「東西FXリサーチ」パフォーマンスが好調のオーストラリアドル

2020年11月19日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

パフォーマンスが好調のオーストラリアドル

不調だったオーストラリアドルは、ここ数週間で堅調に回復をみせ、今年の最高値に向かって伸びている。

今朝のシドニー外国為替市場の円相場は海外市場の流れを受けて、1米ドル=104円台前半で推移した。

今年のオーストラリアドルは、他の主要通貨に比べてほぼ中程度のパフォーマンスを示しており、世界経済やコロナ肺炎の世界蔓延への不安から当初は急激に下した。 CIBCのエコノミストは総合的に豪ドルをみると、中期的にはオーストラリア経済と豪ドルを楽観的に見ることができる理由がいくつかあると言っている。

「中長期的には、社会の症例数が少なくなった今、大きな経済的混乱なしにさらにCOVID19を抑え込むことができると仮定すると、米ドルに対する豪ドルのアウトパフォーマンスの見通しと、CADに対する米ドルと円のクロスを含めて考えると建設的だと説明した。

RBAは豪ドル債券を長期間保留しており、初期に購入された1,000億豪ドルの債券は将来的に増加する可能性があると見られる。

しかしながら、豪ドルは、貿易の悪化と中国との政治的緊張へのリスクが最も懸念されている。貿易を含み中国の経済活動は力強く回復しているが、オーストラリアとの貿易はまだ回復していない。オーストラリアからの中国の輸入は対前年比で回復を遂げている。 しかし、10月は、2019年の同時期よりも年初来で6.1%のマイナスとなっている。今のところ、オーストラリアの貿易黒字は健全であるが、国内観光や教育支出は、海外旅行の欠如によって中和されている。

一方、北米とヨーロッパに比べてCOVID-19の症例数が少ないということは、つまり経済活動が早期に回復することを意味することになる。一方、ワクチンの展開が始まるにつれて世界的なリスク感情が強まり、最近のRBA措置後も他の先進国よりも利回りが有利になり、余剰勘定が豪ドルを楽観視する理由になっている。しかしながら、対中関係、住宅市場、環境問題など、いくつかのリスク要因が残ってており、続けてモニターされている。


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