がありますが、中長期的な観点からは依然として前向きに見えます 。現在のところ、貴金属にとって重要なハードルであり、1オンスあたり1850ドルという、 購入意欲を獲得することを想定している。」世界的な行われた大幅な金融政策の拡大を考えると、特にインフレ期待が著しく上昇した場合、少なくとも当分の間は金価格の高インフレは解消されないと思われる。


今週の経済指標カレンダー
時間経済指標(イベント)通貨重要度
月曜日 – 2022年3月21日
1日中日本 – 春分祝日
06:45貿易収支 (前月比) (2月)NZD
06:45貿易収支 (前年比) (2月)NZD
10:15PBoC ローンプライムレートCNY
16:00生産者物価指数 (前月比) (2月)EUR
16:30ラガルドECB総裁 発言EUR
21:00FOMCボスティック委員発言USD
23:00FRBパウエル議長発言USD
火曜日 – 2022年3月22日
06:00Westpac消費者信頼感指数 (Q1)NZD
10:00ロウRBA総裁発言AUD
16:30欧州中銀(ECB)ルイス・デギンドス副総裁発言EUR
20:00CBI製造業受注指数 (3月)GBP
21:30原材料価格指数 (前月比) (2月)CAD
21:30卸売売上高 (前月比)CAD
22:00ECBのパネッタ氏発言EUR
22:15ラガルドECB総裁 発言EUR
23:35連邦公開市場委員会メンバーの
ウィリアムズ氏の発信
USD
水曜日 – 2022年3月23日
00:15MPC委員カンリフ氏の発信GBP
00:15スイス国立銀行 トーマス・ジョルダン総裁発言CHF
02:00ECBのレーン氏発言EUR
03:00米国 連邦公開市場委員会
メアリー・デイリー委員発言
USD
05:30米国石油協会 週間原油在庫USD
06:00FOMCメンバー、メスター談話USD
06:00Westpac消費者信頼感指数 (Q1)NZD
14:00シンガポール消費者物価指数 (前年比) (2月)SGD
16:00消費者物価指数 (前月比) (2月)GBP
16:00消費者物価指数 (前年比) (2月)GBP
16:00生産者物価指数(原材料価格) (前月比) (2月)GBP
17:00ECB非金融政策会議EUR
21:00BOEベイリー総裁発言GBP
21:00FRBパウエル議長発言USD
21:00ドイツ連邦銀行のネーゲル総裁スピーチEUR
21:30年予算発表GBP
23:00新築住宅販売戸数 (2月)USD
23:00新築住宅販売 (前月比) (2月)USD
23:30原油在庫量USD
23:30クッシング原油在庫USD
木曜日 – 2022年3月24日
00:45米国 連邦公開市場委員会
メアリー・デイリー委員発言
USD
08:50金融政策決定会合議事要旨JPY
09:30Nikkeiサービス業PMIJPY
10:30日銀片岡審議委員発言JPY
17:15製造業購買担当者景気指数 (3月)EUR
17:15サービス業購買担当者景気指数 (3月)EUR
17:30政策金利発表 (Q1)CHF
17:30スイス国立銀行金融政策評価CHF
17:30製造業購買部協会景気指数 (3月)EUR
17:30サービス業購買部協会景気指数 (3月)EUR
18:00欧州中央銀行(ECB)経済報告EUR
18:00製造業購買担当者景気指数 (3月)EUR
18:00マーケット総合PMI (3月)EUR
18:00サービス業購買部協会景気指数 (3月)EUR
18:30総合PMIGBP
18:30製造業購買部協会景気指数GBP
18:30サービス業購買部協会景気指数GBP
18:30スイス国立銀行記者会見CHF
18:30欧州中銀エルダーソン氏発言EUR
19:00EUリーダーズサミットEUR
21:30コア耐久財受注 (前月比) (2月)USD
21:30経常収支 (Q4)USD
21:30耐久財受注 (前月比) (2月)USD
21:30失業保険申請件数USD
21:30製造業売上高 (前月比)CAD
22:00欧州中銀エルダーソン氏発言EUR
22:10FRBウォラー氏発言USD
22:45製造業購買管理者指数 (3月)USD
22:45マーケット総合PMI (3月)USD
22:45サービス業購買部協会景気指数 (3月)USD
金曜日 – 2022年3月25日
02:00ドイツ連銀ベーアマン氏発言EUR
08:30東京都区部コア消費者物価指数(CPI) (前年比) (3月)JPY
08:30東京都区部のコアコア消費者物価指数
(CPI) (前月比) (3月)
JPY
16:00小売売上高コア(前月比) (前年比) (2月)GBP
16:00小売売上高コア(前年比) (前月比) (2月)GBP
16:00小売売上高(前年比) (前月比) (2月)GBP
16:00小売売上高(前月比) (前年比) (2月)GBP
17:00国内総生産(GDP) (前期比) (Q4)EUR
18:00景気予測 (3月)EUR
18:00現況分析 (3月)EUR
18:00IFO景況指数 (3月)EUR
19:00EUリーダーズサミットEUR
20:00フランス合計求職者数EUR
22:00BOEMPCメンバーのキャサリンLマンGBP
23:00連邦公開市場委員会メンバーの
ウィリアムズ氏の発信
USD
23:00ミシガン消費者信頼感見込み最終 (3月)USD
23:00ミシガン大学消費者信頼感指数 (3月)USD
23:00中古住宅販売保留 (前月比) (2月)USD
土曜日 – 2022年3月26日
01:00FRBウォラー氏発言USD
01:45コジキBoC副総裁のスピーチCAD
02:00ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウントUSD
02:00ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数USD
04:30米国商品先物取引委員会 英ポンド
投機的ネットポジション
GBP
04:30CFTC原油の投機的なネットポジションUSD
04:30米国商品先物取引委員会 金
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 S&P500
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 豪ドル
投機的ネットポジション
AUD
04:30米国商品先物取引委員会 円
投機的ネットポジション
JPY
04:30米国商品先物取引委員会 ユーロ
投機的ネットポジション
EUR




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