証拠金維持率


「証拠金維持率」とは、トレーダーの証拠金に対する有効証拠金の比率(%)を表します。証拠金維持率は、新しいポジションを取ることができるかどうかを示すので、トレーダーにとって非常に重要な尺度となる。例えば、ロングポジションの場合、円相場が103.00円から103.10円 (+ 10ピップス)まで上がった時には、証拠金維持率も増加します。そのため、より多くのポジションを開くトレーダーの能力はわずかに増加したことになる。

証拠金維持率の計算式は以下の通り。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率 = 有効証拠金 / 使用された証拠金 x 100

有効証拠金は210,000円、 使用された証拠金は51,500円の場合は、

証拠金維持率 = 210,000円 / 51,500円 = 407.7%

証拠金取引口座の有効証拠金が証拠金維持率を下回った場合、ブローカーはマージンコール(追加証拠金)を発行します。これにより、投資家は証拠金取引口座により多くの現金を預け入れ、資金を維持証拠金まで引き上げるか、ポジションを清算する必要があります。ブローカーは、証拠金維持率を満たすために、時には投資家に相談せずに、マージンアカウントで証券を売却する権利を持ちます。

しかし、「ゼロカット方式」というマイナス残高保護のために、これは海外FX業者の間に珍しいです。ゼロカット方式とは、為替相場が急激な変動による、強制ロスカットが発生せずに口座の残高がマイナスになってしまう場合に、お客様に代わり、ネット証券会社により証拠金以上の損失額を負担し、口座のマイナス残高を自動的に「0」バランスにリセットする制度です。ゼロカット方式は、お客様へ完全なマイナス残高保護を提供し、不便な追証の制度を排することで、借り入れの心配を取り除きます。