「東西FXリサーチ」バイデン氏の勝利宣言がリスク感を和らげ、アジア市場好調

2020年11月09日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

バイデン氏の勝利宣言がリスク感を和らげ、アジア市場好調

1900年以降、最高の投票率となった今回の今期の米国大統領選。11月3日に投票開始となった熱戦は、民主党のバイデン前副大統領がトランプ氏をリードしたままほぼ勝利を収めることが確定した。世界の株式、為替市場を揺らがす四年の一度の米国大統領選。投資家の間では、選挙をめぐる不透明感が一時払拭され、安心感が広がったことから、株価が上昇している。アジア時間週明け9日の外国為替市場では米ドルが小幅続落し、豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルは上昇。米ドル/円はほぼ変わらずの1ドル=103.33円33銭。豪ドルは0.3%高の1豪ドル=0.7278米ドルで、NZドルは0.2%高の1NZドル=0.6786米ドル。バイデン氏が勝利を収めるということは、世論調査によって予測されていたが、予想通りの結果の可能性が極めて高くなっていることから、リスク選好は固まり、グリーンバックに対するセーフヘブンの需要を奪った。上院と下院の分割権力が別の刺激策に合意しない場合、中央銀行がダンベルに重みを加え始めると、最終的には通貨が下落することになる。

先週のアジア為替市場では、 比較的うまくコントロールされたコロナウイルス対策とトランプの貿易戦争の脅威が薄れたことから後押しされて、黒字に転じた。安全通貨である日本円は、選挙前のヘッジとドル安の両方の恩恵を受け、週に1.3%上昇し、3月のCOVIDクラッシュ以来、初めてキー104ハンドルを下回った。人民元と韓国ウォンも予想を上回る1.2%の上昇を記録した。中国の10月の驚異的な輸出の伸びて11.4%増しで、今週も引き続きサポートされると予測されている。

一方、 数々の発言で世界メディアを賑わす現職ドナルド・トランプ大統領が行った「勝利宣言」の実現はかなり薄れている。しかしながら、敗北を認めないトランプ大統領は開票の公平を訴え再選を法廷で争う姿勢を崩していない。ロイター通信によれば、資金不足に直面するトランプ氏の選挙陣営は訴訟に充てる資金として6000万ドル(約62億円)を集めたい考えを示している。

米国のCOVID-19の毎日の症例が記録的な数に達し、ヨーロッパでも同様で、第2回目の封鎖により世界の需要が鈍化し、アジアの主要な輸出が確実に枯渇し始め、景気循環の弱いドルの話は長続きするが、 今後数ヶ月は、安全通貨の円、スイスフラン、米ドルの支持を後押しする可能性がある。

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