FXニュース:日経平均大発会大幅上昇
2026年1月05日
東西FXニュース – 2026年01月05日
文/八木 – 東西FXリサーチチーム
主な点:
- 欧英米製造業PMIの違い
- 米主要株価二指数が反発
- 米長期金利上昇一時4.2%
- 米産油国ベネズエラ攻撃
- 日本市場年明けドル需要
- 安全資産米国債買い戻し
- 米ISM製造業景況を控え
今日2026年1月5日月曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の高値でドルの安値の156円93銭付近から、円の安値でドルの高値の157円30銭付近の値幅約37銭で、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円0銭付近と、世界市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日17時の156円87銭付近と比較すると約13銭の円安ドル高で、日本市場の年末年始の連休前の前営業日にあたる昨年2025年12月30日17時の155円90銭付近の前東京終値比では約1円10銭の大幅な円安ドル高であった。
今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、先週金曜日の年明けした世界FX市場では、日本市場が年末年始の連休で円実需がなかったことに対し、ドルなどの他の主要通貨の実需があったことではドルは円相場で上昇し、夕方の欧州市場の時間外の米国債券取引で米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.184%付近から始まった債券利回りの金利差トレードによるドル買いの影響も相まって、先週金曜日の夜17時27分頃の英国ロンドン外国為替市場でドルは円相場で一時156円99.9銭付近と157円台を目前にした上昇を見せていた。
ただし、世界市場の一部でもクリスマスから年末年始にかけての長期休暇を取っていた投資家達などがいたことでは、世界市場全体の市場流動性の低下は続いており、平常時よりも値幅が振れやすくなっていたことから過去に日本市場の時間外の海外市場が狙われやすかった日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入への警戒感がやや燻り、157円台を前にした利益確定や持ち高調整が入ったほか、世界的な安全資産の米国債買いの影響により、米国債券価格上昇時の利回り低下が起きて米国長期金利が先週金曜日の夜18時30分頃の一時4.159%付近に向けて反落した時間があった影響では、先週金曜日の夜18時21分頃にドルも円相場で一時156円77銭付近に反落していた。
原因として、先週金曜日の夜17時50分に発表された欧州ユーロ圏のフランスの最新経済指標の12月仏製造業購買担当者景気指数 (PMI / Purchasing Managers’ Index) 改定値は前回速報値と市場予想の50.6を上回る50.7に上方修正されたが、その後の17時55分の欧州ユーロ圏主要国ドイツの12月独製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値は前回速報値と市場予想の47.7を下回る47.0に下方修正されており、続いて18時に発表された欧州ユーロ圏総合の12月欧州製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も速報値と市場予想の49.2を下回る48.8の下方修正で景気ボーダーラインの50も下回っていたことから、欧州市場で世界的な安全資産でもある米国債が買われていた影響などがあった。
先週金曜日の夜18時30分の最新英国経済指標の12月英国製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値も速報値と市場予想の51.2を下回る50.6に下方修正されたことでは、米国長期金利は再び一時4.156%付近にまで低下した時間があったが、景気ボーダーラインの50を上回り続ける好景気側にとどまっていたことでは、米国債券価格上昇後の利益確定や持ち高調整の抵抗も混ざったほか、年明けの米国市場に向けたドル需要が入り始めた影響では、先週金曜日の夜21時45分頃にはドルは円相場で一時157円00.2銭付近と157円台に乗せた時間があった。
しかし、年明けとなる米国市場に向け米国債買いが先行していた影響では、先週金曜日の夜22時頃の米国長期金利は一時4.156%付近に再低下していたため、この時間から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時156円94銭付近であった。
ただし、その直後から米国長期金利が再び上昇を始めたため、先週金曜日22時1〜2分頃にかけてドルは円相場で一時156円96銭付近に反発し、この日の米国市場における円の安値でドルの高値を記録した。
米国市場でも、先週金曜日の夜23時45分に最新米国経済指標の12月米国製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値が発表され、前回速報値と市場予想通りの51.8であったが、前述の同月の欧州製造業PMIや英国製造業PMIの改定値と比較すると景気ボーダーラインの50超えのより好景気な指標であった影響では、安全資産の米国債売りが起きて米国長期金利が一時4.178%付近に上昇した。
しかし、同時進行中の世界最大規模の英国ロンドン市場で午前1時の今年の年始のロンドン・フィキシング (London Fixing) の値決めに絡むドル売りが主要通貨に対して起きていた外貨影響の波及があった影響では、午前1時3分頃と前後にドルは円相場で一時156円56銭付近に反落しており、この日の米国市場おける円の高値でドルの安値を記録した。
