FXニュース:日財務相為替介入言及

2026年1月16日
今日2026年1月16日金曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の安値でドルの高値の158円71銭付近から、円の高値でドルの安値の157円96銭付近の値幅約75銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は158円13銭付近と、...

 

東西FXニュース – 2026年01月16日

文/八木 – 東西FXリサーチチーム

主な点:

  • 日銀円安物価警戒報道
  • 米新規失業保険申請減
  • 米製造業景況指数改善
  • 米主要株価三指数上昇
  • 日衆院解散財政と新党
  • 日経平均株価は小続落

今日2026年1月16日金曜日の日本の東京外国為替市場の今朝9時頃から今夜17時頃までの対ドル円相場の為替レートの値動きは、円の安値でドルの高値の158円71銭付近から、円の高値でドルの安値の157円96銭付近の値幅約75銭で、今夜17時の今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は158円13銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の158円60銭付近の前東京終値比で約47銭の円高ドル安であった。

今日の為替相場の値動きの主な要因と市場時間に沿った世界外国為替証拠金取引 (FX / Foreign Exchange) マーケット・トレンドの動向と分析はまず、昨日の日本市場終了後の英国ロンドン外国為替市場では、日本政府と日本銀行 (日銀 / BoJ / Bank of Japan) の為替介入への警戒感が続いていたことに加えて、昨夜18時15分頃に米国ブルームバーグ (Bloomberg) ニュースが複数の関係者に取材した情報として、「日銀が円安の物価上振れや経済への影響に警戒感を強めている」とし、「来週1月22日~23日の日銀金融政策決定会合では政策維持が決まる見通しだが、一層の円安が今後の利上げペースを速める可能性も指摘されている」と報じた影響があり、報道時の昨夜18時15分の1分間の値動きの中でドルは円相場で一時158円68銭付近から158円33銭付近に急落したほか、昨夜18時51分頃にはドルは円相場で一時158円30銭付近に下落していた。

昨日の夕方に発表された最新英国重要経済指標の11月英国月次国内総生産 (GDP / Gross Domestic Product) の前月比が前回の−0.1%と市場予想の0.1%を上回る0.3%に上振れし、英国10年債の利回り上昇を受けた英国ポンドが一時は対ドルで買われていたポンドドルの外貨影響も対ドル円相場に波及していたが、その後の米国市場を控えて世界最大規模の英国市場の主要取引通貨でもあるドル実需などがあり、昨夜18時51分頃から英国ポンドが対ドルで反落を始めた外貨影響も対ドル円相場に波及したことでは、この時間からドルは円相場で下落幅の縮小を始めた。

時間外の米国債券取引では、地政学リスク警戒感が燻る欧州市場で世界的な安全資産でもある米国債が買われた際の債券価格上昇に伴う利回り低下の影響があり、昨夜19時2分頃に米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.139%付近に低下したが、その後の世界市場では売りも入り、昨夜20時56分頃に米国長期金利が一時4.155%付近に反発して債券利回りの金利差トレードのドル買いが入り、抵抗を混ぜながらも昨夜21時50分頃にも米国長期金利は一時4.152%付近と4.15%台の推移を見せたため、昨夜21時58分頃にはドルは円相場で一時158円61銭付近と前東京終値をやや上抜けていた。

欧州英国市場の後半にあたる昨夜22時頃から始まった米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時158円60銭付近と、前東京終値と同レベルであった。

昨夜22時30分の米国市場では最新米国経済指標の発表があり、前週分の米国新規失業保険申請件数は前回20.8万件が前回20.7万件に改善の修正がされた上で市場予想の21.5万件よりも堅調な19.8万件で、前週分の米国失業保険継続受給者数も前回191.4万人が前回190.3万人に改善の修正がされた上で市場予想の189.9万人よりも堅調な188.4万人と、市場予想よりも堅調な米国雇用市場を示した。

