FX週刊ニュース (4月1週)| ドル/円:終わらないドル高、円安。遂に125円を突破。 ユーロ/米ドル:今後は投資家がユーロ買いの流れに?

2022年4月04日
FX週刊ニュース (4月1週)| ドル/円:終わらないドル高、円安。遂に125円を突破。 ユーロ/米ドル:今後は投資家がユーロ買いの流れに?

FX週刊ニュース – 2022年4月4日
文/高田 – 東西FXリサーチチーム


主な点:

  • 米ドル/円:終わらないドル高、円安。遂に125円を突破。
  • ユーロ/米ドル:今後は投資家がユーロ買いの流れに?
  • 英ポンド/米ドル:英ポンド3/29に1.30ドルに到達。来週も同様の傾向続くか?
  • 豪ドル/米ドル:堅調目立つ豪ドル。
  • ジョーバイデン政権が石油備蓄最大1億8000万バレル放出を検討。1バレル100ドルを割れこむ。
  • 1910〜50ドルの範囲内で安定した取引続く金相場。

  • ドル/円:終わらないドル高、円安。遂に125円を突破。

米ドル/円は先週月曜日(3月28日)から円相場急落の様相を示し、6年ぶりについに125円の大台を突破し一時は125.10円まで急騰した。

125円を突破すると思い出させるのが、2015年6月10日、日銀総裁黒田総裁の発言である。『ここからさらに円安に振れることは、普通に考えるとなかなかありそうにない』この発言を受け、急速な円安への警戒感もあり、当時円相場は一時2円以上も円高が進んだ。

1ドル=125円の黒田ラインと揶揄されるラインを突破したことで、市場関係者は今後この円安がどこまで進むかに注目をしている。すでに通貨としての総合的な実力を示す実質実効為替レートでは、円はおよそ50年ぶりの低い水準となっている。

週終わり4/1頃には112円前後まで落ち着いたが、来週さらにドル・円の上昇ペースがどうなるのか。大きな懸念はなさそうですが、今後もロシアとウクライナの紛争の状況を見極めながら、中央銀行による政策方針を注視する展開となりそうだ。

  • ユーロ/米ドル:今後は投資家がユーロ買いの流れに?

週初めの3/28からユーロ/米ドルは1.0990と高値付近で推移をした。先週よりもユーロは堅調な滑り出しを示し、市場の欧州中央銀行(ECB)が今年4回利上げすることを鑑みて、ユーロ回復の様子を示した。

1日のロンドン外国為替市場でユーロは下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=1.1030~40ドルと前日の同時点より0.0090ドルのユーロ安・ドル高で推移した。

18時に発表されたユーロ圏の消費者物価指数(速報値)は強い内容となったが、コア指数は予想を小幅に下回った。エネルギー供給懸念などもありユーロは売られたが、その後は落ち着いている。

JPモルガンのアナリストは顧客向けメモで、今後の世界情勢の流れを踏まえてユーロ/ドルへの買いを推奨していることが判明した。

ロシアとウクライナの和平交渉におけるトーンの変化は「紛争がより局地的な段階に移行し、より極端なテールリスクが起こる確率が低下している」ことを示唆していると述べた。

  • 英ポンド/米ドル:英ポンド3/29に1.30ドルに到達。今週も同様の傾向続くか?

今週はポンドの価値に影響をするような大きな発表が英国内ではなく、ドルやユーロの値動きにに翻弄される相場となり、ロシアウクライナ情勢も大きな影響を与えなかった。今週初め、FRBによる利上げペースの加速への期待の高まりからポンドは対ドルで軟調に推移。

今週は大きな主要な英経済指標の発表がないため、ポンドドルは現在の下落基調を強め、3/29には1.30ドルに到達した。

英中銀の追加利上げへの期待は依然として強く、先週のベイリー英中銀総裁の慎重姿勢を強調した発言が、FRBのタカ派トーンとの対照で、今週もなお市場に影響を与えている。一部の投資家は、市場は今年の英中銀の利上げを楽観視し過ぎており、今後数週間でFRBと英中銀の格差が明確になり、来週もポンドドルは1.30ドル割れを起こしそうである。

  • 豪ドル/米ドル:堅調目立つ豪ドル

今週もオーストラリア国内の雇用市場は安定しており、経済も消費に支えられて緩やかな拡大基調にあること、またロシアウクライナ情勢の地政学的リスクを受けにくいことから先週に引き続き豪ドルは米ドルに対して強い安定性を示している。

今週豪ドル/米ドルは0.75000前後での推移を続けており、来週には0.78000前後まで推移する予想もされている。

  • ジョーバイデン政権が石油備蓄最大1億8000万バレル放出を検討。1バレル100ドルを割れこむ。

アメリカジョーバイデン大統領は木曜日の31日に過去最大規模となる油備蓄最大1億8000万バレル放出を検討していることを発表した。

ロシアウクライナ情勢の影響を受け、安定した石油供給網の確保が難しくなっている中、アメリカが率先して石油の流通量を増やすことで価格を抑え込むことが原因と考えられる。

現時点では確定事項ではないが、他欧米諸国も石油備蓄の放出をする可能性にも言及をしている。同備蓄ができた1974年以降で最大の放出となる。世界のエネルギー市場ではここ数週間、ウクライナでの戦争の影響で供給が途切れるのではないかとの懸念から、価格は大きく変動した。

