マーケットコメント:FRB9月会合直前!注目ポイントを徹底解説!
2024年9月16日東西FXマーケットコメント – 2024年9月16日
文/宇佐美幸弥 – 東西FXリサーチチーム
FRB 9月会合直前!0.25pt VS 0.50ptの予想で市場分かれる!
9月17日〜9月18日に米国連邦準備制度理事会(FRB)の9月会合が予定されている。
利下げ自体は市場にすでに織り込まれており、注目ポイントとなるのは利下げの幅、すなわち0.25ptかそれとも0.50ptなのかである。
マーケット参加者の過半数以上が0.25ptの利下げを予想している一方で、直近の経済指標の結果も含めて、0.50ptというよりアグレッシブな利下げをFedが行うと予測する投資家もいる。
FRB議長であるパウエル氏は、8月のジャクソンホールにて、利下げ開始の意図を明確にしたものの、その程度については明らかにしなかった。
ロイター通信によれば、Spartan Capital SecuritiesのChief Market Economist、ピーター氏は直前の米CPIの結果を受けて、「コアインフレは依然として課題である」と指摘し、0.25ptの利下げを確実視した。
市場でも0.25ptの利下げの方が強く織り込まれており、もし0.50ptの利下げとなれば、マーケットが荒れる可能性もある。これらの可能性も踏まえて、19日のFOMCは注視する必要があるだろう。
ドル円テクニカル分析〜値動きと今後のトレンド〜
上記の図は2024年以降のドル円のチャート(Yahoo Financeより)を示した図である。
この図を見ると、先週もドル円は円高方向に振れていることがわかる。
テクニカル分析の観点でも、MACDラインがシグナルラインを下回るデッドクロスが発生している。先週直前の下限レンジを下抜けしたことで、下落トレンドはますます強くなったと言えるだろう。
RSIも加減近く推移しており、ショートの勢いが強いのは間違いない。とはいえ、RSI上ではまだ売られ過ぎとは言えず、短期的にもさらに下値を掘ることが予測される。
今週の米FOMCはドル円にとって最も大きなカタリストの一つである。0.25ptの利下げが織り込まれている今、その結果次第では、ドル円の下落トレンドはますます強くなる可能性もあるだろう。
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