同時発表の米国景気関連の最新経済指標も、1月米国フィラデルフィア連邦準備銀行 (連銀) 製造業景気指数が前回−10.2が前回−8.8に上方修正された上で市場予想の−1.0を大幅に上回るプラス圏の12.6に上振れし、1月米国ニューヨーク連銀製造業景気指数も前回−3.9が前回−3.7に上方修正された上で市場予想の1.0を上振れする7.7に上昇しており、いずれも前回のマイナス圏からのプラス圏に改善して市場予想を上回ったことから、発表時の昨夜22時30分の1分間の値動きの中でドルは円相場で一時158円71銭付近に上昇した。

同じく発表された11月米国輸入物価指数は前月比が前回の0.4%から−0.2%に低下し、11月米国輸出物価指数の前月比も前回の0.5%から0.0%に鈍化したが、米国債券市場では、前述の米国雇用指標の堅調さと米国景気指標改善による景気要因のインフレ圧が市場予想以上で雇用最大化と物価安定の二大責務を掲げる米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) の次回1月27〜28日とその次の3月17〜18日の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の米国政策金利据え置き予想が金利先物データを基に算出するフェドウオッチ (FedWatch) で市場確定値と考えられている70%を超える次回90%台と3月も80%台の優勢になっており、さらにその先の4月も60%台後半付近と、5月に任期終了予定のジェローム・パウエル議長在任中の金利維持予想が意識され、昨夜22時37分頃には米国長期金利が一時4.166%付近に上昇し、債券利回りを受けた金利差トレードのドル買いが主要通貨に対して入った外貨影響が対ドル円相場に波及し、昨夜23時2〜5分頃にかけてドルは円相場で一時158円88銭付近の高止まりを見せ、この日の米国市場における円の安値でドルの高値を記録した。

昨夜22時35分頃から米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官の米国アトランタ連銀のラファエル・ボスティック総裁の発言が始まっており、「米国インフレ圧は、今年年内続くと見込んでいる。インフレが過度に高いため、金融引き締め姿勢を維持する必要がある」と、追加利下げに慎重な姿勢を示していた。

ただし、ラファエル・ボスティック総裁は議論などには参加するものの、次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持たないことでは発言影響は一時的なものとなり、ドル円には為替介入への警戒感が燻っていたこともあって、数分間かけてもドルが円相場で高値圏を上抜けしない天井感からの利益確定や持ち高調整が入り始めたことでは、ドルは円相場で反落を始めた。

円相場で為替介入警戒感の影響が続く中で、同時進行していた世界最大規模の英国市場では、午前1時のロンドン・フィキシング (London Fixing) の主要取引通貨のドル売りの影響などもあり、午前1時25分頃にドルは円相場で一時158円41銭付近と、昨夜から今朝までの米国市場における円の高値でドルの安値を記録した。

一方、米国ニューヨーク株式市場では、先述の市場予想よりも強い最新米国経済指標や米国主要企業の決算報告が始まっていた影響などがあり、米国主要株価三指数の米国ダウ工業株 (DJIA / Dow Jones Industrial Average) と米国S&P500種株価指数 (S&P500 / Standard and Poor’s 500 index) と米国ナスダック総合株価指数 (NASDAQ / National Association of Securities Dealers Automated Quotations Composite) が揃ってプラス圏から始まってプラス圏の推移を続け、前日比で高値の終値をつけた株価上昇時のリスク選好のリスクオン (Risk-on) では、低リスク通貨の円は為替介入警戒リスクからやや売りにくかったものの、安全資産の米国債売りが入り、米国株式市場終了後の今朝6時40分頃には米国10年債の利回りが指標となる米国長期金利が一時4.177%付近に上昇しており、債券利回りの金利差トレードで主要通貨全般に対するドル買いが入った外貨影響の波及があったことでは、ドルは円相場で158円台後半に反発した。

