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(5)円高、円安の影響
レッスン要約


円高と円安

レッスン(1) FXとは?」では、為替レートが常に市場で動いていることを学びました。「円高」は円の価値が上昇する、「円安」は円の価値が下落するという意味ですが、では両替する場合に、どのような影響を与えるのでしょうか?
では、以下の例を見てみましょう。

下の例では、円相場は1米ドル=100円から1米ドル=80円に変化しています。この価値の変化は円の価値が高くなった(円が強くなる)ことを意味します。では、1万円を持っている場合、米ドルはどのくらい買えるのでしょうか?

日本円1万円を換金すると125ドルを受け取ることになります。これは、円の価値が高くなり(100円から80円までに変化)、ドルの価値が下がった(安くなる)例です。この結果、同じ1万円でより多くのドルを買えることになります。一方で、円の価値が安くなると(80円から100円までに変化)、米ドルの価値が上がる(高くなる)ことになるため、同じ1万円でも少ないドルしか買うことができません。

この影響を理解するために、次の2つの例を見てみましょう。




二つ通貨価値の間の反比例関係

前の例では、ドル/円の通貨ペアなどの二通貨間には反比例関係が存在しています。円の価値が上がると(円高)、ドルの価値が下がります(ドル安)。

円の価値が下がると、ドルの価値が上がります

この例では、円相場は80円から100円に上昇しました(円の価値が弱くなる)。円の価値が安くなったので、1ドル当たり、より多くの円を買うことが可能です。円の価値が下落し(円安)、ドルの価値が上昇しました(ドル高)。



円の価値が上がると、ドルの価値が下がります。

この例では、円相場は100円から80円に下落しました(円の価値が強くなる)。円が高くなったので1ドル当たり、
より少ない円を買うことになります。その結果として、円の価値が上昇し(円高)ドルの価値が下落しました(ドル安)。



次のレッスンでは、損益の基本的な概念について学びます。