FXニュース:海外市場休場中の日本市場の値動きの影響

2022年12月27日
FXニュース:海外市場休場中の日本市場の値動きの影響

 

東西FXニュース – 2022年12月27日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日本企業の輸入実需の円売りドル買いが優勢
  • 日本全国の小売業販売額が市場予想よりも低下
  • 年末前の調整の円売りドル買いやユーロ買いも

今日2022年12月27日火曜日の日本の東京外国為替市場の9時から17時までの外為取引時間のドル円相場の為替レートは、円の安値の133円17銭前後から高値の132円64銭前後の値幅53銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は132円86~88銭付近で、前日同時刻の前東京終値比で約21銭の円安ドル高であった。

今朝は昨夜の欧米市場など世界市場の多くがクリスマスの振替休日等で休場であったため、日本市場での為替相場の値動きが、世界FX市場に大きな影響を与えた。

今朝8時半には日本の最新経済指標が発表され、11月の日本の失業率は前回の2.6%に対して市場予想通りの2.5%で、有効求人倍率は市場予想の1.36に対して前回と横ばいの1.35で、ほぼ市場予想通りの堅調な日本の雇用市場と一部の賃上げ動向も観測された。

しかし、8時50分に公表された11月の日本全国の小売業販売額の前年同月比は、前回の4.3%と前回上方修正の4.4%と市場予想の3.7%に対して、2.6%に低下していた。同月の既存店の百貨店とスーパー販売額の前年同月比も、前回の4.1%と市場予想の3.2%に対して2.4%に低下し、先日公開された11月の日本の消費者物価指数 (CPI) で総合指数は前年同月比で3.8%の上昇、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比で3.7%の上昇、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年同月比で2.8%の上昇という、政策目標の2%を超えたインフレによる買い控え等の影響等が見られた。

今朝9時に132円76銭付近から始まった今日の東京外国為替市場では、今日は英国市場や英連邦のオーストラリアやニュージーランドのオセアニア市場と香港とカナダと南アフリカはクリスマスの翌日のボクシング・デーの祝日の振替休日の連休等で休場であるが、今日の午後からの欧州市場や今夜の米国市場は連休明けで再開予定のため、9時55分の今日の仲値決済に向けて日本企業の輸入実需による円売りドル買いが活発になり、10時頃には今日の日本市場の円の安値でドルの高値の133円17銭付近の円安ドル高を記録した。

その後には、日本の輸出企業の円買いドル売り注文の一時抵抗と、年末を控えた持ち高調整や利益確定などの抵抗が入ったが、前日比で円安ドル高の132円台後半で推移した。

午後14時には日本の経済指標の11月の新設住宅着工戸数の前年同月比が発表され、前回の-1.8%と市場予想の1.5%に対して-1.4%で、前回よりは下げ幅は改善されたものの市場予想以下であったことから、特に円相場の上昇には繋がらなかった。

欧州市場の中でもフランスは長期のホリデーを取る習慣があるために休暇中の市場参加者も多く、大手銀行等のある欧州主要国のドイツなどが今日から連休明けとはいえ、普段の午後の欧州市場の参入ではロンドンに金融街シティがある英国市場の存在も大きいため、その英国市場が今日もボクシングデーの振替祝日の休場中であることから、昼頃には日本市場を中心としたやや円売りドル買いの市場トレンドが継続し、年末を控えた持ち高調整等の午後の抵抗も加えて、やや横ばいに近い動きになり、ドル円は132円台後半で推移した。

ただし、今日の日経平均株価は堅調な26,447円87銭の前日比42円高で15時15分に大引けし、夕方の米株先物のダウ先物やドイツやフランスの欧州株価なども堅調に推移したことからは、夕方から欧州市場を中心に低リスク通貨の円が売られる機会があった。

そのため、今夜17時の今日の東京外国為替市場のドル円相場の終値は132円86~88銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約21銭の円安ドル高になった。

また、今夜その後の欧州市場では、ドイツやフランスなどの欧州株上昇を受けた低リスク通貨の円売りが継続し、17時台からドル円は再び133円台に乗って上昇し、19時台には一時133円33銭付近になり、今日の日本市場での円安ドル高を更新している。

今夜から米国ニューヨーク外国為替市場が連休明けで再開予定のため、今夜は最新の米国経済指標の発表予定もあり、日本時間のスケジュールは22時半に11月の米卸売在庫、23時に10月のS&Pとケースシラーなどの米住宅価格指数が複数と、27時には米2年債入札予定なども控えている。

一方、欧州ユーロは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は141円44~46銭付近で、昨夜17時の前東京終値比で約39銭の円安ユーロ高であった。

原因は、主要通貨のドルに対する今日の円安がユーロにも波及したほか、今日の欧州株高時の低リスク通貨の円売りでは、リスクオンでユーロが買われて上昇した影響もあった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は1.0644~1.0647ドル付近で、昨夜17時の前東京終値比では約0.18セントのユーロ高ドル安であった。

連休明けのドイツやフランスなどの欧州株上昇時のリスクオンに加えて、年末を控えた月末及びに期末に向けて、欧州への国外滞留資金の本国環流レパトリエーション(レパトリ)でもユーロが買われたことなどが、今日のユーロドルの為替相場の値動きに影響を与えた。

今日の東西FXニュース執筆終了時の2022年12月27日の日本時間(JST)20時5分(英国時間 (GMT) 11時5分)付近の、人気のクロス円を中心とした東京外為前日比の為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 20:05の為替レート 東京外国為替市場前日比
ドル/円 133.29 〜 133.31 +0.64 (円安)
ユーロ/円 142.17 〜 142.19 +1.12 (円安)
ユーロ/ドル 1.0664 〜 1.0666 +0.0038 (ドル安)
英ポンド/円 160.67 〜 160.73 +0.37 (円安)
スイスフラン/円 143.73 〜 143.79 +1.19 (円安)
豪ドル/円 89.92 〜 89.96 +0.56 (円安)


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