このため、昨夜22時頃から今朝7時頃までの米国ニューヨーク外国為替市場の対ドル円相場の値動きは、円の安値でドルの高値の158円88銭付近から、円の高値でドルの安値の158円41銭付近の値幅約47銭で、今朝7時頃の対ドル円相場のニューヨーク終値は158円63銭付近と、前営業日同時刻の158円46銭付近の前ニューヨーク終値比で約17銭の円安ドル高をつけた。

今朝早朝のアジア・オセアニア市場に続き、今朝9時頃から始まった今日の東京外国為替市場の対ドル円相場の始値は一時158円58銭付近で、日本市場の今朝9時55分の仲値決済に向けた日本企業の輸入実需の円売りドル買い需要が先行した影響では、この今朝9時55分の仲値決済の時間にドルは円相場で一時158円71銭付近と、今日の日本市場における円の安値でドルの高値を記録した。

しかし、続いては国内輸出企業の円買いドル売りが入り始めたほか、為替介入警戒感が燻る中では早期の利益確定や持ち高調整が入りやすくなったことでは、市場高値後のドルは円相場で反落を始めた。

高市早苗首相の来週1月23日召集の通常国会冒頭における衆議院解散の意向を受けて、立憲民主党と公明党が新党「中道改革連合」を結成し、2月の選挙に向けるとのニュース報道があり、赤字国債発行の法案が与野党の争点に浮上していたこともあり、高市早苗政権の積極財政による財政懸念に抵抗が入る可能性などから高市トレードが弱まり、前日にも日経平均株価が小幅安で終えていたが、今朝の東京株式市場でも今日の日経平均株価がマイナス圏から始まり、一時下げ幅を拡大した株価下落時のリスク回避のリスクオフ (Risk-off) の影響による国内第一安全資産で低リスク通貨の円買いも入った。

また、今日も日本政府の片山さつき財務相による為替介入警告の円安牽制発言が続き、午前11時20分過ぎのニュースでは、「断固たる措置を取ることを、再三申し上げている」として「日米財務相の合意の中には、為替介入が含まれている」との発言が警告的であったことなどから、日本市場と時間帯が近い海外市場などでも為替介入への警戒感が高まった円買いや円の買い戻しなどが入り、ドルだけでなく他の主要通貨に対しても円相場が一時上昇した外貨影響の波及もあり、今朝11時40分頃にドルは円相場で一時157円96銭付近と157円台に急落し、今日の日本市場における円の高値でドルの安値を記録した。

日本政府の財務省が公式に公表した今日の「片山財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要の質疑応答」でも、「日米の合意の中には介入が含まれているということでありまして、私は再三あらゆる手段を含めて断固たる措置をとらせていただくということを言っております」との発言が記録されていた。

ただし、ドルが円相場で一時157円台の安値になった後には、市場での為替介入警戒ゾーンの160円付近から離れたことからドルの買い戻しも入り始めた。

また、今日の日経平均株価が今朝には一時5万3706円79銭付近にまで下落していたが、一時の下げ幅を縮小して午後には一時5万4130円60銭付近まで買い戻された株価影響による低リスク通貨の円売りも入り、ドルは円相場で158円台前半に下げ幅を縮小した。

午後15時30分頃には、今日の日経平均株価は5万3936円17銭の終値をつけ、前日比174円33銭安の-0.32%で大引けしたが、今朝の一時の下げ幅を午後に縮小していたこともあり、株式市場終了後に低リスク通貨の円買いが弱まったほか、時間外の米国債券市場では今朝は一時4.166%付近に低下していた米国長期金利が反発しており、午後15時52分頃の一時4.173%付近に向けたため、午後15時49分頃にはドルは円相場で一時158円45銭付近に買い戻されていた。

なお、日銀は来週1月19日から保有するETF (Exchange-Traded Fund / 上場投資信託) の売却を開始することを明らかにしており、株式市場終盤には持ち高調整なども入っていた。

