「東西FXリサーチ」世界的に金融市場が不安定な中、機関投資家はFX取引へ期待か?

2020年12月21日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

世界的に金融市場が不安定な中、機関投資家はFX取引へ期待か?

世界金融ハブである英国の感染者数は200万人を超過した。COVID19の感染速度が増す中、感染拡大を阻止するためにクリスマス前の20日からロンドンおよびするためロンドンおよびイングランド南東部の大半で全面的なロックダウン(都市封鎖)の実施を発表した。本日迎える欧州連合(EU)と離脱後の英国との自由貿易協定(FTA)交渉を行っているフランス。同国のマクロン大統領のコロナ肺炎感染が確認された。いまだ解決策が見えない中、フランスは交渉への妥協は許さない姿勢を表明している。

金融市場の先行きを不透明にする世界でのコロナウィルスの蔓延を止めるにはワクチンの迅速な世界普及が切望される。18日の終わり、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇。週間ではこの5週間で4週目の下げ。ユーロは対ドルで0.2%安い1ユーロ=1.2250ドル。ドルは対円で0.2%高い1ドル=103円31銭。米国では、ドルが上昇する中、株安と米経済対策を巡る不透明感が、資金をドルに逃避させた。ドルは週間では下落。ポンドは今週一番の下げとなった。

今年は個人投資家にとっても機関投資家にとっても非常に苦しい一年となった。コロナウイルスのショックが中央銀行に再び弱体化した経済を支えるための緊急行動を強いる前に、金利は2008年の金融危機の後すでに慢性的な低水準になる。利率はゼロまたはゼロに近いか、ゼロ以下であるため、投資家は市場の短期的な見方を表現するための適切な取引機会を見つけるのに苦労した。一部の人々は、金利商品はもはや投資家が市場の不均衡からの圧力を緩和する取引を行うための「リリースバルブ」として機能することができないと示唆している。

このような不安定な金融市場のなか、機関投資家の今後の投資をどのように見ているのか。メディアの報道では、機関投資家は他の資産クラスを検討しており、外国為替が視野を入れている。ほとんどの資産運用会社と年金基金は、主にポートフォリオ内の通貨エクスポージャーをヘッジするために、FXを散発的な目的で使用している。 アバディーンスタンダードインベストメンツやUBSアセットマネジメントなどの投資家は、より通貨固有の戦略を模索していると言われている。彼らは、米ドル安や新興市場への投資拡大などの市場ファンダメンタルズの変化が、これらのタイプの取引をサポートするのに役立つと考えている。

しかしながら、変化は一夜にして起こることはなく、おそらく高額の投資家には適さないであろう。しかし、控えめにみるとFXは、低金利環境で働く投資家にXファクターを回復させようとしている可能性があるだろう。


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