「東西FXリサーチ」弱気が続くオーストラリアドル、FBR会議で流れが変わるか?

2021年8月20日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

弱気が続くオーストラリアドル、FBR会議で流れが変わるか?

ハンセン指数と中国本土の株価指数は、地元の規制当局がテクノロジー以外のセクターへの取り締まりを強化しているために 金曜日に赤字に転じた。より厳格な規制の範囲は拡大しており、そのため市場全体でリスクオフの感情が高まり続けている。デルタバリアントの影響は、米ドルが上昇し続けるにつれてコモディティーと相関している通貨に圧力がかかり、ダウンビートなムードが高まっている。これらは 地域全体の封鎖延長と港湾閉鎖による懸念によって引き起こされている。

オーストラリアドル、カナダドル、ニュージーランドドルはすべて、今週の今年の安値をつけた。ニュージーランド準備銀行総裁がニュージーランドのキャッシュレートを2%で中立に戻す必要があると述べた後、今日は同国通ある程度の値段がついた。義務付けられたインフレと雇用目標が達成されたことの考慮がニュージーランドドルに反映した。デルタ株がこのまま蔓延し、封鎖が続けられない限、ニュージーランドでの10月の利上げは避けられないかもしれない。

一方、中国の経済に影響を受けるオーストラリアドルそして 米ドルの通貨ペアは引き続き下落しており、現在は急下降が続いている。今週、鉄鉱石の輸送コストは10年ぶりの高値に上昇し、中国は多くの港を閉鎖した。その結果、鉄鉱石の価格は暴落した。

今週、市場が注目するイベントは ジャクソンホールでのFRBの会議の可能性がある。最近のレトリックはタカ派と見なされていたが、FRBの発言は市場に影響を与える可能性がある。


豪ドル/米ドル – テクニカル分析

0.7290を通った豪ドル / 米ドルは、下降トレンドの加速を示しており、昨年10月の0.7010レベルの安値を付ける可能性がある。5回連続のセッションでの豪ドル / 米ドルの下落となったが、短期チャートの売られ過ぎの状況は、トレーダーが新たな弱気へ賭けに出ることを妨ぎ、少なくとも今のところ、主要な/さらなる損失を食い止めるサポートがあった。

鉄鉱石価格との強い相関関係は、世界最大の鉄鋼メーカーである中国との貿易に対するオーストラリアドルの影響と感受性を示している。とはいえ、豪ドル/米ドルが回復を見せないことは、短期的な弱気の軌道がまだ終わっていない可能性がある。したがって、その後の上昇は、0.7150-55辺りでの売りの機会となる可能性がある。フォロースルー買いが短期的な動きを促し、ペアが0.7200マークを取り戻す動きを見せる可能もある。

逆に、弱気のトレーダーは、0.7100ラウンドの数字を下回る持続的な弱さを待ってから、さらなる下落の動きに備えるかもしれない。その後、豪ドル/米ドルは、0.7040-30辺りの中間サポートに向けた下落を加速させた後、最終的に主要な0.7000心理的マークまで下落する可能性がある。


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