「東西FXリサーチ」週半ばのユーロ/円の躍進

2021年6月05日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

年末に向けて進む米ドル高・円安

ユーロ/円は水曜日に目覚ましくゲインを拡大し上昇している。共通通貨と日本円の直前の4つのセッションのハードル134.05近くを突破する寸前である。この記事の執筆時点で、EUR/JPYは133.97で取引されており、1日で0.24%の上昇となっている。

4時間足のチャートでは、ユーロ/円は134.00マーク近くで統合されています。複数のトップ フォーメーションにより、取引の重要なレベルになる。本通貨ペアは、132.58の安値から上昇トレンドラインに沿って動いていくだろう。価格がセッションの高値を決定的に下回れば、ユーロ/円は 134.20水平レジスタンスレベルに向かって上昇する可能性がある。

相対力指数 (RSI) は現在50を超えて取引されている。したがって、ユーロ/円は2017年に最後に見られたレベルを再テストすることができる。トレーダーは、2017年12月の高値135.51に続いて、2018年1月の高値136.63をターゲットにできる。

しかし、価格が133.80を下回った場合、ユーロ/円の弱気相場が133.60と133.40の水平方向のサポートレベルに戻る可能性がある。後者はまた、強気のスロープラインの上方ブレークと一致するだろう。

ヨーロッパでは新型コロナウイルス封じ込めの制限措置の解除が始まっている。そのため、圏内各国では経済活動の回復にともない、エコノミストの予想を上回り消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2%上昇している。製造業などを始め、サプライチェーン混乱が起こっていると報道されている。

日本銀行(BOJ)の安達誠司理事は水曜日、「日本の経済見通しには非常に高い不確実性がある」と認めている。


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