「東西FXリサーチ」イングランド銀行によるマイナス金利導入は引くし

2021年2月05日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

イングランド銀行によるマイナス金利導入は引くし

英ポンド/米ドルは、50日SMAを跳ね返った後、先週から続いて見られた弱気のプレッシャー から回復した。昨日のイングランド銀行の会合では、金利と債券購入プログラムを予想通り0.1%と8,960億ポンドに据え置いたままであると発表し、経済の見通しに新たな光は当たらなかった。

中央銀行は、銀行がマイナス金利を導入した場合、準備が整うまでに6か月かかることを確認した。そのため、今の所は、マイナス金利となる可能性は低い。また、これまでのところヨーロッパ内でイギリスがいち早くコロナワクチンの接種を開始したため、 GDPレベルの急速な回復を期待しているとも述べた。

しかしながら、経済回復は依然として非常に不確実であり、COVIDの状況次第で 状況は変わる可能性があること 警告した。また、イギリスはブレグジット後の合意の時代に突入しており、2つの貿易圏間の将来の関係については依然として多くの不確実性があることを念頭に置かなくてはならない。

英ポンド/米ドル

日足によるとは、英ポンド/ 米ドルは上昇ウェッジパターンで取引されており、日足の範囲がより限定されていることがわかる。昨日の弱気なブレイクアウトを除けば、このペアは12月中旬からこのテクニカルパターンに限定されており、高値と安値が高くなり、通常は価格が下落に転じる前に勢いが鈍化する。

日中の抵抗は1.3720で見られる可能性があるが、先週の3年ぶりについた高値の1.3759を破る新たな動きが見られる前に、上昇ウェッジに上限がかかるため、売り手はこの範囲をエントリーポイントと見なすかもしれない。この範囲を超えるブレークは、買い手によるコントロールを示し、英ポンド/ 米ドルが1.38のブレークへの動きが見られるだろう。

マイナス面として、ウェッジの下限は、50日SMA(1.3570)が新たな売り圧力をかける前に、1.3640でサポートを提供する可能性がある。 弱気の圧力が続く場合、売り手がターゲットとする次の領域は1.34へ。

ユーロ/英ポンドは、0.8863の複数月のサポートラインを下回って以来、下落が続き、2020年5月以来初の0.88をきった。ペアは現在、61.8%フィボナッチを下回ろうとしているが、強い売られ過ぎの状況がストキャスティクスおよびRSI、短期的に可能なサポート領域を示している。 売り圧力の増加は、ユーロ / 英ポンドが0.8693で水平サポートに向かう可能性がある。