発言後、原油価格の指標となる「米国産WTI原油」の先物価格は一時、1バレル=100ドルを割り込んだ。前日に放出が報道される前は107ドル台で取引されていた。

  • 1910〜50ドルの範囲内で安定した取引続く金相場。

米3月雇用統計・非農業部門就労者数(NFP)は、引き続き堅調な伸びを記録した。結果、金(XAU/USD)は引き続き安定的に今週も取引がされた。

先週から引き続き、XAU/USDは13日間連続で1910〜50ドルの範囲内で取引されており、今後の値動きについては以前大きな動きはないものと思われる。

安全な避難所としての金の地位は不安定な世界情勢が続く中引き続き確固たる価値を確立しそうであり、欧州の多くの投資家はXAU/USDが2023年3月末までに2,100ドルに向けて順調に進むと予想している。


今週の経済指標カレンダー
時間経済指標(イベント)通貨重要度
月曜日 – 2022年4月4日
20:00BOEベイリー総裁発言GBP
1日中中国 – 清明節フェスティバル祝日
10:30小売売上高 (前月比)AUD
15:00貿易収支 (2月)EUR
16:00スペイン失業変化EUR
18:05BOEベイリー総裁発言GBP
19:00ユーロ圏財務相会合EUR
21:30建築許可件数 (前月比) (2月)CAD
23:00MPC委員カンリフ氏の発信GBP
23:00製造業新規受注 (前月比) (2月)USD
23:30カナダ銀行企業景況感調査CAD
23:30カナダ銀行企業景況感調査CAD
火曜日 – 2022年4月5日
1日中中国 – 清明節フェスティバル祝日
06:00NZIER企業景況感NZD
08:30消費支出 (前月比) (2月)JPY
08:30家計調査・消費支出 (前年比) (2月)JPY
09:30Nikkeiサービス業PMI (3月)JPY
11:3510年物日本国債入札JPY
13:30政策金利発表 (4月)AUD
13:30RBA政策金利声明AUD
16:15サービス業PMI (3月)EUR
16:45イタリアサービス業購買管理者指数 (3月)EUR
16:50サービス業購買担当者景気指数 (3月)EUR
16:55サービス業購買部協会景気指数 (3月)EUR
17:00マーケット総合PMI (3月)EUR
17:00サービス業購買部協会景気指数 (3月)EUR
17:30総合PMI (3月)GBP
17:30サービス業購買部協会景気指数 (3月)GBP
21:30輸出USD
21:30輸入USD
21:30貿易収支 (2月)USD
21:30貿易収支 (2月)CAD
22:45マーケット総合PMI (3月)USD
22:45サービス業購買部協会景気指数 (3月)USD
23:00ISM非製造業雇用指数 (3月)USD
23:00ISM非製造業指数 (3月)USD
23:05連邦公開市場委員会メンバーブレイナード氏の発信USD
水曜日 – 2022年4月6日
00:00世界乳製品取引価格指数NZD
03:00連邦公開市場委員会メンバーの
ウィリアムズ氏の発信
USD
05:30米国石油協会 週間原油在庫USD
10:45中国Caixin(財新)サービス業PMI (3月)CNY
15:00製造業新規受注 (前月比) (2月)EUR
16:00欧州中銀(ECB)ルイス・デギンドス副総裁発言EUR
16:30IHS マークイット 建設業購買部協会景気指数 (3月)EUR
17:30建設業購買担当者景気指数 (3月)GBP
18:00ECBのパネッタ氏発言EUR
19:45ECBのレーン氏発言EUR
23:00Ivey購買部協会指数 (3月)CAD
23:30原油在庫量USD
23:30クッシング原油在庫USD
木曜日 – 2022年4月7日
03:00FOMC議事要旨USD
10:30貿易収支 (2月)AUD
10:30日銀理事野口の発信JPY
14:45季節調整なし失業率 (3月)CHF
14:45季節調整済み失業率 (3月)CHF
15:00ハリファックス社価格指数 (前年比)GBP
15:00Halifax住宅価格指数 (前月比) (3月)GBP
15:00鉱工業生産 (前月比) (2月)EUR
18:00ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言EUR
未定10年物スペイン国債入札EUR
18:00小売売上高 (前月比) (2月)EUR
20:30ECBは、金融政策の会議のアカウントを発行した。EUR
21:15イングランド銀行MPC会員発信GBP
21:30失業保険申請件数USD
22:00連邦公開市場委員会メンバー、ダドリー発言するUSD
金曜日 – 2022年4月8日
01:30ドイツ連銀のブルクハルト・バルツ氏発言EUR
03:00FOMCボスティック委員発言USD
05:05連邦公開市場委員会メンバーの
ウィリアムズ氏の発信
USD
08:50季節調節済み経常収支JPY
08:50経常収支(季節調整なし) (2月)JPY
10:30RBA金融安定レビューAUD
20:15ECBのパネッタ氏発言EUR
21:30雇用者数 (3月)CAD
21:30失業率 (3月)CAD
土曜日 – 2022年4月9日
01:00WASDEレポートUSD
02:00ベーカー・ヒューズ社のリグ・カウントUSD
02:00ベーカーヒューズ社発表の米石油採掘リグ稼働数USD
04:30米国商品先物取引委員会 英ポンド
投機的ネットポジション
GBP
04:30CFTC原油の投機的なネットポジションUSD
04:30米国商品先物取引委員会 金
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 Nasdaq 100
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 S&P500
投機的ネットポジション
USD
04:30米国商品先物取引委員会 豪ドル
投機的ネットポジション
AUD
04:30米国商品先物取引委員会 円
投機的ネットポジション
JPY
04:30米国商品先物取引委員会 ユーロ
投機的ネットポジション
EUR




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