夕方からの欧州市場の参入では、海外市場時間に向けた為替介入への警戒感が燻る中では、ドルの利益確定や持ち高調整が入りやすくなり、ドルは円相場で再び売られ始めた。

このため、今日17時の東京外国為替市場の対ドル円相場の終値は158円13銭付近で、昨日17時の158円60銭付近の前東京終値比で約47銭の円高ドル安になった。

今夜この後の米国市場では、最新米国経済指標の発表予定と次回の米国連邦公開市場委員会 (FOMC / Federal Open Market Committee) の投票権を持つ米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) 高官達の発言予定などがあり、日本時間の経済指標カレンダーのスケジュールは、今夜23時15分に12月米国鉱工業生産と12月米国設備稼働率、深夜24時に1月米国NAHB (National Association of Home Builders / 米国住宅建築業者協会) 住宅市場指数、25時頃から次回のFOMC投票権を持つFRBのミシェル・ボウマン副議長の発言予定と、29時30分頃から同じく次回FOMCの投票権を持つFRBのフィリップ・ジェファーソン副議長の発言予定などを控えている。

また、米国主要企業の決算報告予定も続き、世界の株式市場や債券市場と原油先物や貴金属などを含むコモディティ (商品先物) 市場などの為替相場への影響や、イランや日中および米露関係と南米ベネズエラとウクライナや中東などの世界情勢に加え、世界の政治・経済の最新ニュースやドナルド・トランプ米国大統領や高市早苗首相と植田和男日銀総裁や米国連邦準備制度理事会 (FRB / Federal Reserve Board) のジェローム・パウエル議長を含む高官達と各国関係者達の要人発言などのファンダメンタルズ分析は、最新経済指標データやテクニカル分析と共に世界のFXトレーダー達の為替相場の値動き予想材料となっている。

なお、来週には、高市早苗首相の記者会見の予定があることなども報じられている。

一方、欧州ユーロは、今日17時の東京外国為替市場のユーロ円相場の終値は183円63銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の184円42銭付近の前東京終値比で約79銭の円高ユーロ安であった。

主な要因は、日経平均株価続落の影響もあったが、為替介入への警戒感が高まり、ドルだけでなく主要通貨に対する円買い入っていた。

英国ポンドも、今夜17時の今日の東京外国為替市場のポンド円相場の終値は211円77銭付近と、前営業日同時刻にあたる昨夜17時の213円4銭付近の前東京終値比で約1円27銭の大幅な円高ポンド安であった。

ユーロドルは、今夜17時の今日の東京外国為替市場の終値は1.1613ドル付近と、前営業日同時刻にあたる昨日17時の1.1628ドル付近の前東京終値比では約0.15セントのユーロ安ドル高であった。

主な要因は、欧州周辺地域などの地政学リスクが燻る中で、昨夜の米国経済指標を受けた当面の間の米国政策金利据え置き予想の影響があったが、欧州中央銀行 (ECB / European Central Bank) のチーフエコノミストのフィリップ・レーン経済担当理事の発言では、昨年の欧州利下げサイクルを終えて以来、金利を据え置き、政策変更を急がない意向を示していたことでは小幅域になった。

今日の東西FXニュース執筆終了前の2026月1月16日の日本時間(JST / Japan Standard Time) の21時25分(チャート画像の時間帯は英国冬時間 (GMT / Greenwich Mean Time / JST-9) の英国ロンドン外国為替市場の12時25分頃) の人気のクロス円を中心とした為替レートは下表の通りである。

通貨ペア JST 21:25の為替レート 日本市場前営業日JST 17:00前東京終値比
ドル/円 158.17 〜 158.19 −0.41 (円高)
ユーロ/円 183.78 〜 183.80 −0.62 (円高)
ユーロ/ドル 1.1617 〜 1.1619 −0.0009 (ドル高)
英ポンド/円 212.03 〜 212.09 −1.01 (円高)
スイスフラン/円 197.23 〜 197.29 −0.61 (円高)
豪ドル/円 106.02 〜 106.06 +0.08 (円安)

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