「東西FXリサーチ」COVID19ワクチンが操る 米ドルとユーロ

2020年12月02日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

COVID19ワクチンが操る 米ドルとユーロ

水曜日の週半ばの取引セッションで米ドルの価値が下落した。世界最大の経済国である米国が経済刺激交渉を再開し、それによってリスク選好を高めるというバイアスが広まっていることでFXトレーダーが米ドルの流出を増やしている。その結果、米ドルは急落し、過去2年半でドルを最低レベルに近づけた。グリニッジ標準時の午前6時6分頃、トレーダーたちが他の主要通貨のバスケットに対するドルの相対的な強さを追跡するために使用している米ドル指数は、0.11%下落した。米ドル指数は一夜にして、2018年4月以来の最低水準である91.263に達した。

米国下院議長のナンシー・ペロシ氏と米国財務長官のスティーブ・ムニューシン氏は、米国大統領選挙以来の最新の刺激策について最初の議論を行った。米国下院議長は、米国財務長官が両政党によって提示された9,080億ドル相当の措置を提案すると予想されていると述べている。

また、上院のリーダーであるミッチ・マコーネル氏は最近、COVID-19の感染者数が再び急増している政府の閉鎖を阻止することを目的とした、1.4兆ドルの支出法案を含む新たな措置が、投資家たちは保有済み資産をグローバル株式などのリスクの高い資産に投資するといったリスクをとるグローバル投資家が米ドルに圧力をかけ続けていることを明らかにした。

Axiのチーフグローバルマーケットストラテジストであるステファン・イネス氏はNairametricsへのメモの中で、保留中のEUサミットの中で躍進するユーロのパフォーマンスについて、ワクチンへの期待と迫るブレクジット交渉進展からの市場影響への可能性が混在していると述べている。

英国が欧米で初めて 米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンを使用を 認めたことや、米国の刺激策の楽観主義を急加速させにして世界的な成長を加速させるといった話からユーロは急騰した。

英国がワクチンの緊急承認のための特別ルールで早期承認に道を開いたことより期待される世界的な新型コロナとの闘いにおけるワクチンの大きな役割に期待がよせられた。しかしながら、ユーロ取引に関しては注意が必要とイネス氏は述べている。それは、ブレクジット交渉においては今のところ、特にこれはまだ政治的ハードルが克服されることを意味していないる。一方、明らかなことは、 双方ともに12月11/12日に開催される来週のEU首脳会談までに取引を行う必要があるとの一般的に想定されているために、ユーロが急下落する可能性は少ないだろうと同氏は推測している。


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