「東西FXリサーチ」コロナウィルス感染者数が増加し、日本円売りも進む

2020年2月21日



文/安藤麻矢 – 東西FXリサーチチーム

新型コロナウィルスの猛威に対する日本政府の水際対策が世界で問題視されているなか、日本円の売り傾向が注目される。セーフフヘブン/安全通貨としての立ち位置が揺るがない日本円だった。

日本中でCOVID-19の集団感染地帯となっている「ダイヤモンド・ プリンセス号」に残された乗船者の様子を神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授がYouTube に投稿し、感染対策は悲惨な状態にあると批判したことが世界のメジャーニュースに報道されたことに加えて、日々増加している日本国内の感染者数への今後の経済の先行き不透明感が高まっている。

円は、木曜日の米ドルに対して大幅に強い米ドルに対して112を超えて10ヶ月ぶりの安値まで下落。ドルは円に対して0.71%上昇し112.14となり、4月以来最高となった。日本は世界最大の債権国であるため、地政学的または財政的ストレスが円にプラス効果をもたらすが、過去2回のセッションで約2%下落し、2017年9月以来の最大の2日間の下落となっている。

トロントのスコシアバンクのチーフFXストラテジストであるショーン・オズボーンは、「今週、日本円は急落し、その安全な避難場所が国内のウイルスに対する心配から一夜で地面を失った」と述べた。中国との関係性、コロナウイルスへの暴露は、日本の国内の課題をより悪化させ、世界第3位の経済が2四半期連続で縮小する可能性が高いという懸念を強めているとBannockburn Global Forexのチーフマーケットストラテジストであるマークチャンドラー氏は述べている。

通貨バスケットに対して、ドルは99.744で0.18%上昇し、100マークに極めて近づき、約3年ぶりの高レベルになっている。麻生太郎財務相は21日の衆院財務金融委員会で、「日本売り」との見方も出ている足元の円安進行について通貨防衛の必要性に対する質問へは、為替は極めて機微に触れる話なので仮定の質問には答えられないと答え、通貨安定の重要さから、引き続き22、23両日にサウジアラビアの首都リヤドで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で議論する考えも示した。現在、日本国内では感染経路不明の感染者も報告され、今後の感染速度と範囲の拡大が今後の市場センチメントに影響してくる。


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