FXニュース:米政府「強いドル政策」

2026年2月05日
今日2026年2月5日木曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の156円69銭付近から、円の安値でドルの高値の157円20銭付近の値幅約51銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円13銭付近と、...

 

東西FXニュース – 2026年02月05日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日衆院選観測財政懸念
  • 米ADP雇用報告下振れ
  • 米ISM非製造業上振れ
  • 米イラン協議場所変更
  • 英金利維持決定1票差
  • 今夜の欧ECB理事会

今日2026年2月5日木曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の156円69銭付近から、円の安値でドルの高値の157円20銭付近の値幅約51銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円13銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の156円41銭付近の前東京終値比で約72銭の円安ドル高であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、日本政府の衆議院選挙の観測報道などを受けた財政懸念で低金利通貨でもある円売りが続き、対する高金利通貨のドルなどの主要通貨が買われる中、中東情勢の警戒感から資源国通貨の豪ドルが円相場で1990年以来の高値を記録し、英国ポンド円も2008年以来の高値に向け、第3の安全資産として知られるスイスフランも円相場で史上最高値を更新するなどの外貨影響の波及があり、時間外の米国債券取引で米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.286%付近に向けて上昇していた昨夜20時17分頃に、ドルは円相場で一時156円86銭付近に上昇していた。

また、今夜の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の欧州政策金利の発表イベントを控える欧州市場では、イベント前の持ち高調整の影響もあったが、昨夜19時に発表された最新欧州重要経済指標の1月欧州消費者物価指数 (HICP / Harmonised Indices of Consumer Prices) 速報値は、前年同月比の前回1.9%は前回2.0%に上方修正されたものの市場予想通りの1.7%で、物価基調の欧州HICPコア指数の速報値は前年同月比が前回と市場予想の2.3%をやや下回る2.2%であったことでは、欧州金利据え置き予想が優勢さを保ち、欧州ユーロも円相場で昨夜21時47分頃の185円25銭付近に向けており、先週末の高市早苗首相の発言を彷彿させる「外為円安ホクホク状態」が起きていた。

ただし、欧州株式市場では、欧州ユーロ圏から地理的に遠くない中東情勢への警戒感などがあり、欧州主要株価指数の独DAX (Deutscher Aktien-Index / German Stock Index) が下落し、世界的な安全資産でもある米国債に買い戻しが入った影響では、債券価格上昇時の利回り低下を受けて、昨夜21時57分頃の時間外の米国債券市場で米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利は一時4.273%付近に上昇幅を縮小したため、債券利回りの金利差トレードによりドルも円相場で上昇幅を縮小し、昨夜22時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時156円63銭付近であった。

米国市場では、最新米国経済指標の発表が始まり、昨夜22時15分に発表された米国雇用関連の民間企業指標の1月米国ADP (オートマティック・データ・プロセッシング社 / Automatic Data Processing, Inc.) 雇用統計は、政府機関を除く非農業部門の雇用者数が前回の4.1万人から前回3.7万人に下方修正されていたほか、市場予想の4.8万人を下回る2.2万人に下振れしたことを受けては米国雇用市場への警戒感が燻り、昨夜22時16分頃にドルは円相場で一時156円50銭付近に上昇幅を縮小した。

米国債券市場でも、発表後の昨夜22時21〜27分頃にかけて安全資産の米国債買いの影響で米国長期金利が一時4.272%付近に低下したが、米国政府機関再開の中で米国労働省労働統計局 (BLS / Bureau of Labor Statistics) が発表延期されたより公的な1月米国雇用統計を2月11日に発表すると明らかにし、同じく延期の1月米国消費者物価指数 (CPI / Consumer Price Index) も2月13日に発表予定となったことから、様子見の姿勢があったことでは、米国債券価格上昇後の売りが入って米国長期金利が反発上昇し、昨夜22時45分頃の一時4.291%付近に向けたため、債券利回りの金利差トレードの影響ではドルも円相場で昨夜22時36分頃には一時156円76銭付近に反発していた。

