FX週刊ニュース(5月1週)|米ドル/円:遂にドル円相場が130円台に。日銀の金融政策は一体どうなる?

2022年5月02日
FX週刊ニュース(5月1週)|米ドル/円:遂にドル円相場が130円台に。日銀の金融政策は一体どうなる?

主な点:

  • 米ドル/円:遂にドル円相場が130円台に。日銀の金融政策は一体どうなる?
  • ユーロ/米ドル:米ドル/円に影響を受けるユーロ/米ドル。ドル高強まる展開に。
  • 英ポンド/米ドル:英ポンド/米ドルは1.25ドルまで急速に下落。今後インフレはポンドにどのような影響を?
  • 豪ドル/米ドル:豪ドルは対ドルで安値圏から反発。
  • 日本政府が原油価格上昇対策を発表。日本のエネルギー事情はどうなる?
  • 金価格三ヶ月ぶりの下落。金価格の上昇は少し落ち着きを見せるか。

米ドル/円:遂にドル円相場が130円台に。日銀の金融政策は一体どうなる?

日銀は28日金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策を維持することを決めたと発表。結果、外国為替市場では利上げに向かうアメリカとの金融政策の違いが改めて意識され、円を売ってドルを買う動きが急速に進み、東京外国為替市場で円相場が一時、1ドル=130円台を突破。28日のニューヨーク外国為替市場でも、東京市場やロンドン市場で円安ドル高が加速した流れを引き継ぎ、円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時1ドル=131円台前半まで値下がりした。

日本、外国市場ともに実に20年ぶりの円安ドル高水準を更新した市場関係者は「日銀が今の大規模な金融緩和策の維持を決めたことで、金融引き締めを急ぐアメリカのFRB=連邦準備制度理事会との金融政策の違いがより強く意識され、利回りが見込めるドルを買う動きが優勢になっている」と語っている。異常な円安が続く中、日銀は一体今後どのような政策を示していくなのか?引き続き日銀の金融政策運営は難しいかじ取りが続くことになりそうだ。

ユーロ/米ドル:米ドル/円に影響を受けるユーロ/米ドル。ドル高強まる展開に。

ユーロ/米ドルは米ドル/円の動きに連動する展開となっている。円安ドル高が続いた今週の相場がそのままユーロ/米ドル相場に影響を与えた形だ。また、ロシアーウクライナ紛争の長期化に伴う欧州各国の地政学エネルギーも今週も大きく引き続き影響を与えている。27日にはに1.0515ドルまで下落し、2017年3月以来の低水準となった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを実施するとの見方から、米長期金利が上昇傾向となり、ユーロ売り/ドル買いが進行した。

28日は1.0551ドル付近で、やや軟調であったが、29日はユーロドルは1.0575ドルまで上昇した。市場では、ウクライナ情勢の先行き懸念や、ロシアによるポーランド・ブルガリアへのガス供給停止から、当分の間はもユーロの軟調地合いは続きやすい、との意見が優勢だ。

英ポンド/米ドル:英ポンド/米ドルは1.25ドルまで急速に下落。今後インフレはポンドにどのような影響を?

27日、英ポンド/米ドルは売りが加速し、1.25ドル台まで急速に下落する場面が見られた。2020年7月以来の安値水準であった。28日にはドル円が日銀金融政策決定会合の結果を受けて130円台にまでドル高・円安に推移したことで、英ポンド/米ドルも1.2512ドルまでドル高に推移。

専門家によると、英国は今後インフレは強い上昇が見込まれ、英中銀は2023年までに3%まで利上げを実施する可能性があるとの指摘も出ている。英中銀は予想を上回るインフレを抑制するため、政策金利を現在の0.75%から2023年にはピークとなる3%まで引き上げる見通しだという。エネルギー価格高騰により、英インフレは3月の7%から10月には10%まで跳ね上がると予想。一方、家計の可処分所得は今年3.3%の減少が見込まれるものの、家計にはまだ貯蓄を使う余力があることから、個人消費の崩壊まではないという。今後インフレが英ポンドにどのように影響を与えるか、引き続き市場の動きに注目していきたい。

豪ドル/米ドル:豪ドルは対ドルで安値圏から反発。

25日の外国為替市場の豪ドル/米ドル相場は午後1時30分時点で1豪ドル=92円10銭前後と、前週末午後5時時点に比べ1円53銭の大幅な豪ドル安・円高で推移。27日は午前10時30分時点で1豪ドル=93円05銭前後と、前日午後5時時点と同水準で推移した。

