Milton Markets（ミルトンマーケッツ）のよくあるご質問

ミルトンマーケッツのMT4にある「トレイリングストップ」注文機能の仕様とご希望の条件を設定することにより、決済逆指値（S/L – Stop Loss）の値を相場の上下動に連動させることが可能です。

トレーリングストップとは、逆指値注文（S/L – ストップ注文）に値幅指定機能を付けた注文種類です。つまり、ストップロス注文において、市場価格の変動に応じて逆指値注文（S/L – ストップ注文）の価格を自動的に引上げたり、引下げたりする手法です。

トレーリングストップ注文を設定することにより実勢レートから一定の値幅で逆指値注文（S/L – ストップ注文）の価格を自動的に調整し、市場動向を追うことで損失を最小限に抑え、利益を最大化することができます。こちらの手法を「トレーリング」と呼びます。

下記の例で、上昇トレンドまたは下降トレンド発生中の、トレイリングストップ注文機能を見てみましょう。

上昇トレンド発生中のトレイリングストップ注文機能の使い方

下記の例では、投資家Aさんが米ドル円が上昇すると予想し、現在レートが113.000円に達した時に、トレイリングストップを設定した逆指値注文(Stop Loss)を112.800円で発注しました。トレイリングストップ幅は現在レートの上向きの動きにあわせ、20ピップスで自動的に変動します。

115.000円で逆転が発生した場合、ロスカット注文が114.800円(トレーリングストップ幅を20ピップス)で自動的に発生しますが、115.000円を上抜け、上昇トレンドが続いた場合は、逆指値レート(Stop Loss)は自動的に実勢レートから一定の20ピップスで上向きに調整し、より大きな利益を得られます。

この例で最初に設定した、トレーリングストップレート(112.800円)以上の逆指値レート(114.800円)で決済したため、最も有利な為替レートで決済され、0.200円利益(114.800 – 112.800)を得ることになりました。

下降トレンド発生中のトレイリングストップ注文機能の使い方

下記の例では、投資家Bさんが米ドル円が下降すると予想し、現在レートが114.800円に達した時に、トレイリングストップを設定した逆指値注文(Stop Loss)を115.000円で発注しました。トレイリングストップ幅は現在レートの下向きの動きにあわせ、20ピップスで自動的に変動します。

112.800円で逆転が発生した場合、ロスカット注文は113.000円(トレーリングストップ幅を20ピップス)で自動的に発生しますが、112.800円を下抜け、下降トレンドが続いた場合は、逆指値レート(Stop Loss)は自動的に現在レートから一定の20ピップスで下向きに調整し、より大きな利益が得られます。

この例で最初に設定した、トレーリングストップレート(115.000円)以上の逆指値レート(113.000円)で決済されたので、最も有利な為替レートで決済され、0.200円利益(115.000 – 113.000)を得ることになりました。

MT4でのトレイリングストップ設定方法

まず、MT4ターミナルウィンドウで「取引」タブを選択し、トレイリングストップを設定したいオープンポジションで右クリックし、メニューの「トレイリング・ストップ」オプションをクリックしてください。さらにメニューより、ご希望のトレイリングストップ値（現在レートから一定の値幅）を選択してください。

適したトレーリングストップ幅がメニューに表示されない場合には、「カスタム設定」をクリックするとカスタムトレイリング・ストップの設定画面が表示されます。こちらの画面より、ご希望のトレーリングストップ値 (幅)を入力し、「OK」をクリックすると、設定することができます。

※ 米ドル円(USD/JPY)の場合、提示レートが「114.150」であれば、「0.001」が「１」ポイントとなります。
※ ユーロ米ドル(EUR/USD)の場合、提示レートが「1.06500」であれば、「0.0001」が「１」ポイントとなります。