続いて、昨夜23時45分に発表された1月米国サービス部門購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 改定値は、前回速報値と市場予想の52.5を上回る52.7に上方修正され、1月米国総合購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も前回の52.8以上の53.0に上方修正されたことでは米国景気要因のインフレ圧も意識されたが、米国ニューヨーク株式市場では、金利警戒感を受けてプラス圏から始まっていた米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) が上昇幅を縮小したほか、米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) が反落し、マイナス圏から始まった米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) は下落幅を拡大したため、株価リスク回避のリスクオフ (Risk-off) の低リスク通貨の円買いが入り、深夜24時頃にドルは円相場で一時156円35銭付近と、この日の米国市場の円の高値でドルの安値を記録した。

しかし、深夜24時頃に発表された最新米国重要景気指標の1月米国IISM (Institute for Supply Management / 全米サプライマネジメント協会) 非製造業景況指数は、前回の54.4は前回53.8に下方修正されたものの、市場予想の53.5を上回る53.8の好景気指標となったことを受けては、米国政策金利の先高観の中で主要通貨に対するドル買いが起き、ドルは円相場で反発上昇に向け始めた。

また、同時進行中の世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場では、午前1時のコモディティ (Commodity / 商品先物) 市場の金価格値決めなどのロンドン・フィキシング (ロンドン・フィキシング) に向けた主要取引通貨のドル買いフロー (Flow / 流れ) も観測され、午前1時24分頃にドルは円相場で一時156円74銭付近に反発していた。

欧州市場の終盤に向けたドルの持ち高調整や英国市場のロンドン・フィキシングの後の主要取引通貨のドル売りの抵抗などを交えながらも、米国下院金融サービス委員会 (United States House Committee on Financial Services) の公聴会で、米国政府のスコット・ベッセント財務長官の証言があり、「強いドル政策を常に支持している」と、再び発言したことを英国ロイター通信 (Reuters) などに主要メディアが報じたニュースの影響があり、先日から後退していた日米協調為替介入への市場の警戒感が更に後退し、日本政府の高市早苗首相のホクホク発言が円安容認と市場で受け止められたことに反して米国政府のスコット・ベッセント財務長官はドル安を容認していないと市場で意識された円売りドル買いが起きたため、ドルは円相場で米国株式市場終了後の今朝6時2分頃の一時156円95銭付近に向けた上昇を続け、この日の米国市場における円の安値でドルの高値を記録した。

ただし、中東情勢については、前日の米国軍のイランの無人機ドローン攻撃後の中東情勢の警戒感が燻る中で、前市場時間には米国政府のホワイトハウス報道官が協議は予定通り行われると言っていた明日2月6日の米国政府とイラン政府の高官レベルの核協議について、「米国政府高官は6日に予定されていたイラン核協議中止の可能性を警告。米国とイランはトルコのイスタンブールで他の中東諸国がオブザーブすることでの協議で合意した。しかし、イランはオマーンでの1対1での協議変更を要請してきたという」という一部報道があったことを受けては、原油先物価格が上昇し、米国主要株価三指数が下落するなどの一時抵抗もあったが、続報では中止ではなく、イラン政府のセイイェド・アラーグチー外務大臣が米国との核協議を6日にオマーンの首都マスカットで行うと明らかにしたため、一時反落後のダウが反発してプラス圏に戻したほか、他の二指数も下げ幅を縮小して終値をつけていた。

米国ニューヨーク株式市場では、米国主要企業の決算報告シーズンの影響が続いていることや、中東情勢の影響を受けやすい原油先物価格などのコモディティ市場への警戒感が燻る中で、ハイテク株に売りが入った世界的なハイテク企業比率の高いナスダック総合株価指数は一時の下げ幅の縮小後も大幅安で終えていたが、米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) は小幅安に留まり、米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) は小幅高の終値となっていた。