一方、1月2日が年明け営業となった米国ニューヨーク株式市場では、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) がプラス圏から始まった後に一時反落はしたが再び反発してプラス圏で上昇して高値引けに向けたほか、米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) も一時反落後に反発してプラス圏の小幅高になっており、米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) はプラス圏で始まった後に反落して前営業日終値付近の手前まで戻した小幅安となっていたがほぼ横ばいに近い僅差の終値に向けるなど、米国主要株価三指数中の二指数の上昇を受けた株価影響では、安全資産の米国債売りと低リスク通貨に円売りに対するドルの買い戻しが入った。
米国ニューヨーク債券市場では、大晦日の夜に発表されていた前週分米国新規失業保険申請件数と前週分米国失業保険継続受給者数のいずれも市場予想より堅調であったことに加えて、この日の欧州や英国よりも堅調な米国製造業PMIの景気要因のインフレ圧が意識されたことでは、雇用最大化と物価安定の二大責務を掲げる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) が追加利下げに慎重になる可能性への市場予想が高まり、次回1月27〜28日に開催予定の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の米国金利据え置き予想が市場で確定値と考えられている70%を超える80%台の推移を見せており、米国政策金利の先高観の影響では、米国長期金利が午前4時22分頃に一時4.200%付近に上昇したため、債券利回りの金利差トレードの円売りドル買いが起きたことでは、先週土曜日の午前4時24〜25分頃にかけてドルは円相場で一時156円96銭付近と、市場前半と同レベルの米国市場の円の安値でドルの高値を再記録した。
とはいえ、世界市場に年始のホリデームードが残り、為替介入への警戒感が燻る中では、ドルは円相場で二度目の米国市場の高値を上抜けせず、テクニカル分析的なダブルトップ (Double Top) の二重天井からの売りサインを見せて上昇幅を縮小し、先週土曜日の朝6時50分頃には米国長期金利も一時4.197%付近に上昇幅を縮小していた。
このため、先週金曜日の夜22時頃から先週土曜日の朝6時55頃までの年明けの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の高値でドルの安値の156円96銭付近から、円の安値でドルの高値の156円56銭付近の値幅約40銭で、年明けのニューヨーク終値は156円84銭付近と、前営業日同時刻の156円71銭付近の前ニューヨーク終値比で約13銭の円安ドル高をつけて週末を迎えた。
週末中の世界ニュースでは、米国政府のドナルド・トランプ大統領が、世界最大の石油埋蔵量を持つという南米ベネズエラを米国軍が攻撃し、反米左派のニコラス・マドゥロ大統領を「拘束した」と発表し、ベネズエラ産原油への米国の禁輸措置は「100%継続される」と示唆したことから、アメリカ大陸での地政学リスクや原油価格への影響がやや意識され、今朝早朝の週明けのオセアニア市場では、ドルは円相場で下落の窓開けから始まり、今朝6時22分頃に一時156円68銭付近に下押しした。
しかし、今日から年末年始の連休明けとなる年明けの日本市場が開場することでは、今日は年始かつ5日で日本の貿易企業の決済日が集中しやすい5と10がつく日の五十日であるということもあり、日本市場の仲値決済に向けた輸入実需の円売りドル需要が見込まれるほか、日本市場時間には為替介入が起きにくいことなどからドル買いが起きてドルは円相場で反発上昇し、今朝8時53分頃にドルは円相場で一時157円2銭付近と157円台に上昇していた。
その影響から、今朝9時頃から始まった今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時157円0銭付近で、この時間の1分間の値動きの中で瞬時に記録した一時156円93銭付近が今日の日本市場における円の高値でドルの安値となり、ドルは円相場で上昇した。
今日は東京株式市場も年末年始の連休明けの年明けの大発会となり、今日の日経平均株価が大幅な上昇を見せて始まった株価上昇時のリスク選好のリスクオン (Risk-on) による低リスク通貨の円売りと海外投資の為替差損回避のためのヘッジ円売りも起きたため、昼の13時12分頃と13時30〜31分頃にかけてドルは円相場で一時157円30銭付近に上昇し、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。
午後15時30分頃に今日の日経平均株価はプラス圏の堅調な推移を続けたまま5万1832円80銭の終値をつけて、前営業日比1493円32銭高の+2.97%の史上8番目と言われる大幅上昇を見せて大引けし、今年初の大発会を終えていた。
一方、157円台に乗せた市場高値を記録後のドルには利益確定や持ち高調整の抵抗も入り始めていたことに加えて、夕方からの欧州市場の参入では時差で現地の朝となることから週末の米国軍の南米ベネズエラ攻撃の地政学リスクへの警戒感なども燻り、時間外の米国債券取引では日本市場の今朝9時38分頃には一時4.200%付近に再上昇していた米国長期金利が夕方16時3〜9分頃に一時4.178%付近に上昇幅を縮小したため、債券利回りの金利差トレードの影響による主要通貨に対するドル売りと円の買い戻しが入り、夕方16時10分と25分頃にもドルは円相場で一時156円98銭付近に下押しした。