豪ドルは、中国の景気減速懸念を背景に週初は上値の重いスタートとなったが、4/27に発表された豪1-3月期の消費者物価指数(CPI)が前期比+2.1%、前年比で+5.1%と、市場予想の+1.7%、4.6%を上回る上昇を示したこと、4/5開催の中銀定例会議でも利上げ時期を早める可能性が高くなったとの見解が示されていたこともあり、豪ドルは対ドル、対円で安値圏から反発に転じた。

日本政府が原油価格上昇対策を発表。日本のエネルギー事情はどうなる?

ほとんどのエネルギーを輸入に頼る我が国日本。世界的な原油価格高揚に伴う物流費や原材料費の値上がりが主な理由で、円安も上昇の圧力になっている。先行きの見えないエネルギー事情の中、4月26日、コロナ禍と原油価格・物価の上昇に対応する「総合緊急対策」を公表した。今年度予算の予備費と今後策定する今年度補正予算を財源とし、約6兆2000億円の国費を投じる。事業規模は約13兆2000億円。経済産業省は原油価格高騰や、ウクライナ情勢も踏まえたエネルギー・原材料の安定供給対策とともに、中小企業対策を強化する。中小企業対策に投じる政府全体としての国費は約1兆3000億円、事業規模は約6兆5000億円。この大規模な予算の対策が日本の石油価格に影響を与えるのか?日本のエネルギー事情は引き続き世界情勢に影響を受け続けそうだ。

金価格三ヶ月ぶりの下落。金価格の上昇は少し落ち着きを見せるか。

金価格はロシアとウクライナの戦争が始まった後より上昇の一途を辿っていたが今週3か月ぶりに下落した。$2,000 / ozまでは上昇をしていたが、最終的には徐々にその価値を下げ最終的に、$1,870/ozレベル近くまで急激に下降した。金貨価格の上昇が今後落ち着きを見せるのではないかという声がある一方で、一度は下がりましたが今後は米連邦準備制度理事会の当局者からのコメントとインフレ圧力の高まりにより、再び積極的に金の価値は上がるという専門家の声も聞かれる。