米国債券市場では今朝7時頃のニューヨーク終値の頃の米国長期金利も一時4.28%台と債券利回りの日米金利差がある中で、日本政府の2月8日投開票の衆議院選挙で与党優勢との観測報道が続き、高市早苗首相の積極財政による財政懸念の円売り要因が意識され、他の主要通貨に対する外貨影響の波及などもあり、円安ドル高のニューヨーク終値に向けた。

このため、昨夜22時頃から今朝7時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の156円35銭付近から、円の安値でドルの高値の156円95銭付近の値幅約60銭で、今朝7時頃のニューヨーク終値の対ドル円相場は156円86銭付近と、前営業日同時刻の155円75銭付近の前ニューヨーク終値比で約1円11銭の大幅な円安ドル高となっていた。

今朝早朝のオセアニア市場では、今朝7時頃に利益確定や持ち高調整などで一時156円77銭付近に下押し後のドルは円相場で再び反発し、今朝8時55分頃には一時156円94銭付近に上昇し、今朝までの米国市場の高値圏手前に迫っていた。

今朝9時頃から始まった今日の日本東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時156円91銭付近で、今朝は日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10が付く日の五十日 (ごとおび) であることから、日本企業の輸入実需の円売りドル買いが先行した影響では、今朝9時41分頃にドルは円相場で一時156円99銭付近に上昇したが、157円手前付近からは利益確定や持ち高調整が起きたほか、続いては国内輸出企業のまとまったドル売り円買いも起き、時間外の米国債券取引で安全資産の米国債買いで正午12時36分頃に米国長期金利が一時4.262%付近に低下したため、この時間の正午12時36分頃に対ドル円相場は一時156円69銭付近と、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。

また、今朝の米国ハイテク株売りの影響や、中東情勢の影響による原油先物価格が意識される中で、午前中には一時プラス圏に反発していた日経平均株価が昼前から反落し、下落幅を広げた時間であった株価下落時のリスク回避のリスクオフによる国内第一安全資産の低リスク通貨の円買いも為替相場に影響を与えていた。

しかし、その後には米国長期金利が反発したほか、午後15時20分に今日の日経平均株価は5万3818円4銭の終値をつけて前日比475円32銭安の-0.88%で大引けしたことから株価影響による低リスク通貨の円買い抵抗が収まり、夕方からの欧州市場の参入では、米国長期金利の4.27%台から4.28%台方向に向けた反発とともにドル買いが起きており、今夜の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会のイベントを控えたイベントリスクの影響などもあって世界的に流動性が高いドルが買われて円相場で上昇し、夕方16時55〜56分頃にかけてドルは円相場で一時157円20銭付近と157円台に上抜けて、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。

日本政府の積極財政が進みやすくなるとの観測報道を受けた財政悪化懸念では、ドル以外の他の主要通貨に対する円売りの要因があり、史上最高値の再更新に向けていたスイスフランなどの外貨への円安の影響も対ドル円相場に波及していた。

このため、今日17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円13銭付近となり、昨日17時の156円41銭付近の前東京終値比で約72銭の円安ドル高になった。

なお、今夜その後の英国市場では、今夜21時に英国中央銀行イングランド銀行 (英中銀 / BoE / Bank of England) の英中銀金融政策会合 (MPC / Monetary Policy Committee) が英国政策金利を発表し、目標2%に対して3.4%の高インフレ率であることなどから、これまでと同じ3.75%の英国政策金利の据え置きが決定され、今夜21時30分頃からアンドリュー・ベイリー総裁の記者会見での要人発言を控えている。

欧州市場でも、今夜22時15分に欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の欧州政策金利と声明の発表イベントを控えており、今夜22時45分頃からクリスティーヌ・ラガルド総裁の定例記者会見での要人発言の予定がある。

