「東西FXリサーチ」感染者数がさらに増える一方、豪ドルはさらに高値に

2020年12月18日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

感染者数がさらに増える一方、豪ドルはさらに高値に

コロナワクチン接種の開始で、市場には安堵感が多少みられる。水曜日に米国で記録的な数のCovidの死亡者が報告されたにもかかわらず、米国株式はダウジョーンズ、S&P 500、ナスダック総合指数でそれぞれ0.49%、0.58%、0.84%と上昇している。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によると、水曜日には米国内で3,600人以上のCOVID19患者が死亡した。現在の入院者数もまた、最も打撃を受けた地域のICU病床のキャパシティーを超過することが恐れているなか、全国の施設で新記録を達成した。

一方、2番目のCovidワクチンが、木曜日の午後にFDA諮問委員会から承認を受け、緊急使用許可の道を切り開いた。FDAアドバイザーのグループは、モデルナのワクチンが症候性のCovid患者の治療に非常に効果的であることを発見していると報告された。このようなワクチンを取り巻く楽観主義は、最近、経済見通しが改善された市場に新たなリスクをもたらしている。

ホワイトハウスでは、議員たちは新しい刺激策の導入にむけ話し合いを続けている。約9000億米ドルと考えられており、最初のCARES法 よりは少ないものの、アメリカ人への直接支払いが含まれている。下院議長のナンシー・ペロシ氏は、木曜日の朝に進展が見られたと述べたが、最終的な合意のタイムラインは依然としてはっきりしていないと述べている。最終的な取引は当初、連邦政府のオムニバス資金調達パッケージに取り組むことを目的としてたが、金曜日の深夜に発令される政府閉鎖を回避するために、議会は一時的な法案を可決する必要があるかもしれない。

オーストラリアドルは11月の初め以来高値がついた後にさらに新しい高値になった。2021年が近づくにつれ、さらにこの高値トレンドは続く可能性が高いとみられる。今週の雇用報告書は、失業率が7.0%から6.8%に低下したため、現在の上昇につながった。中央銀行が豪ドル高を阻止しようとしても強力な経済データはハト派によるRBAの見通しを弱める可能性がある。

現在の豪ドル / 米ドル高の背後にある別の推進要因は、鉄鉱石の価格である。DCE鉄鉱石先物の現在の契約は、今日、ほぼ4%増加している。鉄の価格高騰は、経済的に重要な鉱物物質の最大の輸出国であるオーストラリア経済にとって大きな後押しとなっている。世界的大流行の中で、スポット価格の高騰はオーストラリアの経済予算にとって歓迎すべき展開である。

ただし、オーストラリア全土のCovid集団感染からの潜在的な逆風から、オーストラリアドルのトレーダーは注意を払う必要の可能性がある。オーストラリア最大の都市であるシドニーは、ニューサウスウェールズ州の保健当局が住民に今後数日間は家にいるように警告しているため、ニューサウスウェールズ州プレミアからのCovidの症例が増えると予想されている。

テクニカルアウトルックによると今回は 数年ぶりの高値となり、豪ドル / 米ドルは2019年後半のトレンドラインの抵抗を上回った。上向きの勢いは価格を押し上げる可能性があるとみられるが、10月のスウィングローから昨日のハイまでの23.6%フィボナッチリトレースメントレベルは引き戻しのターゲットとして役立つ可能性がある。

最近壊れたトレンドラインの抵抗は、現在の状況を感あげると新しいサポートに変化がある可能性がある。ただし、全体として、豪ドル/米ドルは、根本的な根本的な変化なしに、引き続き上昇するようだ。


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