FXニュース:3月米雇用NFP上振れ
2026年4月06日
東西FXニュース – 2026年04月06日
文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
- 米失業率も予想比堅調
- 中東イラン攻撃米救出
- 米トランプ攻撃再延期
- イラン停戦交渉期待感
- 原油先物価格一時急落
今日2026年4月6日月曜日の日本東京外国為替市場の今朝9時から今夜17時までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の159円81銭付近から、円の安値でドルの高値の159円35銭付近の値幅約46銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は159円36銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の159円60銭付近の前東京終値比で約24銭の円高ドル安であった。
今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場はキリスト教の春の復活祭のイースター (Easter) 前のグッドフライデー (Good Friday / 聖金曜日) の祝日休場であったが、時間帯の近い世界FX市場では先週金曜日の夜17時1分頃に一時159円65銭付近に上昇していたドルは円相場で、世界市場全体の流動性減少の中で先週金曜日の夜21時30分に最新米国雇用統計の発表イベントを控えていた時間であったことからイベントリスクの持ち高調整などの影響があり、先週金曜日の夜20時55分頃には一時159円54銭付近に反落していた。
米国市場では、キリスト教国の多い欧州や英国では聖金曜日は国を挙げての祝日であるが、聖金曜日は米国連邦法定祝日ではないものの一部の州や地方自治体では祝日とされていることから、米国株式市場と米国商品先物市場が休場で米国債券市場も短縮取引となるなど、イースターホリデー時期の欧米ホリデームードであったため、米国ニューヨーク外国為替市場と時間帯の近い世界FX市場でも市場流動性が減少し、先週金曜日の夜21時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時159円56銭付近であった。
米国の中央銀行制度にあたる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の二大責務 (Dual Mandate) が、「雇用最大化」 (Maximum Employment) と「物価安定」 (Stable Prices) であることから米国雇用統計は世界的な注目を集めていたが、先週金曜日の夜21時30分に発表された最新米国重要経済指標の3月米国雇用統計は、3月米国非農業部門雇用者数変化 (NFP / Non-Farm Payrolls) の前月比が前回の−9.2万人と前回下方修正の−13.3万人と市場予想の6.5万人を上回る17.8万人と大幅に上振れし、3月米国失業率も前回と市場予想の4.4%よりも堅調な4.3%であったことを受けては、発表時の先週金曜日の夜21時30分にドルは円相場で一時159円84付近に上昇し、この日の米国市場の円の安値でドルの高値を記録した。
前述の3月米国雇用統計のNFP と3月米国失業率が市場予想よりも堅調であった一方で、前回の前述のNFPが下方修正されていたことや 3月米国平均時給の前月比が前回の0.4%と市場予想の0.3%を下回る0.2%で、前年同月比も前回の3.8%と市場予想の3.7%を下回る3.5%と市場予想以下であったことでは、米国賃金インフレにはやや鈍化観測も見られたが、最近の中東イラン情勢の影響による世界的な主要エネルギー主要輸送ルートのホルムズ海峡の事実上の封鎖状態による供給懸念を受けたエネルギー・インフレ圧が世界市場で意識されていたことでは、先週金曜日の夜21時36分頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.366%付近に上昇し、先週金曜日の夜21時44分頃の一時4.351%付近に向けて上昇幅は縮小したものの、短縮取引の債券市場の影響などもあり、先週金曜日の夜21時42分頃のドルの円相場での下押しは一時159円53銭付近で、その後の下押しも先週金曜日の夜22時34分頃の一時159円52銭付近であった。
しかし、続いて、先週金曜日の夜22時45分に発表された最新米国経済指標の3月米国総合購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 改定値が前回速報値と市場予想の51.4を下回る50.3に下振れし、3月米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回と市場予想の51.1を下回る49.8に下方修正されたほか、好景気と不景気を分ける景気ボーダーラインの50を下回る不景気寄りの指標となったことでは、ドルは円相場で発表時の先週金曜日の夜22時45分頃に一時159円49銭付近に下落し、この日の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。
また、米国政府のドナルド・トランプ大統領の発言の影響もあり、「もう少し時間があれば、我々はホルムズ海峡を容易に開放し、石油を奪い、莫大な富を築くことが出来る」と述べていた。
しかし、週末の中東情勢紛争激化によるエネルギー・インフレ圧への世界市場の警戒感も根強く、短縮取引の米国債券市場では先週土曜日の午前3時頃にも米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.362%付近の高利回りであったため、債券利回りの金利差トレードの影響による円売りドル買いも入ったほか、週末の中東イラン情勢の戦闘激化などに警戒した「有事のドル買い」も燻り、先週土曜日の午前3時59分頃にはドルは円相場で一時159円67銭付近に反発したほか、市場終盤の午前5時29分頃にも一時159円73銭付近となっていた。
