長期金利


償還期間の長い債券や満期までの期間が1年以上の金利が一般的に長期金利とされている。また,金融機関と一般企業との取り引きでは長期プライムレートが長期貸出金利の基盤金利となっている。それ以下は短期金利とみなされる。

通常,金利は,期間の長さに伴って不確定要素に付与される割増料であるリスク・プレミアムが高まるため,長期金利のほうが短期金利よりも高い。期間に応じた金利の高さをグラフにしたものをイールドカーブといい,短期金利よりも長期金利のほうが高い場合(右上がり)を順イールド,逆に短期金利のほうが長期金利よりも高い状況(右下がり)を逆イールドと呼ぶ。

10年物国債(長期国債)の中で流通量が多い銘柄が代表的な指標となっている。企業が資金を借り入れる際の金利や住宅ローン金利の指標となる。