今週の経済指標カレンダー
時間経済指標(イベント)通貨重要度
月曜日 – 2022年5月2日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
1日中イギリス – バンクホリデー祝日
07:30AIG 製造業指数 (4月)AUD
15:00小売売上高 (前月比) (3月)EUR
16:00SECO消費者信頼感指数 (Q2)CHF
16:15製造業PMI (4月)EUR
16:30procure.ch PMI (4月)CHF
16:45イタリア製造業購買管理者指数 (4月)EUR
16:50製造業購買担当者景気指数 (4月)EUR
16:55製造業購買部協会景気指数 (4月)EUR
17:00製造業購買担当者景気指数 (4月)EUR
22:45製造業購買管理者指数 (4月)USD
23:00ISM製造業雇用指数 (4月)USD
23:00ISM製造業購買担当者景気指数 (4月)USD
火曜日 – 2022年5月3日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
1日中日本 – 憲法記念日祝日
07:45建築許可件数 (前月比) (3月)NZD
13:30政策金利発表 (5月)AUD
13:30RBA政策金利声明AUD
16:55失業率 (4月)EUR
16:55独失業率 (4月)EUR
17:30製造業購買部協会景気指数 (4月)GBP
18:00失業率 (3月)EUR
19:00ユーロ圏財務相会合EUR
23:00製造業新規受注 (前月比) (3月)USD
23:00JOLT求職 (3月)USD
水曜日 – 2022年5月4日
1日中日本 – みどりの日祝日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
1日中中国 – レイバーデイ祝日
00:00世界乳製品取引価格指数NZD
01:30カナダ銀行上級副総裁ロジャース・スピーチCAD
01:45カナダ銀行上級副総裁ロジャース・スピーチCAD
05:30米国石油協会 週間原油在庫USD
06:00RBNZ金融安定性報告書NZD
07:45雇用者数 (前期比) (Q1)NZD
07:45失業率 (Q1)NZD
08:00RBNZ記者会見NZD
10:30住宅ローン (前月比)AUD
10:30小売売上高 (前月比) (3月)AUD
10:30小売売上高 (前月比) (3月)AUD
15:00貿易収支 (3月)EUR
16:00スペイン失業変化EUR
16:00ECB非金融政策会議EUR
16:15サービス業PMI (4月)EUR
16:45イタリアサービス業購買管理者指数 (4月)EUR
16:50サービス業購買担当者景気指数 (4月)EUR
16:55サービス業購買部協会景気指数 (4月)EUR
17:00マーケット総合PMI (4月)EUR
17:00サービス業購買部協会景気指数 (4月)EUR
18:00小売売上高 (前月比) (3月)EUR
未定10年物独国債入札EUR
21:15ADP非農業部門雇用者数 (4月)USD
21:30輸出USD
21:30輸入USD
21:30貿易収支 (3月)USD
21:30貿易収支 (3月)CAD
22:45マーケット総合PMI (4月)USD
22:45サービス業購買部協会景気指数 (4月)USD
23:00ISM非製造業雇用指数 (4月)USD
23:00ISM非製造業指数 (4月)USD
23:30原油在庫量USD
23:30クッシング原油在庫USD
木曜日 – 2022年5月5日
1日中日本 – 子供の日祝日
03:00FOMC声明USD
03:00政策金利発表USD
03:30FOMC記者会見USD
07:45雇用者数 (前期比) (Q1)NZD
07:45失業率 (Q1)NZD
10:30建築許可件数 (前月比) (3月)AUD
10:30貿易収支 (3月)AUD
10:45中国Caixin(財新)サービス業PMI (4月)CNY
15:00製造業新規受注 (前月比) (3月)EUR
15:30消費者物価指数 (前月比) (4月)CHF
16:30IHS マークイット 建設業購買部協会景気指数 (4月)EUR
17:30総合PMI (4月)GBP
17:30サービス業購買部協会景気指数 (4月)GBP
未定OPEC会議USD
未定10年物スペイン国債入札EUR
20:00イングランド銀行インフレ報告GBP
20:00金融政策委員会議決削減 (5月)GBP
20:00金融政策委員会議決ハイク (5月)GBP
20:00金融政策委員会 (5月)GBP
20:00BOE QE合計 (5月)GBP
20:00政策金利発表 (5月)GBP
20:00BOE金融政策委員会議事要旨GBP
21:30失業保険申請件数USD
21:30非農業部門生産性 (前期比) (Q1)USD
21:30単位労働コスト (前期比) (Q1)USD
22:55カナダ銀行シェンブリ副総裁発言CAD
金曜日 – 2022年5月6日
08:30東京都区部コア消費者物価指数(CPI) (前年比) (4月)JPY
08:30東京都区部のコアコア消費者物価指数(CPI)
(前月比) (4月)
JPY
10:25RBA金融政策発表AUD
14:45季節調整なし失業率 (4月)CHF
14:45季節調整済み失業率 (4月)CHF
15:00Halifax住宅価格指数 (前月比)GBP
15:00ハリファックス社価格指数 (前年比)GBP
15:00鉱工業生産 (前月比) (3月)EUR
15:45非農業部門雇用者数 (前期比) (Q1)EUR
17:30建設業購買担当者景気指数 (4月)GBP
18:15BOEMPCメンバーのキャサリンLマンGBP
18:30ドイツのブバ大統領ネーゲルスピーチEUR
20:15BoEMPCメンバーピルスピーチGBP
21:30平均時給 (前月比) (4月)USD
21:30平均時給(前年比) (前年比) (4月)USD
21:30非農業部門雇用者数 (4月)USD
21:30行動者率 (4月)USD
21:30非農業部門民間雇用者数 (4月)USD
21:30失業率 (4月)USD
21:30雇用者数 (4月)CAD
21:30失業率 (4月)CAD
23:00Ivey購買部協会指数 (4月)CAD
土曜日 – 2022年5月7日
00:00BoE 金融政策委員会テンレイロ委員発言GBP
02:00ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウントUSD
02:00ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数USD
04:30米国商品先物取引委員会 英ポンド
投機的ネットポジション
GBP
04:30CFTC原油の投機的なネットポジションUSD
04:30米国商品先物取引委員会 金
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 S&P500
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 豪ドル
投機的ネットポジション
AUD
04:30米国商品先物取引委員会 円
投機的ネットポジション
JPY
04:30米国商品先物取引委員会 ユーロ
投機的ネットポジション
EUR




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