このため、先週金曜日の夜21時頃から先週土曜日の朝5時55分頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の159円84銭付近から、円の安値でドルの高値の159円49銭付近の値幅約35銭で、先週土曜日の朝5時55分頃のニューヨーク終値は159円67銭付近と、前営業日同時刻の159円60銭付近の前ニューヨーク終値比で約7銭の円安ドル高をつけて週末を迎えていた。
週末のニュースでは、米国軍の戦闘機F-15Eストライクイーグル (Strike Eagle) がイラン領内で撃墜され、脱出した2名の乗員のうちパイロットはすぐに救出されたが、行方不明中の兵器システム士官にイラン側が報奨金を提示して民間人にも拘束を呼びかけるなど捕虜の可能性の情報戦と心理戦が高まった緊迫の時間などがあり、その後に兵器システム士官はイラン山中で米国軍が無事に救出され、負傷はしているが回復に向かっていると報じられたが、中東イラン情勢の紛争への警戒感が続いていた。
一方、ドナルド・トランプ米国大統領は、イランのエネルギー・インフラへの大規模攻撃予告の交渉期限を以前の日本時間の明日3月7日朝9時から明後日の4月8日朝9時に1日延長する発言もしており、3回目のイラン交渉期限の延長発言を受けた交渉期待もやや燻り、イラン側はこれまでにも米国側の一方的要求には応じない姿勢を示していたが、週明けの今朝早朝のオセアニア市場でもニュージーランドとオーストラリア市場がイースターマンデー (Easter Monday) の祝日休場で、アジア市場でも香港が清明節の振替休日の祝日休場などで世界FX市場全体の市場流動性が減少していたが、今朝5時頃の対ドル円相場は一時159円70銭付近から今朝5時33分頃の一時159円79銭に向けて上昇して始まった後に、今朝7時頃に一時159円49銭付近に反落し、今朝8時29分頃にはドルは円相場で一時159円83銭付近に反発上昇するなどのやや荒い値動きとなっていた。
週明けの米国WTI (West Texas Intermediate / ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物市場が、今朝7時頃の一時1バレル112.96ドル付近から、今朝7時10分頃に一時1バレル115.48ドル付近に急伸し、今朝8時6分頃に一時1バレル112.87ドル付近に反落後に今朝8時44分頃の一時1バレル114.46ドル付近に反発するなど荒い値動きになった影響が世界的に流動性の高い基軸通貨のドルの値動きに影響を与えていた。
また、先週金曜日の夜の3月米国失業率が市場予想よりも改善したこともあり、エネルギー・インフレ圧への警戒感などもあって米国利下げ予想が後退しており、時間外の米国債券取引では、今朝8時44分頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.366%付近に再上昇して高止まりを見せていた債券利回りの金利差トレードの影響もあり、今朝9時頃から始まった東京外国為替市場の始値は一時159円79銭付近で、今朝9時11分頃にドルは円相場で一時159円81銭付近と、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。
しかし、159円台後半の160円台手前付近では為替介入警戒感が燻るほか、今朝11時台の今日のニュースでは、米国ニュースサイトのアクシオス (Axios) が、「米国とイラン、および仲裁役が45日間の停戦案について協議している」と報じたことが話題になり、市場期待感を受けて今朝11時23分頃のWTI原油先物価格が一時1バレル109.50ドル付近に急落したため、原油価格に連れる様に世界的に流動性が高い基軸通貨のドルが売られたため、この午前11時23分頃にはドルも円相場で一時159円53銭付近に反落した。
同時に米国主要株価先物市場も反発したため、今日の東京株式市場では日経平均株価がプラス圏の推移であった株価影響のリスク選好のリスクオン (Risk-on) の影響などもあり、「有事のドル」売りで欧州ユーロなどに買い戻しが入ったユーロドルの外貨影響の対ドル円相場への波及などもあった。
一方、今日の日経平均株価はプラス圏の推移を続け、午後15時30分に5万3413円68銭の終値をつけて前日比290円19銭高の+0.55%で大引けし、株価上昇を受けた国内第一安全資産の低リスク通貨の円売りも入った影響では、午後からの欧州市場と夕方からの英国ロンドン外国為替市場がイースターの連休で市場流動性減少が続く中で、夕方16時28分頃にドルは円相場で一時159円71銭付近への反発も見せていた。
ただし、今日の国内債券市場では、新発10年物日本国債の利回りが指標となる国内長期金利もエネルギー・インフレへの警戒感などから一時2.429%付近に向けて上昇するなど、1999年2月以来の高水準となった債券利回りの金利差トレードの影響による円の買い戻しも入り、対ドルの円相場も反発を始めた。
さらに、夕方には、欧州英国市場が連休の市場流動性減少の中で、今朝の米国アクシオスのニュースの続報があり、英国ロイター通信も、「イラン紛争停止に向けた枠組み案をパキスタンがとりまとめ、イランと米国に提示されたことが分かった。6日にも発効し、ホルムズ海峡の封鎖が解消する可能性があると関係者が今日明らかにした。提案は、即時停戦、その後の包括的合意という二段階のアプローチを取る。『全ての項目について本日中に合意する必要がある』と関係者は述べた。初期の了解事項は覚書 (MOU / Memorandum of Understanding) の形にまとめ、パキスタンを通じて電子的に最終決定されるとした」と報じたため、夕方16時52分頃にWTI原油先物価格が一時1バレル108.89ドル付近に急落したため、連動する様にドル売りが勢いを増し、夕方16時57分頃にドルは円相場で一時159円35銭付近に反落し、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。
