マーケットコメント:大荒れの雇用統計!FXの値動きと今後を徹底予想!

2024年9月09日
ドル円はその後数時間で141円後半から144円付近を大きく乱高下した

 

東西FXマーケットコメント – 2024年9月9日

文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム

雇用統計の結果

利下げが期待される9月FOMCを直前に控える中、9月6日に8月米国雇用統計の結果が発表された。

結果としては、失業率は予想どおりで前月から4.2%となったが、8月の非農業部門雇用者数は市場予想の16万人を下回り、14.2万人となった。

結果として、ドル円はその後数時間で141円後半から144円付近を大きく乱高下した。一方で、その後は方向感のないまま取引を終了することとなった。S&P500も続落し、そのまま下落トレンドを継続して取引を終了した。

この値動きに対して、野村證券のチーフ為替ストラテジスト、後藤祐二朗氏は米株下落やFRBメンバー、ウォラー理事の利下げへの肯定的な態度などの観点から「ドル円の上値は重いだろう」と指摘した。(Bloombergより)


ドル円テクニカル分析〜値動きと今後のトレンド〜

ドル円1時間足について更に詳しく見てみましょう。

ドル円は現在、25日移動平均線に上値を抑えられる形で推移している。75日移動平均線も下向きになって久しく、9月6日の米雇用統計では一時、大きく上昇したものの、この移動平均線に上値を抑えられる形となった。

一方で、MACDで見ると、MACDがシグナルをゴールデンクロスで上回っており、上昇シグナルとなっている。RSIは50近辺で推移している。

まとめると、ドル円は短期的な上昇は考えられるものの、長期的には上値の重い展開が予想される。MACDから考えられる短期的な上昇が起これば、下落トレンドの中でのいい売り場となるかもしれない。

MACDがシグナルをゴールデンクロスで上回っており、上昇シグナルとなっている

(Yahoo Financeより)


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