午後17時頃から世界最大規模の英国ロンドン外国為替市場の参入が始まったが、この時間の米国長期金利は一時4.180%に反発したことではドルも円相場で一時157円台に反発し、今夜17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は157円0銭付近で、世界市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の156円87銭付近と比べると約13銭の円安ドル高で、日本市場の連休前の前営業日の昨年2025年12月30日の夜17時の155円90銭付近の前東京終値比では約1円10銭の大幅な円安ドル高になっていた。
ただし、今夜その後の欧州市場と英国ロンドン外国為替市場では、世界的な安全資産でもある米国債の買い戻しが進んだため、ドルは円相場で上昇幅を縮小したほか、外貨影響の波及もあり、欧州ユーロに対して前営業日同日比で円高ユーロ安になった。
今夜この後の米国市場では、最新米国経重要済指標の発表予定があり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、深夜24時に12月米国ISM (Institute for Supply Management / 米国サプライマネジメント協会) 製造業景況指数の発表などを控えている。
また、世界の株式市場と債券市場と原油先物や貴金属などを含むコモディティ (商品先物) 市場などの為替相場への影響や、南米ベネズエラとウクライナ情勢や中東などの世界情勢に加えて、世界の政治・経済の最新ニュースやドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相などを含めた要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析などと共に世界のFXトレーダー達の今後の為替相場の値動き予想材料になっている。
一方、欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場相のユーロ円相場の終値は183円46銭付近と、世界市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の184円7銭付近と比べると約61銭の円高ユーロ安で、日本市場の年末年始の連休前の2025年12月30日17時の183円54銭付近の前東京終値比では約8銭の円高ユーロ安であった。
主な要因は、今朝の東京株式市場の年明け大発会で日経平均株価が大幅高で始まった株価上昇時のリスク選好のリスクオンでは低リスク通貨の円売りで欧州ユーロが円相場で一時184円10銭付近にまで上昇したが、その後には年明けの日本市場で現地実需も回復した円の買い戻しが優勢となり、夕方の米国長期金利の低下を受けた円買いの外貨影響の波及もあって欧州ユーロは円相場で反落した。
ユーロドルは、本日17時の東京外国為替市場の終値は1.1685ドル付近と、世界市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の1.1734ドル付近と比較すると約0.49セントのユーロ安ドル高で、日本市場の年末年始の連休前の2025年12月30日17時の1.1772ドル付近の前東京終値比では約0.87セントのユーロ安ドル高であった。
主な要因は、先述の欧州と英国と米国で比較可能な12月製造業購買担当者景気指数 (PMI) 改定値で、欧州ユーロ圏総合よりも米国の景気指標の方が堅調であった影響があり、米国景気要因のインフレ圧により次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC) における米国金利据え置き予想が優勢で、米国長期金利上昇時には欧州ユーロなどの主要通貨に対するドル買いが起きていたことなどが為替相場に影響を与えていた。
英国ポンドも対ドルでの外貨影響がポンド円相場に波及しており、今夜17時の今日の東京外国為替市場の英ポンド円相場の終値は210円74銭付近と、世界市場の前営業日同時刻にあたる先週金曜日の夜17時の211円17銭付近と比較すると約43銭の円高ポンド安であったが、日本市場の年末年始の連休前の2025年12月30日17時の210円59銭付近の前東京終値比では約15銭の円安ポンド高であった。
今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月1月5日の日本時間(JST / Japan Standard Time) の21時16分(チャート画像の時間帯は英国冬時間 (GMT / Greenwich Mean Time / JST-9) の英国ロンドン外国為替市場の12時16分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。
| 通貨ペア | JST 21:16の為替レート | 日本市場前営業日JST 17:00前東京終値比 |
| ドル/円 | 156.59 〜 156.60 | +0.70 (円安) |
| ユーロ/円 | 182.91 〜 182.92 | −0.62 (円高) |
| ユーロ/ドル | 1.1679 〜 1.1681 | −0.0091 (ドル高) |
| 英ポンド/円 | 210.80 〜 210.86 | +0.27 (円安) |
| スイスフラン/円 | 196.96 〜 197.02 | −0.66 (円高) |
| 豪ドル/円 | 104.67 〜 104.71 | +0.14 (円安) |
注意:
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