今夜は米国でも最新米国経済指標などの発表があり、日本時間の経済指標カレンダーの予定では、今夜21時30分に1月米国チャレンジャー人員削減数と、今夜22時30分に前週分米国新規失業保険申請件数と前週分米国失業保険継続受給者数、深夜24時には12月米国雇用動態調査(JOLTS / Job Openings and Labor Turnover Survey) を控えている。

米国ニューヨーク株式市場でも、明日早朝の株引け後の米国アマゾン (Amazon) の決算報告などを控えており、世界の株式市場と債券市場や貴金属や原油などを含むコモディティ (商品先物) 市場などの為替相場への影響や、世界情勢のイランと中東やグリーンランドやパレスチナ自治区やウクライナと日中や米露と欧米と南米などの関係に加えて、世界の政治・経済の最新ニュースとドナルド・トランプ米国大統領と高市早苗首相や各国政府および中央銀行関係者などの要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料となっている。

一方、欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は185円39銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の185円7銭付近の前東京終値比で約32銭の円安ユーロ高であった。

主な要因は、日本政府の衆議院選挙の観測報道を受けて、積極財政による財政赤字懸念の円売りの影響でドルだけでなく他の主要通貨である欧州ユーロに対しても入っており、今夜の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会で欧州政策金利の据え置き予想が市場で優勢であることも影響を及ぼしていたが、様子見もあることでは小幅域であった。

英国ポンドは、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は214円1銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の214円56銭付近の前東京終値比で約55銭の円高ポンド安であった。

主な要因は、今夜21時の英国中央銀行イングランド銀行 (英中銀 / BoE / Bank of England) の英中銀金融政策会合 (MPC / Monetary Policy Committee) を前にしたイベントリスクが高まっていた時間であったこともあり、昨夜21時36分頃に英国ポンドが円相場で一時215円2銭付近と2008年以来の高値圏に上昇後の英国ポンドの利益確定売りと持ち高調整の円の買い戻しが優勢に転じており、コモディティ市場の金価格再反落などの資源国通貨への影響なども受けていた。

また、その後の英国市場では、今夜21時に英国中央銀行イングランド銀行 (英中銀 / BoE / Bank of England) の英中銀金融政策会合 (MPC / Monetary Policy Committee) が英国政策金利の3.75%の据え置きを多数決で決定したものの、9人のMPC委員達の意見が割れており、英国政策金利の据え置き賛成5票に対し、小幅利下げ支持の反対4票の5対4の僅差の決定というハト派寄りの英国政策金利の据え置きであったことから、発表後の英国ポンドが一時急落し、その後のアンドリュー・ベイリー総裁の発言待ちとなっている。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1798ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日の夜17時の1.1832ドル付近の前東京終値比で約0.34セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、米国政府機関が再開し、米国とイランの核問題協議も場所を変えて行われる見通しになったことでは米国関与の中東情勢については様子見の値動きも出ているが、昨夜の欧州インフレ指標の影響などもあり、今夜22時15分の欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) 理事会の発表とクリスティーヌ・ラガルド総裁の発言のイベント前の欧州ユーロのイベントリスクの様子見と持ち高調整や買い控えなどが入っていた。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月2月5日の日本時間(JST / Japan Standard Time) の21時30分(チャート画像の時間帯は英国冬時間 (GMT / Greenwich Mean Time / JST-9) の英国ロンドン外国為替市場の12時30分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 21:30の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00前東京終値比
ドル/円 157.05 〜 157.07 +0.66 (円安)
ユーロ/円 185.28 〜 185.30 +0.23 (円安)
ユーロ/ドル 1.1796 〜 1.1799 −0.0033 (ドル高)
英ポンド/円 213.14 〜 213.20 −1.36 (円高)
スイスフラン/円 202.20 〜 202.26 +0.67 (円安)
豪ドル/円 109.55 〜 109.59 −0.46 (円高)

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