このため、今日17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は159円36銭付近で、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の159円60銭付近の前東京終値比で約24銭の円高ドル安となった。ただし、先ほどの英国ロイター通信の報道によると、「『全ての項目について本日中に合意する必要がある』と関係者は述べた」ことに対し、「イランはパキスタンから提案を受け取り、検討中だと述べたが、期限を押し付けられ、決断を迫られることを拒否する姿勢を示した」ほか、イランは「『一時的な停戦』と引き換えにホルムズ海峡を開放することはないと述べ、米国側には恒久的な停戦をしようとする姿勢が欠けている」との認識を示したとも報じられたことでは、イラン側の拒否姿勢の継続やホルムズ海峡を巡る中東情勢の先行き不透明感なども燻り、一時停戦ではない全面停戦交渉への期待感などで今夜17時25分頃に一時 159円31銭付近まで売られたドルには円相場での買い戻しが入り始めている。
今夜この後の米国市場では、最新米国重要経済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜23時に3月米国ISM (Institute for Supply Management / 米国サプライマネジメント協会) 非製造業景況指数を控えている。
引き続き、中東イラン情勢のニュース続報と中東関連のホルムズ海峡を含む湾岸周辺の状況などや、米中関係やロシアとウクライナおよび日中関係などのアジアと北南米やイスラエルとパレスチナなどの世界情勢に加えて、世界の政治・経済の最新ニュースとドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相と各国政府・中央銀行関係者等の要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料になっている。
一方、欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は184円33銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の184円22銭付近の前東京終値比で約11銭の円安ユーロ高であった。
主な要因は、今日の日経平均株価の上昇を受けた株価上昇時のリスク選好のリスクオンによる円売りで欧州ユーロが買われやすかったほか、今朝の米国アクシオスと夕方の英国ロイター通信などの一部観測報道を受けた中東イラン情勢への市場期待などがあり、ドル売りで欧州ユーロが買い戻された外貨影響のユーロ円相場への波及などもあった。
その影響から、ユーロドルも、今日17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1567ドル付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の1.1543ドル付近の前東京終値比で約0.24セントのユーロ高ドル安であった。
ただし、ユーロ円は、その後の今夜19時台には外貨影響の波及などもあり、小幅な円高ユーロ安にも転じている。
英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は211円27銭付近と、前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の211円29銭付近の前東京終値比では約2銭の円高ポンド安であった。
主な要因は、キリスト教国の英国のイースター連休の通貨実需減少に加えて、今日の一部観測報道を受けた中東イラン情勢への市場期待感では、WTI原油先物価格の一時急落時には英国北海ブレント原油先物価格も連れたことからインフレ圧の一時緩和などの影響がおり、今日の国内債券市場の国内長期金利上昇や為替介入警戒感などを受けた円買いの影響などがあったことなどから、小幅な円高ポンド安の今日の東京終値をつけていた。
今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月4月6日の日本時間 (JST / Japan Standard Time) の19時21分 (チャート画像の時間帯は英国夏時間 (BST / British Summer Time / GMT+1 / JST-8) の英国ロンドン外国為替市場の11時21分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。欧州英国市場は2026年3月29日日曜日〜2026年10月25日日曜日が英国夏時間となり、米国でも2026年3月8日日曜日〜2026年11月1日日曜日が米国夏時間で共にサマータイム入りしており、冬時間の頃から日本時間との1時間の時差短縮の調整があったことには注意が必要である。
| 通貨ペア | JST 19:21の為替レート | 日本市場前営業日JST 17:00東京終値比 |
| ドル/円 | 159.44 〜 159.45 | −0.15 (円高) |
| ユーロ/円 | 184.12 〜 184.17 | −0.05 (円高) |
| ユーロ/ドル | 1.1548 〜 1.1550 | +0.0007 (ドル安) |
| 英ポンド/円 | 211.25 〜 211.31 | ±0.00 (レンジ) |
| スイスフラン/円 | 199.85 〜 199.91 | −0.09 (円高) |
| 豪ドル/円 | 110.49 〜 110.53 | +0.29 (円安) |
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