「東西FXリサーチ」トランプ支持派の議会乱入もバイデン次期大統領のリフレ取引への期待

2021年1月08日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

トランプ支持派の議会乱入もバイデン次期大統領のリフレ取引への期待

昨年末の米国大統領選でのトランプ氏とバイデン氏の激しい闘争から外為市場では米ドルの不信感が高まっていた。首都ワシントンでは、トランプ支持派が議会に乱入し、爆発物も発見された。メディアでは米国民主主義の危機とも言われていた。しかし、やっと米議会はバイデン氏の大統領の選勝利を認定した。これを受けて、トランプ氏は秩序ある政権移行を初めて約束したことで、米ドルの不透明感が緩和され始めた。バイデン氏勝利が認定され、米国市場で改めて景気刺激策が拡大して経済が回復に向かうとの見方が強まった。アナリストは、市場の動きの背後にある原動力は抗議ではなく、ジョージア州での民主党の勝利であり、水曜日に共和党員を解任したとも述べた。

ドイツ銀行のジム・リード氏は、「上院の結果は、ねじれを経験したものの、両院で民主党の過半数がスリムになった」と述べた。大統領にバイデン氏が就任した後の大幅に大きな米国の刺激策の見通しであり、リフレ取引をさらにサポートすることに注目すると加えた。

ダンスケ銀行のチーフアナリスト、クリストファー・ケアー・ロムホルト氏は、民主党の勝利は「リフレ取引にプラス」であると述べた。市場では、バイデン次期政権への期待から、米株は主要3指数が最高値をつけ、東京外国為替市場の米ドル/円相は小幅に続伸。バイデン次期米政権による大規模な財政出動の観測への期待から米長期金利の上昇を受け、ドル買い・円売りが優勢となった。

しかしながら、米ドルの回復は長期的なものになるかはまだ分からない。ドルにとっては今後数年間さらなる逆風になるとも言われている。

レーベンスクロフトの最高投資責任者、ケビン・ボッシャー氏は「FRBが金利をゼロに据え置き、膨れ上がったバランスシートを維持しており、今後数年はドル安がさらに進むと予想する」とし、双子の赤字は規模で他国を上回っていると述べた。

2020年の外為市場では、ドルが年間で17年以来の大幅な下落を記録した。2020年の外為市場では、ドルが年間で17年以来の大幅な下落を記録した。ドル指数は3月に3年ぶり高値となった102.99から12.65%、年間では6.77%安い89.96まで下落している。

米国で新型コロナウイルス感染が拡大した3月には安全資産買いで上昇したが、米連邦準備理事会(FRB)による前例のない刺激策でその後は下落している。

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